見出し画像

問題解決フロー〜長期のお客様との関係〜

ある時夜中に夢を見て
目が覚めました。

常連の長期のお客様に
謝りながら説明していました。

「もっと安くしてあげたいんですが
 正直言って今までが
 学割のキャンペーン利用して 
 ずっとやってきた
 綱渡りの状態で
 これからじゃこのやり方は
 通用しないってこと
 身に染みいるところです。」


連休の中日に
楽しいお酒を飲んで寝落ちをしていたのに
こんな仕事の夢を見てしまったのです。

最近考えている悩みのひとつで
私は自分宛にきてくれる
複数名のお客様に対して
何も生んでいないことに対して
無力感を感じていました。

昔からよく言われることですが
長期で同じキャリアを使い続けたとて
新規の方のキャンペーンには敵わないこと。

なんとか解約新規で恩恵を
受けてもらおうと考えても
もう通話しづらくなっていること。

所詮私のお客様ではなく
胴元のキャリアのお客様であること。

「CIS」とか言って
リピーターのお客様を
増やす取り組みを強要される反面

実際にスタッフ個人が
長期的にお客様を持っていると
現場ではあまり喜ばれないという矛盾。

私宛に来るたびに
差し入れを持ってきてくださっても
立場上お返しすることもできないこと。

ネガティブな気持ちを抱える私は
溜め込んで爆発する前に
上長に相談しました。

今の上長は
優しくてどこか達観したところがあり
そんな時もありますよね。
 でも忘れないでくださいね。
 ひとりじゃなくみんながいるんで

と暖かい言葉をかけてくれて
少し涙ぐんでしまいました。

ただ
この言葉は本当の意味で
私を救ってくれるものではありませんでした。

なぜなら前述した悩みで言うと
私と同じ悩みを抱えるに至るほど
現場で長く続けているスタッフ自体が
いつも遊ぶ後輩の一人くらいしか
いないからです。

同期のようなスタッフはいても
ほとんどが現場を離れていたり
産休などを挟んで
実際にはそこまで長期間いなかったり

「CIS」に関して
取り組みを行なう専門部署もあるのですが
そこの上長ですら
現場には私の半分もいなかったのです。

おそらく私の置かれている問題は
社内で私が初めてぶつかる問題でしょう。

誰もこの問題を乗り越えた人はいません。

一時期は個人事業主を目指していたので
そこを目指す動きが出来れば
解決できたのですが
少し前にそこに関しても
まだ難しいと判断しました。

私が接点を持ったフリーランスたちは
みな私とは状況が違ったからです。

実家の後ろ盾があって
チャレンジしやすい環境だったり
そもそも最初から
独立しやすい業界にいたりしたことです。

自分はまずそこの地盤を固めてからでないと
フリーランスについて
歩みを進めないと感じたのです。

結果私の悩みは堂々巡りとなるのですが
逆にいうとこうやって
視野を狭めてしまうのも
私の問題を拗らせてしまう理由かと
思いました。

私はいつも一人で戦ってきたと
思い込んでいるのです。

大学の時も同じ状況でした。
母子家庭で全額奨学金と自分のバイト代だけで
やりくりしている
崖っぷちな学生は
周りを見ても自分しかおらず

私はみんなとは違う
と必死にバイトしていました。

その結果
ストイックさだけは買われたものの
今までを思い返しても
人望はなかったために
重要なポストには
任せてもらえませんでした。

おそらくそれは今も。

自分と同じ状況の人は
たしかにいないかもしれませんが
それを言うと
自分と二つとして同じ状況にいる人なんて
この世に存在しないのです。
みんなどこかしらのハンデを持っています。

自分と全く同じ状況の人じゃないと
自分の悩みの解決方法を知らない
なんてことはなくて
もっとシンプルにすると
私の問題も小学生ですら
解決できるかもしれないのです。

岡田斗司夫さんなどがよく
視聴者の悩み解決でやる手法で
「ここからここまでは要らないんだよ」
とよく言われますが
自分もまさにそうで
書き出してみたあとで振り返ると
これらの長い文章も
長期のお客様との今後の付き合い方
と一行で収まります。笑

昔相性のよかった上司から言われました。

お前は優秀だから話さえ聞いてやれば
 勝手に自分で解決するもんな

この二行で普段のほほんとしていた
この上司こそが
どれだけ優秀だったか
伝わるでしょう。

おそらく結論は出ていて
基本的には今のスタンスを変えず
 それでもついてきてくれる人に
 誠意を持って対応する。
 できなくなったことは正直に言う。
 それで離れていく方は追わない

ということです。

長文でお付き合い頂きましたが
お気づきかもしれません。

私は今この前の上司の言葉を胸に
自分の心のモヤモヤを
今この投稿で吐き出すことにより
問題解決したのです。

ある時目覚めたその夜中とは
まさにこの文章を書いている
今のことだったのです。

noteをそんなふうに
自分の心の整理に使うということが
コロナ禍でどれだけ役に立ったか。

文章を書くことが
どれだけ私の頭と心に
良い影響を与えたか
わかっていただけましたか?

ぜひ一度みなさんも
試されてみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?