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R6S概論【防衛編】~防衛プランのイメージをしっかり持つ~

こんにちは。
前回までは攻撃編として、オペレーターの役割ごとに分割して、立ち回りのフレームワークや、やるべき仕事について解説しました。
今回からは防衛編と称し、それらを防衛側の視点で見ていこうと思います。
※⬇前回の記事をまだ見てない方は是非!⬇

・防衛は攻撃より"ラク"

「攻撃と防衛のどちらが得意か?」と聞かれたとき、どちらを選びますか?
おそらく、ほとんどの方は防衛と答えると思います。
実際、全プレイヤーのランクマッチでの勝率は、総合的に防衛側の方が高いんです。
防衛スタートの試合はどこかメンタル的にも余裕を持てますよね。一体なぜなんでしょうか?
その理由は、防衛の立ち回りは概ね「攻撃に対するリアクション」だからと私は考えます。
「バリケードや補強壁が開いたから位置取りを変えよう」、「このエリアはよくドローンが回って敵が入ってきそうだから、裏に回って美味しくキルを取ろう」
例えばこういった防衛側での典型的なアイデアは、基本的に受け身かつ限定的な選択肢しか取り得ないので、頭をあまり使わなくてもいいのです。(マップの制圧状況や射線管理を考慮している前提で)
また防衛側は、オブジェクトを挟んで戦うことがほとんどで、待ちの撃ち合いは基本有利です。
防衛の立ち回りは言わば、後出しじゃんけんのようなもの。そして実際に地の利のアドバンテージを持ってガンファイトに臨んでいるので、防衛はラクだし得意と思うのも当然というわけです。
(だからこそ、防衛取得0で折り返すとメンタルが破壊されるわけです)

・粘る場所と、フィニッシュをデザインする

防衛側は最終的に、拠点の中で射線管理をしながら敵の最終エントリーと戦うことになりますが、それだけやっていれば勝てるわけではありません。
全員拠点で籠っていると、むしろ攻撃側のいいようにしてやられます。
なので、防衛においても積極性は必要です。
上下で守る、平面を広く守る、回遊して敵をかく乱する、エントリーと撃ち合う、取られたエリアをもう一度取り返す(リテイク)、あるいは命尽きるまでそのエリアを守って時間とリソースを消費させるなど、いろいろな守り方のアプローチがあります。
これらの守り方は防衛拠点と、敵のオペレーターピックによってその相性が変わるので、その防衛拠点における守り方の絶対的な最適解を導くのは難しいです。(絶対的に強い射線はいくつかありますが)
ラウンド中盤ではハードな時間帯、すなわち敵が自分を発見し、ガジェットリソースを使って排除しようとしてくる時間が発生します。
ここで今いるポジションで粘るか、敵にエリアを渡して再展開するか、の選択を迫られます。自分が撃ち合いに負けたときにどれくらい味方に負担がかかるか、もしくは自分が勝ったときにどれくらいメリットがあるのかを考えて、決断しましょう。個人的な優先順位は、
消費時間>自分の命>敵のガジェットリソース>敵をキル
をベースとしています。
仮に体力1でも、生きていれば味方の射線は減らないし、相手の頭を先に抜け(れ)ば勝てるゲームなので、私は比較的「いのちだいじに」派です。

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・デザインした自分の防衛プランに適したオペレーターをピックする

自分の防衛プランを立ち回る上で、オペレーターピックは非常に大切になってきます。
敵の動きを制限したり、索敵を妨害したりするオペレーターは何名もいますが、敵に与える効果は違います。
最終的に敵を倒すことに重きを置くのか、時間を使わせながら敵を懐に引き込むことに重きを置くのかでピックを上手く変えていきましょう。
敵とがっつりガンファイトを行うならMELUSI,MUTE,LESION,ALIBIなどは武器が強く敵の位置を把握するメインガジェット、サブガジェットを持っているので扱いやすいです。
敵に時間を使わせながら位置取りを変えるなら、最近流行のKAPKANはEDDが上手く当たれば時間とHPを両方削ることができます。
回遊に出るなら言わずもがなVALKYRIEやVIGILは役に立つでしょう。

・まとめ

今回は防衛側がラウンドを組み立てる上での要点について解説しました。
・どこで立ち回り、どこでラウンドを終えるか
・自分の想定するプランにマッチしたオペレーターをピックする

チームのバランスを考慮したオペレーターピックの場合は、自分の立ち回りよりも、オペレーターとしての立ち回りが求められがちですが、自分が戦うラインの目星をイメージしておくことは立ち回りのリスクを軽減することに繋がります。
ラウンド全体をイメージすることで迷いなく立ち回ることができ、迷いのない立ち回りは、迷いのない撃ち合いを生み出します。

次回は防衛側でのカバーについて解説します。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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