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UberEatsの配達員を1年続けて分かったこと(前編)


■はじめに

noteを全然更新していなかったので、書き始めが分からないシスティナです。ごぶさたしています。
突然だけど、みんなはUberEatsを使ったことはあるだろうか。
僕は「ご飯を作るのが面倒だな…」「雨が降っていて外に出る気力がわかないな…」と思ったときに頼むことがある。
自室で他の客を気にせずにゆっくりお店の料理が食べれたり、普段行かないお店の料理を気軽に注文できるし、「お店で一品だけ頼むのは申し訳ないな…」という後ろめたさも生まれない。
ちょっと割高だけど、最高だな…UberEats。
Vtuberとして配信と動画投稿をメインに活動している僕だけど、普段は「UberEats配達員」として働いている。
今回はそんな生活を続けて1年半になる僕から見た、UberEats配達員のリアルをみんなにお届けしていきたいと思う。


■UberEats配達員のいいところ

・労働時間の自由

UberEats配達員には「シフトの概念」がない。
自分の好きなときに出勤してもいいし、休んでもいい。長時間続けても短時間で切り上げてもいい。その際に報告はいらない。すべてが自由だ。
朝起きるのが苦手な人は多いと思うけれど、そういう人は昼~夜にしっかり配達すればカバーできるし、朝起きるのが得意な人はそのぶん夜の配達を薄くすることもできる。
確定申告が必要にはなるけれど、副業として利用することもできるので、自分の生活スタイルや都合に合わせて労働時間を調整できるのが、UberEats配達員の特徴の1つだ。
友人同士の盛り上がってるTwitterや土日のグループLINEの通知を見て唇を噛みしめずにすむ。
友達から遊びに誘われたら、配達を終え次第合流なんてこともできてしまう。
働き始めた頃の僕は「そんなバカな」と、そう思ったものだけど圧倒的な自由がそこにはあった。

・組織がない

職場で働く上で人間関係をネックに感じる人は多いと思う。何を隠そう僕がそうだ、グギギ…!(歯を食いしばる音)
僕は働く上で、この人間関係やコミュニケーションが煩わしいとつねづね感じている。
組織では業務の本質ではない部分で加点や減点が起きたり、慣習や同調圧力を利用して得をしようとする人間がいるなど、自分だけではコントロールすることができないコミュニケーション上の不条理が一定存在する。
すり減ることを覚悟して立ち向かうか、諦めて受容するか。どちらにしても無傷でいられる選択ではない。
人には必ず相性がある。現時点での職場の雰囲気がよくても上の人間が変わったり、合わない社員が入ってくると同じ勤務内容でも日々の感じ方はまるで違う。
日々安心して過ごせるように働いているのに、仕事でイレギュラーな出来事に振り回され続けるのは安心からほど遠い矛盾した在り方だと、いつしか思うようになった。

その点UberEats配達員は個人事業主なので、上司や部下がいない。
それはつまり社内政治を考える必要がなく、人間関係に悩まされることもないということだ。
100%のパフォーマンスで、仕事に向き合うことができる場所があるなんて思いもしなかった。なんて革命的なんだろう。UberEats。

・本業を厳選できる
多くの人は会社員など、本業一本にしぼって生計をたてている人も多いと思う。
理不尽や労働環境の劣悪さ、給与の少なさに日々耐えている人もいるかもしれない。
そんなときに、UberEatsは非常に心強いセーフティネットになる。
どういうことかというと、入社当初よりも労働条件が悪くなったら「最悪辞めてUberEatsで繋ぎながら次を探せばいいか」という選択肢が生まれるからだ。
こういった強気に出れる保険があれば、心情的に職場への交渉もしやすくなる。
そして折り合いがつかずに退職することになっても、失業保険の給付を受けた後にUbeaEats配達員をしながらゆっくり次の職場を厳選できる。
職場の労働環境に耐えて心を壊したり、経済的に困窮して十分な吟味をできないまま次を探さざるを得なかったりすると、人生の貴重なリソースが失われるだけでなく負のスパイラルから抜け出せなくなってしまう。
UberEatsで働き続ける、ということではなく正社員として働いていく上での補助制度としてUberEatsを利用するのはかなり賢いと思う。
※UberEatsは現在ドライバー登録が混み合っているので、実際に働けるようになるまで2週間~1ヶ月くらいかかる。興味があるという方は登録だけ済ませてしまうのがよいです。

