しらたまさん

しらたまさん

マガジン

  • 最近のnoteの中で特に大好きなものベスト3

    どれも本当におもしろいのですが、その中でも特に大好きなものをクリップさせていただきました

最近の記事

節分で強くなりたいと思った話

これは、私が働いている幼児教室での話。 3歳のかわいい男の子が楽しそうに走り回りながら授業を受けていた。 そしてふと、壁に反射した小さな光がチロチロ動いているのを見つけて不思議そうに私に聞いてきた。 「あれは、何?」 そこで私はちょっと冗談を言おうかなと思いつき 「あれは、妖精じゃない?」 と答えた。 その子はきょとんとして固まっていたので、あぁ、なるほど、この子にはまだ妖精の概念が無いんだなと思い 「神様かもしれないね」 と言い直してみた。 そして彼の顔を見る

    • ゾンビが両手を前に突き出してる理由

      「ゾンビってなんで手を前に出しているの?」 ふと、子どもから発せられた疑問。 確かに、イメージするゾンビはどれもだいたい両手を、手の甲を上にして前に突き出している。 その質問に対して真っ先に思ったのは 前にいるであろう生きている人間に縋り付こうと、噛もうという気持ちから前に出しているのではないかということ。 けれど、はたしてそうなのだろうか。 人間がいない場所でも前に出して移動している気がする。 そこから考えられることは バランスをとっている ということ。

      • 絶望の阿部寛

        人生で絶望を味わったことはありますか。 私はあります。一度だけ。 それも、たった4文字で。 今まで生きてきた中で「キツイなー」と思ったことは何度かあります。 初めて付き合った高校1年生の時。 別れた後も「やり直してほしい」と言ってくれた彼が次に付き合ったのは 明るくて性格もいい、人気者で ものすごく美人なドイツ人の女の子。 キツイ。 なんで私とはすべてが真逆の女の子と。 どこがどうなってそうなったのか、納得いくまで説明してほしい。 尖りきっていた大学1年生の時。 ク

        • 今年のR-1決勝進出者が発表されたけど 私の中では2020年のR-1が1番心に残ってる。 予選からずっと追いかけてたから。 本気で応援して熱くなったし泣いた もう3年も経つのか この先R-1であんな気持ちになることはないんだろうな。 幸せな時間だった。 楽しい時間はあっという間。

        節分で強くなりたいと思った話

        • ゾンビが両手を前に突き出してる理由

        • 絶望の阿部寛

        • 今年のR-1決勝進出者が発表されたけど 私の中では2020年のR-1が1番心に残ってる。 予選からずっと追いかけてたから。 本気で応援して熱くなったし泣いた もう3年も経つのか この先R-1であんな気持ちになることはないんだろうな。 幸せな時間だった。 楽しい時間はあっという間。

        マガジン

        • 最近のnoteの中で特に大好きなものベスト3
          3本

        記事

          ラプンツェル ファイナルステージ

          他者と話をする時、私が気をつけていることは 要点をまとめて簡潔に話す、ということ。 わかりやすく、相手に伝わるためにそうするのが正しいと学校でも習った気がする。 だけど。 幼稚園の年長さんの男の子と話していた時の事。 1枚の写真を見ていた。 ラプンツェルのお城の絵。 「すごく高い建物だね」と彼。 『そうだよ、お家なんだよ』と私。 「一番上にお部屋がある」 『そうだよ、女の子が住んでいるんだよ』 ふんふん、と和やかな時間が流れていたはずだったのに。 「あれ?これ

          ラプンツェル ファイナルステージ

          近所のタイ料理屋さん、タイの映像を流しているんだけどいつも目が離せない。カラオケのオリジナル映像みたいな内容なんだけど、20年前くらいのファッションセンスの女性が口いっぱいに含んだ水を勢いよく空に向かって吐き出している男性にうっとりしてた。水のキラキラを目をキラキラさせて見てた。

          近所のタイ料理屋さん、タイの映像を流しているんだけどいつも目が離せない。カラオケのオリジナル映像みたいな内容なんだけど、20年前くらいのファッションセンスの女性が口いっぱいに含んだ水を勢いよく空に向かって吐き出している男性にうっとりしてた。水のキラキラを目をキラキラさせて見てた。

          片思いをしている相手や謝りたい相手へ「気持ちが伝わりますように」って言うけれど、本当は「自分の思い通りになりますように」って願っているんだと思う。 多分、言葉にして相手に伝えた段階で気持ちは伝わってる。その上での相手の行動が自分にとって納得ができないだけ。 相手にも気持ちがある。

          片思いをしている相手や謝りたい相手へ「気持ちが伝わりますように」って言うけれど、本当は「自分の思い通りになりますように」って願っているんだと思う。 多分、言葉にして相手に伝えた段階で気持ちは伝わってる。その上での相手の行動が自分にとって納得ができないだけ。 相手にも気持ちがある。

          デートに誘ってもらっても自分の仕事を優先して断ってしまうことが「自分勝手で悪い」のではなくて、パートナーのことを枠組みでしか見てないことが「自分勝手で悪い」。 自分勝手な人は、過去のパートナーと同じ扱い、同じ流れで接して本当の相手のことを見ていない。 人生はゲームではない。

