見出し画像

第一期奨学生の贈呈式

静岡イノベーション奨学事業団(SIS)事務局の関口です。今回のブログは10月中旬に執り行いました奨学生贈呈式をレポートします。当日は静岡市の産学交流センターB-nestに当財団の第一期奨学生を迎えて、奨学生認定書を授与いたしました。

代表理事より奨学生認定書の授与

贈呈式に先立って行われたオリエンテーションでは、当財団のミッション「静岡県の地域振興と発展に貢献する人材育成」の実現ために地域社会を巻き込む永続的な活動が必要であること、その始めの一歩がSIS一期生の皆さんであり、今日のイベントから始まることを共有しました。

この日が初顔合わせとなった奨学生同士の交流会では、相互理解を深めるため当財団らしくグループに分かれてアイデアソンを行いました。どうすれば地域社会を巻き込むことができるかなどのテーマで多くのアイデアを出し合いました。各グループは初顔合わせとは思えない活発な意見交換がされ、短い時間でしたが対話によってお互いの理解を深めることができたのではないでしょうか。

交流会でのグループワーク

贈呈式では、奨学生各自が学生生活の中でチャレンジしていることなどを発表しました。中には既に起業した事業について熱く語り、それぞれの体験や将来の夢を力強く話してくれました。そして代表理事からも、このチャレンジをしっかりとサポートしていくことが宣言されました。

この日の式典は、当財団の代表理事が同じく代表を務める静岡イノベーションベースとの共催イベントとして企画され、贈呈式の後に静岡県内の起業家との懇親会が行われました。

グループ分けされたスタートアップの社長が時間制で各テーブルを順番に回り、意見交換がエンドレスで続きます。奨学生からも自分のチャレンジやアイデアの課題を積極的に相談し、学校の中だけでは得られない血の通った実践的なアドバイスを受けていました。

奨学生 ✕ 起業家の懇親会

参加いただいた起業家の皆さんからも「前向きで将来が楽しみ」と奨学生を評価する声が多く聞かれました。楽しくも真剣な語らいが夜遅くまで続き、あっという間に時間が過ぎました。

学生とスタートアップの社長が同じテーブルを囲んで食事しながら、質問し意見を交わす機会は、静岡県内に限らず珍しく奨学生の皆さんには刺激的で貴重な経験になったと思います。

各テーブルでトークテーマが設定され学生と社長が同じテーマでディスカッションする様子は「奨学生 ✕ 起業家」のミートアップであり、新しいコラボレーションが生まれることを期待させるものでした。このマッチングイベントこそが、この日のメインプログラムであり、当財団の最大の特徴です。

この日のイベントは始まりに過ぎませんが、この活動を永続させ「地域振興と発展に貢献する人材」から一人でも多くの起業家を輩出して参ります。ご支援よろしくお願いいたします。