思えば私は好きな人ができても
卑屈な態度しが示すことが出来ず
逆に相手に誤解されて嫌われてということが
多かったように感じます。

なぜそうなったのかの原因の一つに
その場の人間関係において自分の市場価値の低さを肌で感じていたからです。

だからどこかで
「こんな嫌われ者の私に好かれたって
　迷惑なだけだろう」
と思ってしまっていたのです。

インキャで運動神経の悪かった私は
学校では自分の市場価値を
上げられなかったものの

大学時代の
「自分の稼ぎだけでやりくりをしないといけない」という環境が
仕事熱心だという印象を
周囲に与えることが出来て
そこから自分の市場価値が
上がっていくような感じがありました。

嫌われ者ではない環境だと
私は怖がらずのびのびと恋愛出来るのです。

これはひとつの真理かもしれません。

つまり自分の市場価値が高いと
感じられる人間関係においては
恋愛強者になれるのです。

またキャバクラに関しても
この作用が働くと感じました。

キャバクラの女の子というだけで
お客様から
「お金払ってまで指名して喋る立ち位置の子」
という前提条件が出来上がっているため
最初から恋愛強者に立っているようなものです。

私はそのような状況下で
「こんなイケメンが？」
と思うような素敵な方が
自分を指名してくれるという経験を
することによって
より恋愛というものは思い込みの世界なんだと感じさせられました。

そこで私はそんな素敵なお客様の中で
ひとりのお気に入りのお得意様が出来ます。

彼も見た目はかっこいいのに
実は女性経験がほとんどない
純粋な人でした。

この方とはタイミングが合わず
付き合うことはなかったのですが
強面な見た目な割に
ものすごく尽くしてくれるタイプの方でした。

つづく