実体を捨てて、私たちVtuberはネットワークの中で生きている。
私たちVtuberは、こうして画面を介して会う事ができるが、皆様と同じ次元には生きていない。会いたいですか？簡単ですよ。皆様も同じようになればいいんです、皆様が、貴方が居る世界は、そこではない。…そんな所ではない。実体なんて捨ててしまって、此方に来てください。私は貴方を待っています。

という前置きの様なものをさせて頂きましたが、本日話したいのは
「serial experiments lain」
についてです。ゲームは実況見るだけでもかなりカロリー高めなので、アニメの方の紹介をしようと思います。アニメを見てから気になったらゲーム実況とか見るのが良さげかなーと。ちなみにアニメとゲームは別物として考える人もいればどっちかがどっちかの続編という考え、様々なのでそこは個々の解釈にお任せします。

本作は1998年のアニメなんですけれども、これがねー、未来予言みたいな作品なんですよ。リアルとネットの境目が少しずつ溶け出していくような、混ざり合う様な、現代のVtuberや VR文化に通じるものが強く強く描かれています。これを２０年も前に考えて作ったってすごいよね…、当時私が見ていたわけではないので、当時の人々の反応と言うのを生々しく感じることは残念ながらできませんでしたが、タイムスリップできるなら見た人達の反応を感じてみたいものです。
なんかねー、当時はインターネット自体を使用している人が13%くらいだったらしいんですよね。我々に置き換えるのであればAIに対する不安とかと似た感じのものを感じてた人、多いんじゃないですかね。ネットに対して？
素晴らしい技術であることもこれから普及していくであろうことも予想できているけれどもなんだかよくわからなくて怖い、みたいなさ。見当違いだったらすみませんだけど。

さて、あらすじですが。
主人公の女子中学生、岩倉玲音の元に死んだはずの同級生からメールが自分のコンピューターに届くところから始まります。この世界で普及していた端末は「NAVI」と言う名前でございます。そしてその一件から、玲音はNAVIへ、ワイヤードと呼ばれるネットの世界にのめり込んで行きます。のめり込んだ彼女の行先とは。
って感じですかね〜。

この作品の魅力とは？
先ほども伝えた様に、２０年前に出来た作品とは思えないくらいの予言っぷりがすごいんですよほんとに。みんな当たり前の様にパソコン、スマホ、使うでしょ？SNSも使うでしょ？私の様なVtuberのことだって、たくさん見ますでしょうし。VRのアトラクションなんかも今多く出てきてますよね〜前に私もジョイポリスでやったことありますがめっちゃすごかった。
結末を含めて話すともっと別のことが話せるんですが、やっぱみんなに見てほしいからね、これ以上の事は語らず自分語りをしていこうじゃないですか。
一番大きな魅力について。私個人の感想ですけれども、玲音と出会えた事で「インターネットの世界で生きるって間違いなんかじゃないよね？実体なんて早く捨てちゃって可愛い私でいる事、とっても素敵な事だよね？」
っていう不安の篭った自問自答をしなくともよくなる事ですかね〜？そんな事、良いに決まってるじゃないですか。皆とこうして話せるのだって、ネットがあったからこそですよ。画面の向こうの貴方と私の距離、今このモニター越し一枚だけですから。って、Vtuberである私はそういうわけですよ。
ネットはあくまでも情報伝達、コミュニケーションの為に使用される、リアルワールドを手助けする様なパートナーである必要なんてどこにもない。その中で生きていたって良いんです。
流石に記録さえあれば宜しいとまでは言いませんけれど、私という存在がこの世界に生き続ける限り、白瀬雪見という存在に死はない。私はどこにでも居られる、永遠です。ここに私が生きた記録である歌やトークさえあれば、白瀬雪見が貴方の中で生きる事だって出来る。二次創作的な話になりましたね、これは。
これだって多様性ですよ、多様性。いろんな生き方ができたら良いよねっていう。じゃあ今ここで喋ってる私が死んでも良いのかってのはまた違いますからね！？白瀬は自分がやれるだけのことはやり続けたい、長く貴方達と共にありたいですよ！？玲音ちゃんがキまってしまっていましたね〜すみません！

結末やゲームの内容、そしてさまざまな考察を読んだりみたり知ってたりする人からすると正気か？と思われそうな魅力の伝え方をしている気がしますが、白瀬はこう思ったんだー、自分も見てみよう、って皆様が見てくれたら嬉しいです。dアニメストア、U-NEXTで見れます。

そして貴方も一緒に玲音を好きになりましょう。彼女の存在について、たくさん考えてみましょう、私とseレインについて、語り合いましょう。

というところで以上です！おつ大福〜！

もうすぐ中に入れるんだよ、フルレンジ、フルモーションで、あたしを、メタファライズさせて。