今年は夫の胃の通過障害による入院から始まった。

胃がんだったらと不安だったか幸い逆流性食道炎だった

それからは
＊トン・コープマンオルガンコンサート(広島エリザベト音楽大学)
＊バッハ・コレギウム・ジャパンの「ロ短調ミサ」(アクロス福岡)
＊斎藤秀範バロックトランペットコンサート(熊本ルーテル健軍教会)

と素晴らしい古楽コンサートに恵まれた初春

熊本の阿蘇に泊まり、初めて南阿蘇を一周

ミフネテラス(サウナが凄い)
にも泊まり、母に面会した

ダイエットに励み、週3回の水泳、毎日2、3キロのウォーキングも欠かさず栄養バランス考えて料理を作った

８月は夏バテ症状で痩せていき、９月に食欲不振が悪化し、胃カメラでスキルス胃がんと判明

１０月に大学病院で、年は越せないと余命宣告
漢方の煎じ薬を飲み始める

このあたりから水泳していたのに急激に筋肉が落ち、股関節の痛みが出始め、杖歩行になる

熊本に２回行き母に面会
阿蘇に一泊

１１月はベッドから起き上がりが難しくなり、電動ベッドを借りる

１２月更に歩行がおかしくなり室内で転倒
骨盤骨折(寛骨臼)し
入院する

前半のなんと幸せだったことか
大好きな古楽コンサートに沢山行けて
天使に包まれる感じがしたし、旅をした

後半は青天の霹靂

だが
漢方で
まだ生きている

股関節とか骨折は大変だし
身動きできないしんどさはある

神様をうらみ
早く死にたいとすら思った

それでも

まだ娘も誰も迎えに来ない

整形外科的な部分は回復中だ

あとは徐々に詰まりやすくなりだした胃が
転移が
どうなっているのか

これはわからない

身動きできない状態はなかなかしんどい

しかしまだ生かされている

とりあえず
今日１日を生きていく

それしか出来ない

神様は近くにいるのか

私の生命の時間はあとどれくらいか

ただ

ただ
時間が過ぎゆくのを待ち

少しでも自立できるようにやっていくだけだ

大学の課題を少しやれるようになった

間に合うかわからないが
ちょっとずつ前へ

明日も明後日も
ちょっとずつ生きていく