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福島県の海のみえる町を歩いた

たくさんのすてきな場所と、ひとと、美味しいものと、

かつてすてきだったはずの、いまは許可無しでは立ち入れなくなった場所や暮らせなくなった場所を、歩いて来ました。
思わずせりあがってくるような光景も、たくさん、目視させていただきました。

想像以上に、復興は過程でまるでおわっておらず、世界が停止したような場所もあり、期待以上に、多くがきちんと過程で、動いていて、生きて活きて息づいていました。

本当に本当にありがたい機会でした。
切に感謝です。

様々な難しいこと考えず、すごく正直にただ肌感覚で感じたことをすこしだけ書き留めておくと、

帰宅困難区域、満員電車みたいな感覚になりました。ある意味では満員電車の方がよほどひとが居られる場所じゃねえな、とも思います。

東京だってまだ復興の過程なのだと思いたいけど、結構取り返しつかないかんじになってるし、どんどん悪い方にいってるから。
都心の原風景って、田畑でも海山でも空でもなく、或いは商店や広場でもなく、焼け野はら、なんだよな。そこから戻れも進めもしてない。かなしい。(だからこそ東京も棄てるわけにはいかない、)
福島をはじめとした、復興を進める多くの村、街は、決してそうならないで欲しいと祈るし、そうならないようにしなければ、と思います。具体的に何かができるのかは、まだわからないけれど。他人事ではない。

今回の旅で出逢ったひとたち、すれ違ったひとすら、めちゃめちゃ温かですてきな方たちだった。毎日のメディア報道みていると、日本に辟易してしまいたくなるけれど、うんざりしている暇はない。

資本だけではなく、いのちやこころが育まれる場所を取り戻すことについて。ふるさとということばについて、自分でももっと真摯に考えてゆきたい。

双葉郡/南相馬市を中心に、
案内していただきました。

本当にありがとうございました。

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