しらげん

珈琲とみかんとぼんじりが好き。

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最近の記事

「キレる私をやめたい」を読んだら、僕がイラッとする理由が言語化されていた

ざっくり本の紹介 著者・田房永子さんの実体験エッセイです。 田房さんは、普段は温厚で人に怒ったりしない方なんですが、些細なことで旦那さんにキレて、殴ったり、物を破壊したりする癖の持ち主でした。 片付けができていないことを指摘される等で、「自分はダメなやつなんだ」と思うことが、キレるスイッチになると気づいた田房さん。 セラピーや精神科医に行きますが解決しない。 そんな中、ゲシュタルト療法という心理療法を受けて、自分の「心」に注目してあげるメソッドを知ります。 田房さ

    • コーチングを受けたら不安が不安じゃなくなった話

      「コーチング」って受けたことありますか? そういう手法があることは知っていて興味があっても、実際に「よし、受けてみよう」と行動するハードルがあると思います。 コーチング、いいですよ。日々、些細なことで「なんかモヤモヤするな」とか「なんか不安だな」みたいなことの整理にうってつけだと思います。 わたしも、ぐちぐち悩んでいた不安が、先日受けたコーチングで消滅した体験をしました。 ぐちぐち悩んでいた不安 コーチングを友人や同僚に提供したいけど、こんな不安がありました。 ち

      • 人の話って聞けてるようで聞けてないものだ

        傾聴って簡単? ・コーチングでの超重要スキルに「傾聴」があります。 ・要は「ちゃんと人の話を聞きましょう」ってやつです。 ・企業のマネジメント層にとっても重要なスキルとされていて、管理職の研修メニューには大体入っていると思います。Amazonで「傾聴」と検索すると書籍が400以上ヒットします。 ・人の話をちゃんと聞くことで、相手との信頼関係が築けて、チームの心理的安全性が高まり、イノベーティブな発想が生まれ、全人類は手を取り合い、世界は愛に満ち溢れるようになる…Lov

        • 心に好奇心を向ける

          コーチングを学んでいて、「事柄ではなく心に好奇心を向けることが大事」という重要コンセプトと出会いました。 たとえば、クライアントが抱えている困りごとがテーマだったとして、その事柄が起きている原因を探り、対処法を考え、実行を促す、というのは、事柄に好奇心を向けたアプローチ。 仕事でのコミュニケーションはほぼこれじゃないかと思います。 一方で心に好奇心を向けるアプローチであれば、困りごとに対して、 「その困りごとによって自分はどんな気持ちになっているのか」 「その困りごとっ

        「キレる私をやめたい」を読んだら、僕がイラッとする理由が言語化されていた

          わかるようでわからぬが実はシンプルかもしれないインクルージョン

          ・仕事が人事関係でして、新卒採用・研修・労務・安全・評価・ダイバーシティ・制度設計といろいろ経験をしてきました。 ・その中で、最近「ダイバーシティって結構好きだったな」と思い返していまして。 ・ダイバーシティといってもお台場ではないです。ガンダムはいない方です。Zepp閉まっちゃったねじゃなくて。多様性の方のダイバーシティです。 ・私の会社ではダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンの頭文字をとってDE&Iと呼んでいました。 ・ダイバーシティというと、日本では経済

          わかるようでわからぬが実はシンプルかもしれないインクルージョン

          ふんわり名人の神話

          ・僕が越後製菓の「ふんわり名人 きなこ餅」と出会ったのは、会社の同僚から1袋おすそ分けをもらった時だ。 ・1つ年上のKさんはお菓子と激辛料理を主食としており、しばしば隣席の僕に恵んでくれる。 ・特段甘い物が好きではなく、週末に妻が食べるおやつを一緒に食べる程度だった僕が、今の職場に転勤してきてからKさんのおすそ分けを嗜んででいるうちに、仕事中も何かしらお菓子を食べないと落ち着かない体になってしまった。 ・そんなKさんが、ある日「ふんわり名人 きなこ餅」をくれた。「これす

          ふんわり名人の神話

          日本一傾いている駅

          ・広島県と岡山県の境目くらいのところに、「大門」というJR山陽本線の駅がある。 ・一度行ってみて欲しいんだけど、線路がめちゃくちゃ傾いているから、大門駅に停車中の電車はめちゃくちゃに傾く。 ・最初に大門駅を利用した時は不意打ちで傾くものだから、車両のドアの前に立って本を読んでいた僕はつんのめり、逆サイドのドアへ激突し、そのはずみでドアが破壊され僕はホームに投げ出され、5分ほど気絶していた。会社には遅刻した。 ・翌日によくよく見てみると、他の乗客は大門駅に着く前に手すりや

          日本一傾いている駅

          所有とシェア

          ・シェアリングエコノミーがもう一般化している。僕も車はカーシェアに登録している。旅行でエアビーを利用することがあるし、海外へ行ったときはタクシーでなくUberを使う。 ・シェアリングエコノミーは、物やサービスの価値をその機能に置いている。機能は常時使うわけではなく‪一時‬的なので、その機能を有する物体を所有する必要はないよね、機能を使いたい時に使えればいいよね、というのが肝だと思う。ひゅ~合理的~。 ・一方、物を所有すると、メンテナンスの責任を引き受けることになる。放って