・給料が週払い

地味に嬉しかったポイント。給料を待つ1ヶ月ってかなり長い。
特に給料が振り込まれたテンション感で使いすぎてしまって、ラスト1週間をふりかけご飯&もやし炒め生活で耐え忍ぶモードに入ることってあるよね。
頑張りが1週間後には給料という形で反映されるので、短期的なモチベーションを保ちやすい。
Uberを始めてから「これがあれば便利なのになー」というアイテムを毎週買い足していった結果、1ヶ月後にはフルアーマー配達員が誕生した。
ヤタノカガミで雨は全て反射できる(ガンダム脳)

・運動不足を解消できる

体重50kgの人が時速18kmで自転車をこぐと消費カロリーはだいたい360kcal。
僕は電動自転車なので、消費カロリーはおよそ2/3になるようだ。
ゴールドジムに登録したものの年会費だけ払っていけてないという人には運動の一環として副業UberEatsはとてもおススメです。
フルタイムで働いた日の夕飯は涙が出るほど美味しい。

・ゲーム感覚で楽しめる

▲1週間に70配達できると追加報酬がもらえる。通称「週またぎクエスト」。

UberEatsには「クエスト」という仕組みがある。
クエストにはいくつか種類があるが、共通しているのは限られた時間、期間の中で一定の配達数をこなすと追加報酬がもらえるというもの。
上の画像は「週またぎクエスト」といい、1週間で70件配達すると¥14,000の追加報酬が入る。また、連続でクリアすることでより報酬の高い上位のクエストにランクアップしていく。
UberEatsで収入を増やしていこうとすると、このクエストをいかにとりもらさないようにクリアしていくかというのが大事になってくる。

そのためには配達の時間効率をいかに高めるかをつきつめていくことになるのだけど、この試行錯誤のプロセスがすごく面白い。
たとえば「ここの信号は切り替わるのが遅いから別の道を通ろう」とか「このお店は料理待ちが長いから依頼の多いピーク時は受けないようにしよう」のような、細かい経験値の蓄積でこなせる件数が大きく変わってくる。
配達の効率化がゲームの攻略やRTAに似ていて、どこか夢中になれた。
まるでオープンワールドのリアル系MMORPGじゃないか。
中学生のときから乗っていた自転車と新品のウバッグから始まった初期アバターみたいな装備から、Uberから得た収入で電動自転車と防水防寒グッズに身を包んだ僕は、さながら竜王の城にたどり着いてラダトームを想う勇者の面持ちだった。

・Uber加盟店の多い場所で依頼待ちをする
・配達から戻るときは、Uber加盟店の多い道を通る
・地図を見なくてもある程度ルート取りが頭に浮かぶようにする
・信号の多いルートを避ける
・車や人の通りが多い場所を避ける
・よく使う挨拶や定型文を辞書登録し、すぐに送れるようにする
・配達地点が入館手続きに時間のかかるタワーマンションのときは受けない

▲意識して効率の上がったことたち。
セキュリティ過剰なタワマン配達は罠。

・たまに廃棄が手に入る

配達地点に到着したもののお客様がお出にならなかったり連絡がつかない場合、配達地点に到着してから10分が過ぎると運んだ商品は「廃棄」になる。
要は配達員の好きにしていい、ということだ。
食事代が浮くので基本的には嬉しいのだが、一度自宅に戻って廃棄を置かないといけないので、12:00〜13:00,18:00〜19:00といった需要のピークに廃棄が出ると逆に損をしてしまうことも。
頻度は100配達に1回くらい。

・周辺の地理に詳しくなる

普段通らない道、知らなかった店、お客様がどんなものを頼んで食べているのか。
UberEats配達員をしていなかったら知りえなかったことを知ることができる。
むしろこの体験にお金を払いたいとすら思う。それくらいに毎日に新鮮な彩りが生まれた。
四季を全身で感じられるのも趣きがあっていい。


