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第四の壁が隔てる蠱毒の舞台

バ蠱毒バーチャル蠱毒の略)のスタダイベが無事終わり今現在集計中であるが、我らが九条林檎の5番目の彼女がぶっちぎりの一位で大変めでたい。

とりあえず興味が無いと言ったが、何もやらないのは流石に不誠実かと思うのでバ蠱毒の正式名称を提示しよう。

最強バーチャルタレントオーディション~極~

だなんていかにも強そうじゃないか。
AVATAR2.0プロジェクトというものが主催している。
AVATAR2.0プロジェクトというのは、SHOWROOMpixivTWIN PLANETの3社が所属している。

そしてその内容だが、簡単に言えば主催者が用意したバーチャルタレント(Youtubeが舞台じゃないからVtuberというのは流石に変だ)のアバターを賭けて、1つのアバターに付き12人(一部例外)で競い人気投票する、という催しだ。

主催者が用意するVタレバーチャルタレントの略)のアバターは全部で5人分

雨ヶ崎 笑虹(あまがさき えこ)
結目 ユイ(むすびめ ゆい)
巻乃 もなか(まきの もなか)
白乃 クロミ(しろの くろみ)
九条 林檎(くじょう りんご)

詳しいプロフィールは各自で調べてくれ。
この五人分の肉体を手に入れるために総勢61人(どなたかが13人いるため)がそれこそまさに魂を削って戦っている。

触りだけだがこんな感じでいいだろうか?
正直ぼくは九条林檎の5番目の彼女しか追っていないので、他の人らはわからんのだ。


さて本題。

前回の記事に『第四の壁』をちょっとだけ出した。
『第四の壁』とは何かと言うと、簡単に言えば2次元と3次元の壁のことと言えばいいか。
もともとは演劇等の舞台と観客を隔てる概念上の見えない壁のことを指す。
創作の中でたまにこの壁を超えて動くものがいる。有名ドコロといえばデッドプールなどか。

バ蠱毒の中には「SHOWROOMには舞台があって観客席があるけど、コメントのやり取りあるし星を投げたりで、別に隔たれてはいないじゃないか」と思うかもしれないが、実はそうではない。
バ蠱毒に登場する役割は大まかに3つ存在する。
バ蠱毒の主役たる『参加者』、彼女らに関心があって配信を見る『観客』、バ蠱毒に関心があってそれらをひっくるめて外側から見る『傍観者
わかるだろうか?参加者と観客は上述の通り近い関係のために『舞台』であると言える。傍観者は『舞台』から遠いため『観客』なのだ。

舞台と1階席、2階席を備えているコンサートホールで想像するとイメージが付きやすいかもしれない。
舞台に参加者が立ち、1階席の特に舞台に近いあたりに沢山の観客。舞台に近いから参加者から顔が見えるだろう。2階席からは舞台と1階席のやり取りは見えるが、舞台からは2階席は遠いし暗いし人が多いしで見えないだろう。


なのに

それなのに
5番目の彼女はこっちを見たのだ。
5番目の彼女はぼくに話しかけたのだ。

前回の記事にも書いたが、ぼくは元々傍観者だった。大勢の中のひとりでしかなかった。しかし参加者である5番目の彼女はぼくを見つけた。ぼくに話しかけてきた。彼女が壁を超えぼくを引き込んだ。ぼくは観客になった。

バ蠱毒のポイントは如何にして傍観者を引き込み自分の観客に仕立て上げるかであると考える。

5番目の彼女の立ち振舞は、傍観者共の手を引いて観客に仕立て上げようとするものではないが、傍観者の目を引いて自ら観客になりたくなるような魅力があった。

正直、声とかはVタレとかに向いてないかもしれない。少なくともぼくは好みでない。
可愛い声の子や歌のうまい子のほうがVタレに向いてるかもしれない。

だけど

だけれど

それでも、ぼくは彼女に魅了されてしまった。
彼女を追いかけていたいのだ。

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