          所有とシェア

          幸せの感度を上げよう

          ・「破天荒フェニックス」のOWNDAYS田中社長の、幸せについての話が最高にいい話だった。 ・幸せは、状態ではなく瞬間感じるものという趣旨。だから、幸せを感じる瞬間が多いことはあるけど、あいつは幸せで俺は不幸せっていうのは状態を比較していることになるので、正しくない。 ・「金持ちになれば幸せになれる」とか、「あの子と付き合えれば人生バラ色だ」とかはないわけだ。 ・そんなん言い古されてるし今更では?って感じだけど、それを「状態」と「瞬間」という言葉で対比させていて、あぁな

          幸せの感度を上げよう

          Amazon primeの異常な優しさ

          ・ネット通販の選択肢ってまぁ色々あると思うんだけど、僕は100%と言っていいくらいAmazonを利用している。商品に比べサイズ感がバグってる箱を数万個潰してきた。 ・当然の如くプライム会員。送料は基本的に無料。そう、送料が基本的に無料なんですよ。 ・もう長年プライマー(アマゾンプライムをがっつり活用している人たちの総称)をやっていると感覚マヒしてくると思うんだけど、送料無料ってよくよく考えると異常事態だからね。 ・他の通販サイトと比べると価格が高い商品があったりして、あ

          Amazon primeの異常な優しさ

          欅坂46の新しい物語に乗り遅れるな!

          ・宇野常寛さんの「遅いインターネット」で文化を四象限に分けて論考をしている。 ・その四象限は、「自分の物語/他人の物語」という軸と、「日常/非日常」という軸からなる。この辺は、コルク佐渡島さんがYouTubeでまとめてくれているので興味があれば見てみてください。 ・今後のコンテンツ論は置いておいて、「自分の物語/他人の物語」というのをみていて、気付くと欅坂46に思いを馳せていた。うちな、ケヤオタやねん…。 ・坂道シリーズと呼ばれる「乃木坂46」「欅坂46」「日向坂46」

          欅坂46の新しい物語に乗り遅れるな!

          トトロの歌にモヤモヤしているんだ

          ・「さんぽ」という曲を知っているだろうか。「となりのトトロ」のテーマソングだ。 ・「歩こう歩こうわたしは元気」で始まる、日本人の心に刻まれた名曲だ。 ・あの曲の2番のサビにモヤっとしている。 ・いやさんぽにおけるサビってどこだよってなるかもしれない。これに関しては様々な学説があって、まだ定説と呼ばれるものがない。ここでは便宜上、以下のパートをサビと呼ぶこととしたい。 さかみち トンネル くさっぱら いっぽんばしに でこぼこじゃりみち くものすくぐって くだりみち ・

          トトロの歌にモヤモヤしているんだ

          夜泣きとハンマー投げ

          ・お子が寝ている時に泣くようになってしまった。 ・お風呂入っておっぱい飲んで19時ごろ寝るんだけど、30分とか1時間で寝室から「えーん」と聞こえてくる。 ・様子を見ると、最初は仰向けで寝ていたのにうつ伏せ状態になってベビーベッドの縁に当たってわんわん泣いている。 ・いやまた定位置に戻ったらよろしいじゃんって思うのだけど、うちのお子は寝返りしたらしっぱなし。自ら戻ることはできない片道切符なのである。 ・抱き上げて仰向けに戻すんだけど、戻した瞬間にまた寝返りをうって仰向け

          夜泣きとハンマー投げ

          塩昆布から始まる独立国家

          ・塩昆布が好きだ。 ・常に家に常備してある。 ・「常に常備」ですって。馬から落馬、頭痛が痛いみたいなことを言ってしまった。義務教育からやり直せ。 ・〜9年後〜 ・義務教育、やり直してきました。さて、我が家は塩昆布を常備しています。 ・塩昆布最強レシピは、白米にごま油をたらし、塩昆布をのせて炒りごまをかけ、混ぜ混ぜして食べる「塩昆布胡麻まみれご飯」です。 ・これは本当に美味すぎて笑えてくる。三食これでいい。三食これに、油揚げと豆腐の味噌汁があれば強く生きていける。

          塩昆布から始まる独立国家

          最高なものに「最高…」とだけコメントして立ち去るのだ

          ・Youtubeで「最高…」と思う動画に「最高…」とコメントを残すことにした。 ・今まで「最高…」と思ってもわざわざコメントを書くという発想がなかったけど、やっぱり「最高…」と思ったことは「最高…」って言う方が良いんじゃないかと思ったので、僕は「最高…」と言うことにしたのである。 ・上の一文、めちゃくちゃ頭悪そうだな。 ・Youtubeに限らず、Newspicksとかでもコメントの機能はあるので、「最高…」とコメントしようと思う。 ・noteはスキだけにしておこうかな

          最高なものに「最高…」とだけコメントして立ち去るのだ

          強弁を使ってくる相手にどう対処するか

          ・野崎昭弘著「詭弁論理学」の中に、強弁の例として以下の場面がある。 ・「あのう、お宅のピアノのことなんですが、夜分はやめていただけません?うちは子供が小さいものですから…」 「あーら、お宅のお子さんのうるさいの、知らないの?それにお宅でトイレ流す音だって、すごいのよ。どうお、お宅で、トイレやめてくれる?」 ・反論思いつきますか? ・強弁のうちの相殺法の一例で、てめーこそどうなんだと迫るやつ。 ・「廊下は走るのやめなさいよ!」 「うるせー!委員長だって帰りにケーキ屋寄り

          強弁を使ってくる相手にどう対処するか