          デートに誘ってもらっても自分の仕事を優先して断ってしまうことが「自分勝手で悪い」のではなくて、パートナーのことを枠組みでしか見てないことが「自分勝手で悪い」。 自分勝手な人は、過去のパートナーと同じ扱い、同じ流れで接して本当の相手のことを見ていない。 人生はゲームではない。

          自分勝手な人の怒りの原因のほとんどが、相手を型にはめてその理想から外れることにあると思う。 例えば、こういうパートナーが欲しい、パートナーはこうあるべき、自分をこう扱うべき。 ただそれと同時に、理想通りだと物足りないと感じてしまう。 自分の想像を超えないから。 矛盾している感情。

          自分勝手な人の怒りの原因のほとんどが、相手を型にはめてその理想から外れることにあると思う。 例えば、こういうパートナーが欲しい、パートナーはこうあるべき、自分をこう扱うべき。 ただそれと同時に、理想通りだと物足りないと感じてしまう。 自分の想像を超えないから。 矛盾している感情。

          「自分勝手」の定義は、他人の気持ちを無視して自分の好きなようにするというよりも、自分や他人を型にはめて理想を押し付けることだと思う。 自分はこうあるべき、こういう扱いを受けるべき。 そしてその通りにならないと悩む。 同じように他人も、パートナーは子どもは上司は部下はと決めつける。

          「自分勝手」の定義は、他人の気持ちを無視して自分の好きなようにするというよりも、自分や他人を型にはめて理想を押し付けることだと思う。 自分はこうあるべき、こういう扱いを受けるべき。 そしてその通りにならないと悩む。 同じように他人も、パートナーは子どもは上司は部下はと決めつける。

          幸せになるためには「自分を大切にする」といいといろんな自己啓発本には書いてあります。 相手の顔色をうかがわない、周りの評価で自分を評価しない。 ただ、「自分を大切にすること」=「自分勝手・自分本位」ではないと私は思います。 間違った自分を大切にする方法はどんどん幸せから遠ざかる。

          幸せになるためには「自分を大切にする」といいといろんな自己啓発本には書いてあります。 相手の顔色をうかがわない、周りの評価で自分を評価しない。 ただ、「自分を大切にすること」=「自分勝手・自分本位」ではないと私は思います。 間違った自分を大切にする方法はどんどん幸せから遠ざかる。

          背番号のストーリー

          大人になったらなくなるもの。 そのひとつには、損得勘定のない純粋な恋心があると思うのは私だけでしょうか。 あれは中学最後の体育祭。 男女混合で全員強制参加のクラス対抗リレー。 私がバトンを渡す相手は、2年間以上ずっと片思いをし続けてきた人でした。 直接話したことがあるのは、話しかけてもらったほんの数回だけ。 ただその数回は私にとって、忘れられない幸せな時間でした。 クラスのみんなは同じ「4」組の背番号を背負い、バトンパスの練習やトラック半周の100メートル走の練

          背番号のストーリー

          「優しさ」って自分が与えることだけじゃなくて受け取ることもとても大事。 理解できる優しさの幅が狭い人は、たくさん優しさをもらっても少ししか受け取ることができない。 それってとてももったいない。 幸せになる近道はきっと、人からの優しさに気がつく想像力と視野の広さ、そして経験と知識。

          「優しさ」って自分が与えることだけじゃなくて受け取ることもとても大事。 理解できる優しさの幅が狭い人は、たくさん優しさをもらっても少ししか受け取ることができない。 それってとてももったいない。 幸せになる近道はきっと、人からの優しさに気がつく想像力と視野の広さ、そして経験と知識。

          希望は時には、残酷で。

          「希望」 辞書で調べると 1 あることの実現をのぞみ願うこと 2 将来に対する期待。また、明るい見通し。 とあります。 とても素敵な言葉。 でも、それと同時にとても残酷な言葉でもあると私は思います。 これは私が何年も前に聞いた話なのに今でも引きずっているくらいショッキングな話なので読みたくない方はここで読み終えてください。 大丈夫でしょうか? マウスを使ったある実際の実験のお話です。 足のつかない高さまで水がはられた容器にマウスを入れ、強制的に泳がせるという実験

          希望は時には、残酷で。

          残金50円の幸せな人生

          これは、知り合いの中学生の子が話してくれた修学旅行の思い出の話です。 最近の修学旅行はみんなで同じ場所に観光に行くのではなく、7人程度の友達グループに分かれて班行動をしながら、自分たちの好きなところへ自由にいくことができるというシステムなんだそうで。 事前にある程度役割分担を決め、行きたい場所を決め。 移動はタクシーで。1日専属で回ってくれて料金は不要なんだそう。 そして子どもたちはみんなそれぞれ9,000円のお小遣いをもって行っていました。 それがとても素敵なお話

          残金50円の幸せな人生

          1億円を手にしたい子どもの夢をつぶしてしまった話

          中学生の子がテレビで見た話をしてくれました。 「二人の男の人が銀行強盗をして1億円を手にしたんだよ。もう一生遊んで暮らせるんだって言ってた。僕も欲しいな、銀行強盗は一気に大金を手にできる。」 と、目を輝かせて。 そうだね、1億円あればいろんなことができるね。 夢が広がるよね。 銀行強盗が成功するのは難しいかもしれない。それを成功させたとして。 捕まらないことなんて難しいかもしれない。でも逃げ切れたとして。 そのお金は他の誰かの大切なお金だと思うけれど、そんなの気にし

          1億円を手にしたい子どもの夢をつぶしてしまった話