■UberEats配達員のネックなところ

・強い意志が必要

人間というのは意志が弱く、つい易きに流れてしまうもの。
シフトが自由だと「まぁ…昨日頑張ったし今日は休んじゃおう」「今週出てないけど、来週全部出ればいいか」「疲れたから今日は切り上げよう」と、かなり自分に優しいジャッジを下しがちだ。
UberEatsは【出勤日数×配達件数+インセンティブ報酬(クエスト)】で収入が決まる。
かけ算はベースになる数字があればあるほど爆発的に大きくなる。9×9=81のインパクトには子供ながら震えたものだ。
ベースとなる出勤日数はかなり大事だ。9をつくるのは今日の自分、そして明日の自分だ。
週の後半で本気を出せばいいやと前半手を抜いてしまうというのは配達員あるあるだけど、同じように考える配達員が土日に集中し、1人あたりに飛ぶ依頼が減った結果、週間のクエストが達成できないという悲劇が生まれたりする。
クエストの達成が前提の報酬設定になっているので、こうなってしまうと目も当てられない。
夏休みの宿題を最終日に消化する理論は、この世界では通用しない(※2死)
※計¥18,000をとりもらしました。

・体力を使う

UberEats配達員は重たい料理を背負って長距離を移動するので体力との勝負と言われている。
雨、暑い日、寒い日、坂の多い地域などになるとさらに身体にかかる負荷は大きくなる。
専業でしっかり収入をつくろうと思うと出勤日数や稼働時間が増えるので、身体のケアは重要だ。
電動自転車やバイク(or原付)があれば、この問題はほぼ解決するので僕は全力でオススメしている。
クレカの2回払いで買って、1ヶ月全力稼働すればすぐに返せる。
Uberが自分に合わないとか転職して不必要になった。なんてことがあればメルカリやリユースショップで売ればいい。便利な世の中だね。

・初期投資が必要

●必須なアイテム
・スマホ
・モバイルバッテリー(¥3,000)
・自転車(¥10,000)
・Uber配達用のバッグ(¥3,000~6,000)
・防水スマホホルダー(¥3,000)
・レインコート(¥3,000)
・防水グローブ(¥3,000)
・防水シューズ(¥3,000)
・タオル複数枚(¥100~)
・緩衝材(¥100~)

「お金がない…そうだ、UberEats配達員になろう!」
と思っても、UberEats配達員は無一文だと始められない。
金銭面でももちろんそうだが、UberEatsのオンライン審査が通るまでの期間も稼働できないので、配達員になりたい場合は経済的に困窮する前に計画的に動く必要がある。(経験談)

・スマホ

言わずもがな必須。UberEatsドライバー用のアプリをインストールできないとそもそも依頼を受けることができない。
また、料理を受け取る店の確認、GoogleMapでの配達先へのルート確認にも使う。
常にアプリを起動しっぱなしで、依頼を受けるまでの待機時間を過ごすためにも使うので格安SIMの高ギガプランに入っておくと経済的。

・モバイルバッテリー

フル充電で出かけても電池がもたないので大容量で高速充電が可能なものがあるといい。
稼働時間が長くなると1つだけでは回らなくなることもあるので、故障も見越して2つ使いまわすのもいい。

・自転車

▲前かごがめっっっちゃ便利


歩きは時速4km。自転車は時速18km。必須!必須!必須!(連呼)
ちなみにUberEats配達員は「歩き」「自転車」「バイク」「車」で登録が可能であり、歩きでも問題なく配達は可能。
ただ、配達依頼は車>バイク>自転車>歩きの優先順位で入るようなので、あえて歩き配達をするメリットはない。(※降雪時くらい)
前かごがあると充電器を置いたり、ぎりぎり入らなかった荷物を置いたりできて便利。
強い風の日に倒れたり、とめたときに倒れて壊れたりするので片足スタンドのものは避けて両立スタンドのものにした方がいい。

