僕の「まちづくり失敗」談

震災の後に自分が生まれ育った街について真剣に考えるようになり、積極的に「まちづくり」について考えてきた。様々な勉強会に赴いたり、取り組みのスタッフとして参加したり、行政と地域のつなぎ役なども出来る限りやってきたが、僕の場合結果的には「失敗」であった事が多い。

最近では日本国内の混迷などが誘引してなのか、小さなコミュニティの小さくも大きな意義のある活動がメディアにも紹介されるようになり、それらの成功例が紹介されている。僕自身、本来目立ちたがり屋である部分もあるし、僕がやってきた地域コミュニティ活動を広く知ってもらいたい思いもあったので、メディア側に行きたい気持ちもあった。

実際、様々なコミュニティのハブとして私個人並びに組織が機能し始めた事もあったが、ある時期を境にして尻すぼみになっていった実感がある。

もちろん経過の中で地域にとって良い働きをする事が出来た時期もあったが、それらを踏まえて現時点での総評するとしたら、タイトルにもあるように「失敗」だったと言えるだろう。

ただ「失敗は成功の母」という言葉が示すように、ただ漫然と失敗していては失敗のし甲斐がない。そこは過去の失敗を分析する事で、同様に「まちづくり」を志している人の道標になる事も可能だし、僕自身がこれからの活動を動き出させるためにも必要な作業と考え、この年末という時期からnoteを使って情報発信をしてみようと考えた次第だ。

当マガジンでは、僕が活動してきた事を紐解きながら、その失敗の理由を考察する事を軸に、地域社会の抱える根本的な問題や、そこから引き出される日本の問題点などを書いていきたいと思う。

なるべく一般論的に書くつもりだが、地域社会というテーマ上僕の生活圏がリアルに浮き上がる可能性をなるべく排除するため匿名性を持ったものにする予定だ。

また内容によってはこれまでの経験で導いた理論を開くので、有料テキストにする。無料で読める部分だけでも楽しんでいただけるよう心掛けて作文したいと思うので、お付き合いいただけたら幸いである。

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