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会社経営を行う上での最優先事項は潤沢なキャッシュを如何に作るかです

過去3回に亘り私の提唱している、

1,スピード感を持って月次決算を行いましょう!(もし、月次決算ができなければ、まずは試算表の作成スピードを上げましょう)
これによって社長の頭の中のイメージと、現状の誤差を少なくできます。(BS)

2,経費の色分けをしましょう!
売上に繋がる経費と会社を守る経費は戦略を立てて投資すること(PLからBSへ)

について解説してきました。

過去私の投稿を読んで頂いた方にはお分かりのように、会社経営を行う上で最優先すべきは『潤沢なキャッシュを如何に作るか?』という考えです。

そして、『新たなキャッシュを生み出す』には、やはり売上を生み出し続けるしかありません。

節税・利益の繰り延べ・経費削減等

会社経営においては、どれを取っても売上がなければ何の意味も持ちません。

では、今回からは売上についてお話を進めていきたいと思います。

日本人に多い勘違いしがちな事

まず第一に、商品やサービスがなければ商いはスタートできません。

そして、その商品やサービスの価格と価値が同等以上になることで、初めて『買ってもらう』ことができます。

という事は、商品やサービスを徹底的に追求し、更に付加価値を付けていくという作業が必ず必要となる訳です。

ここで勘違いしてはいけない事は、商品やサービスを『とりあえず』作り、スタートすれば良いのですが・・・

日本人は完璧なモノを世に出すために、妥協を怠らない人種だと考えています。

新しい商品・サービスを作るとき「こんな状態で世に出して良いのか?!」なんて考えていませんか?

しかし、ビジネスにおいてはスピード感が求められる世界なので、完璧なモノを出す頃には時代が変わっているなんてことは当たり前のように起きます。

ですから兎に角早く、まだ不完全な商品やサービスでも提供スタートしてしまえば良いのです!


現場で成長させていく

「でも、さっきの話、不完全なものにお金をもらえないですよね?」

そうなんです。不完全であるなら、まずは無料で提供しても良いわけです!

そして、お客様の声や現場の声を聞きながら、アップデートして『売れる商品』にしていくことが大切になるのです。

ポイントは、不完全なモノはお試し無料にて『体験』を提供してしまう!

そうする事で、机上で考えるよりも圧倒的なスピード感で商品やサービスを形作ることができます。

例えば私の場合、中小企業の顧問料として最低月額10万頂いています。多いところは月30万で顧問を受けています。

ですが、私はこのサービスに最初は値付けをできませんでした。

宮島大輔という人間が中小企業にとってどれだけの価値があるのか分からず、初めての試みということもあり最初はお試しからスタートしたのです!


お客様に価値を決めてもらう

そして、お試し期間が過ぎた時に、新たにパートを雇う以上の価値を感じて頂ければ月10万。

新たに従業員を雇う以上の価値を感じて頂ければ、月30万頂いています。

当然ですが、10万と30万では会社への関わり方が大きく違います。

契約の中で『今後私の必要価値が高くなれば顧問料を上げる。必要価値が下がれば顧問料を下げる』ということを、前提にした契約の為、顧問先は5社しか持たないと決めています。

私の関わり方では5社以上の顧問先を抱えても、逆にお互いにメリットがなくなってしまうのです。

なので、5社に対してのみ最大限に価値とメリットを提供して、お互いwin-winの関係を構築しています。

ですが、日本の中小企業は約380万社あり、日本の中小企業に貢献していくには5社しか関われないのでは私の目指すことは実現できません。

そこで今現在、私と同じような立ち位置で中小企業へ貢献できる人の育成を行う環境を準備しています!


世の中の流れに乗り遅れない最善の方法

話が少し逸れましたが、このようにとりあえずお試しでスタートしながら、商品やサービスを追求する過程で、人を巻き込み様々なアドバイスやアイディアを集めてアップデートし続ければ良いのです。

あなたが今この投稿を読んでいる、そのスマホだって同じではないでしょうか?

毎日のようにアプリのアップデートがありませんか?

数ヶ月に一度はOSのアップデートがありませんか?

そういう事なのです。

まずは今ある商品やサービスを見つめ直しアップデートするということや、更には新商品や新サービス作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

次回以降に、私が行なっている財務を絡めた具体的な手法も公開していきますね!

では、また次回^ ^

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中小企業コンサルタント。 独自の財務分析手法である『田目財務』を考案したり、オンラインサロンの『未想塾』や業種横断型ローカルビジネスネットワーク『たよりーtayoly』を企画・運営を行っている。 https://www.facebook.com/dai.overtake