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『うつらうつら移りける辞』#0

「書く」という行為に向き合う時間が減っているので、感性が乏しくならないように何かしらを考えて、文字に記すための投稿

タイトルは思いつきで決めた  何なら不定期の日記でしかないと思う

「うつらうつら」ってかわいいな  眠さによってぼんやりとしている様子を表す副詞らしい   反対にはっきりと、まざまざとというような意味もあるそう


意識の中では我々はとても眠くて、あらゆる輪郭がぼやけてしまっていく

うつらの先にはねむりがいて たどり着いたらさっきまでの世界が一つの点描画に変わって停止する

ねむりの最中には多くが覚醒する 有機物の中にはパラレルワールドがあって、きっと見えてないそれの方がエネルギッシュなんだろうなぁ

完成された彼らには常に維持装置が駆動していながら、線を引かれない粒が漂い続けている

彼らをBとすればBの対岸に明かりが灯る間は、維持装置は機能が低下してしまう

対岸では併置混色によってしか色を映し出せないでいる なんとなくかわいそうに思えてくるが、それがしかるべき宿命なのかもしれない



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