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『うつらうつら移りける辞』#11

前回の記事から2ヶ月近く経過していた

さぁその期間は一体何をしていたんだろう  右と左くらいはなんとなくわかってた触覚性の中で時間の流れていく様子を対岸の火事をただ見殺しにしていくように生活をしていたような気がしている

ちょっとした変化はあったらしい 

 7月の長雨とコロナウィルス  ある程度の秩序を持って半ば恣意的な区画整理を行われたはずの暦に反復性がほとんどと言っても過言ではないほどに感じられなかった  そいえば6月ってなにがあったんだろう  きっと何かしらのデータを見れば思い出せる

温度計の水銀はいつの間にあんなに背伸びが得意になったんだろうなぁ  暑さに刺されながら急流の趨勢に足をとられて8月が過ぎていってしまうのか

薄氷に体重をかけてしまったような救われぬ恐怖感を感じながら  

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