・Uber配達用のバッグ

▲スーパーの買い出しにも重宝する

おすすめは公式のバッグ。通称ウバッグ。
UberEatsのサービスが始まった当初は売り切れ続出で、料理を受け取りにいくときに置かれたウバッグを盗んでメルカリで売る令和のルパンがいたらしい。
公式のバッグは、底がもともと広く作られているだけでなく、拡張して広げることができるようになっている。
そのため、ピザや大人数用の寿司などの横面積が広い料理も収納できるようになっている。
ウバッグがないと店員に説明をしてキャンセル処理をするか、気合で手持ち配達をするしかなくなる。
中にはUberEatsの配達バッグを持たずに配達しているノーガード戦法マンがいるようだけど、保冷保温もできないし雨が降ってきたら詰むからゼッタイにやめようね!!!(指摘)

・防水スマホホルダー

▲ド⚪︎キのスマホホルダーはホールド力が弱いのでAmazonのレビュー上位がおすすめ

配達依頼やGoogleMapの確認のために必須。
iPhoneは防水だから大丈夫だと思っている人もいるが、それはあくまで真水に30分浸した場合のテスト結果だ。
普段使いしているスマホは気付かないだけでいろんな箇所が摩耗しており、雨の日のフルタイム稼働を続けていれば隙間から水が入りこむなどでいつかは水没してしまう(1死)
壊れてしまわないまでも、水滴による誤操作で配達前の依頼を配達完了にしてしまったり、受けるつもりのなかった依頼を受けてしまったり、困ったことになる。
スマホ破損のリスクを下げたり、配達の効率化をはかるためにもスマホホルダーは使った方がいい。

・ワイヤレスイヤホン

依頼待機中のおともに。また、UberEatsの依頼がとんできた際、バイブと音が鳴るのだが、冬場に厚手の服を着ているとバイブだけでは気付かないことも多い。
片耳だけでも付けておけば依頼をとりもらす心配はなくなる。
用水路に落としたりすると死にます。

●配達を効率化するアイテム
・電動自転車(¥100,000~)
・原付バイク(¥230,000~)
・耐水圧20,000mm以上のレインコート(¥10,000~)
・レインバイザー(¥3,000)
・保温,保冷の水筒×2(¥5,000)
・お釣り用のコインケース(¥500)

さらに、このあたりも加えると格段に配達効率が増す。
電動自転車orバイク、レインコートに関しては値段の圧におされて選択肢に入らない人も多いかもしれないけど、専業で頑張ろうと思う人は絶対に買った方がいいと迷わずおススメする。
電動自転車orバイクがあると「体力消費」「脚への負担」「坂道」この全てから解き放たれる。
電動自転車はこぎ始めから最高速が出るので、信号待ちや十字路などでの徐行が増えても配達効率が落ちないのも見逃せない。
くわえて、バイクに比べると事故リスクも低く、標識による縛りもないことによる小回りの良さ、ガソリン代などの継続してかかる固定費がないことも電動自転車の利点として挙げられる。

レインコートだが、100均のかっぱやドンキのものはUberEatsでは使い物にならない。
移動中の雨は横やななめから身体に当たるため、袖や首などの隙間から浸水していくので、100均のかっぱは雨が入り放題。
安いレインコートは水を弾ききれずに、じわじわ浸水していってしまう。
耐水圧20,000mmのレインコートとは、登山などにも使われる防水防寒加工が施されており、しばらくシャワーを直当てしても中に浸透しない優れものだ。
少し値が張るものの、これを着て雨の日に1日配達すれば回収が可能。

これらは配達効率が上がってベースの日給が増えるし、早めに買っておけば日割り計算で得になる、経費計上して税金控除できるといいことづくめ。

・悪天候が繁忙期

雨、台風、夏場、冬場。
こういった極端な気候のときには配達依頼がものすごく増える。
平日は30~60分に1度依頼があるかどうかだが、平日に雨が降ると毎分依頼がくる。大げさではなく本当にそれくらいに大きな差がある。
さらに「悪天候クエスト」という仕組みがあり、雨が降っていたり風が強かったりする日には特定の時間帯に追加報酬をもらえることがある。
そのため収入を上げようと思ったら、悪天候の日は喜んで出勤するくらいの姿勢が必要になる。
最初は少し過酷だと思っていたけど、レインコートや便利グッズで対策できるので今では神社にこもってミヅハノメに祈り続けています(雨乞い)

