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UAEに一人旅してきた話⑦

これの続きです↓

未来博物館を離れて
私は外でドバイ人男性と
待ち合わせていました。

地元の方なので車を持っていて
最初車でガイドしてあげるよ
ということでしたが

出会って間もない人の
初回の旅行でいきなり車に乗るのは
さずかに怖いので
人目の多い観光地限定で
ドバイメトロで行動することを条件に
一緒に行動することにしていました。

合流後にわかったのですが
どうやら私は未来博物館から
メトロとは反対側に出ていたようでした。

その後第二の目的地である
世界一のビル
ブルジュハリファに向かいました。

ブルジュハリファは高さも世界一ですが
入場料もバカ高いということを
事前情報で私は知って覚悟していました。

ドバイ人の彼は
入場料も全て払うと言ってきたので
私は入場料がどれだけ高いか
アピールしましたが
この時の彼はまだ
あまり気にしていなかったようでした。

長くドバイ在住でありながら
一度も行ったことがないようです。

やはり地元の人は
地元の観光スポットに行かないのは
どこの国も同じようです。

ドバイモールに着いて
入り口のあたりで
トルコアイスが売ってあったので
「買ってあげるよ」と
ご馳走になりました。

トルコアイスのお店の店員さんは
マジシャンのようで
アイスを作る過程で
様々なパフォーマンスを見せてくれました。

私はレジ横にあるチップ入れに 
チップを入れました。

そういえばチップについてなのですが 
ドバイでは今チップは必須ではないらしく
タクシーの際でも
「チップは要らないよ」と言われ 
ガイドブックとは相違があると感じました。

アイスくらいでならよかったのですが
同行のドバイ人男性は
なにやらこの先の料金も
一切お金は出さなくていいよ
というようなことを言ってきました。

さすがにそれは返せないので
私は「自分の分は出させてくれ」
というようなことを
何度も伝えましたが
かなり強情で本当にお金を出させまいと
していました。

この辺りから彼の下心のようなものが
見え隠れしたので
私は早い段階から
「日本に婚約者(本当はただの彼氏)が
  いるから変に期待を持たれても困る」
と言いました。

彼はあからさまに落ち込みましたが
一度自分がお金を出すと言ったことから
引っ込みがつかなくなっているのか
その後も「自分が出す」の一点張りでした。

そして押し問答をしながら
ドバイモールを歩いていくのですが
行けども行けども
隣接しているはずの
ブルジュハリファの入り口に
着きませんでした。

行く先々で店員さんに道を尋ねるのですが
なかなか辿りつかないため
彼も少し苛立ちが見えていました。


つづく

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