▲「君の名は。」に登場するヒロイン、みつはの名前の由来の水の神様。
ユーモアを自分で解説しているのはシスティナ。電子の放浪者として活動するVtuber。
通称「雨クエスト」。12回の配達で¥1,200~3,600の追加報酬がもらえる。
消化できないとすごくくやしい。

・福利厚生が皆無

有給が存在しないため、病気や自転車の故障などで稼働できなかった日数分収入が減ることになる。
またUberEats配達員は個人事業主のため、ケガをしても労災がおりない。
一応Uber社から配達中であれば対人対物・自己傷害保険はついているものの、配達の戻りや依頼を拾うための走行中は適応外。
常に自転車やバイクで移動している以上、どんなに気を付けていても事故の可能性があるので任意の保険に自分で加入する必要がある。

・ボーナスがない
かなしいね。

・地域格差がある
地域によってはUberEatsがサービスを提供していないエリア外だったりする。
もしくはサービスは展開しているが、加盟店が少なすぎて依頼がとんでこず仕事として成り立たないというパターンもある。
同じエリアで既に稼いでいる人がいるかどうか、ネットやSNSで情報収集するといいと思う。

・税金が高い

社会保険 ¥120,000/年
国民健康保険 ¥179,000/年

▲年収250万円でのざっくり計算

会社に所属している人は「社会保険」、個人事業主は「国民健康保険」にそれぞれ加入することになるが、納めることになる保険料にはおよそ1.5倍ほどの開きがある。(※所得税と住民税は同じ)
ただ、「青色申告控除」「経費計上による節税」という名の防御バフで被ダメージを軽減できる。

・確定申告が必要

専業であれば雑所得¥480,000↑、副業であれば雑所得¥200,000↑で確定申告が必要になる。
これを怠った上に税務署から指摘を受けると「無申告加算税、延滞税」で追加でちぎられることになる。コワイネ
UberEatsを始めて手応えがあったら、税務署に開業届と青色申告承認申請書を提出しよう。
そして税制優遇という名の防御バフを上手に使って"""確定申告"""(デスセンテンス)を耐えよう。
いざやってみるとそこまで難しくない。YouTuberができるんだから、みんなにもできるよの精神で頑張ろう。

▲通帳に被ダメージ(支払い)

・職務経歴がボロボロになる

体力はつくものの単純作業なため、スキルが身につかず、次の職に活かせるものがほとんどない。
最近キックボクシングを始めたんだけど、トレーナーの人に脚と蹴りを褒められた。

▲目指せマイキー

・専業だと審査が通りづらい

▲案外平気だった。68連勤しておいてよかった。不動産の営業に収入のスクショを見せたら二度見していた。

毎月定額が振り込まれる勤務形態じゃないことでローンが組みづらく、クレジットカードの審査にも通りづらい。
都心などの空き家が少ない地域では、引越の審査にも落とされることがある。
専業のYouTuberやVtuberも頭を抱えているらしい。

・UberEatsで勤務し続けるリスク
生活の根幹をUberEats配達員として働くことに依存すると、Uber本社が報酬体系を改定したり、エリアのドライバー数が増えて1人あたりにまわってくる依頼が減ったり、単価が安くなってしまうと収入に大きな影響が出て、生活が成り立たなくなってしまう危険性がある。
既にいくつかのクエストが廃止され、「ブースト」という地域・時間帯ごとに配達報酬に倍率がかかる仕組みがあったが、全体の報酬に倍率をかける方式から報酬の中のベース料金に倍率をかけて算定される形に変更されたことで、1件あたりの報酬を減らしていたりする。
僕が働いている地域では1件平均¥350~550くらいなのだが、バーチャル東京ではピーク時を除いて下限の¥300であることが多い。
この報酬金額はあくまで""現段階での水準""であって、未来永劫その数字ではないので、現状の収入をベースに生活レベルを設定すると危ない。
UberEats配達員を考えている方はお気をつけて。


■さいごに

日本の終身雇用が幻想化し、基本給の上がりにくさから副業時代と言われている昨今ですが、その選択肢の1つとして一助になったらと思います。
次回はどきどきわくわくなトラブル&収入編に突入します。お楽しみに。

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