語弊が無いように言っておくと、環境が変わっただけで、サービスの内容に不満点があるわけではない。つまり、「つまんない環境！今すぐ変えろ！」ってワケじゃなくて、自分の頻度と熱量が落ちてるよ～ってことを言いたいんですね。

熱量が落ちた理由として、デスフェニも相剣も先行盤面が完成されてるし、その盤面を解決していくワクワク感がない。仮に鉄獣で勝ったとしても感動が薄くなった。なんか頑張って立ち回りに頭を悩ませて勝った感が薄くなったことが起因して、自分は5月終盤からほとんどサンダードラゴンしか使ってない。こっちのが楽しいので。

それに加えて、スタンダードな増殖するG、灰流うららに加えて、相剣やデスフェニックス・ガイを意識して、夢幻泡影とか禁じられた一滴とか原子生命体ニビルを採用しているデッキが増えてきて、誘発のお祈りが加速した印象がある。全方面から誘発が刺さる環境。

よくある展開で、初動をうららで止められたから、フュージョンデステニーに切り替えるとかもあるし、盤面がお手軽に強くなる嬉しいカードではあるし、自分も使ってはいるけど、それが楽しさに直結しているかと言えばNOではある。自分が早く「ふわんだりぃず」を使いたいのもあるけど、決して作為的なネガキャンではない。

要するにザックリ言うと、先行は誘発お祈りして、後攻は誘発無かったら相手がどれだけ弱いハンドかを期待するシステムが加速している気がする。前みたいに先行立ち回りゲーじゃなくて、環境が中速化したことで最初から決められた線路で戦うことが増えた気がするし、後攻盤面も絶対に返せないわけじゃないけど、フリーチェーン破壊等々がかなりキツいのは間違いない。

正直、前レギュレーションのアルデクとかも同じと言えばそうだけど、極端な話すると盤面が見えてる分、すぐ降参して次行けばいいんだけど、もう無理って盤面じゃない割に、夢幻泡影とか手札誘発が飛んで来るのはウザい。盤面を解決するんじゃなくて、手札とか諸々込みでケアしなきゃダメなのがイヤよね。

その結果どういうデッキが相対的に強くなるかっていうと、禁じられた一滴や壊獣を多数採用できる後攻前提デッキの「ヌメロン」辺りが相対的に強くなる。

先行だと誘発＋抹殺・墓穴みたいなメタカードが必要だけど、後攻前提だとそれがあまりいらない。しかも、盤面に出て無効・破壊が増えてきているので、そもそも相手の効果を無効化するカードを多く採用すればあまり脅威では無い。割り切りも楽だし。

単純にプレイヤーが成熟してきているし、今のマスターデュエルは立ち回りの側面が薄くなってる気がする。8分放置botもいるし、正直最近はあんまやってないし、勝っても負けてもあんま楽しくない。

勝ったらハンドが強いor事故だし、負けたら相手のハンドが強いor事故だし、仮に今の環境ならマッチ戦にしてもあんまり変わらないんじゃないかな。例えば今の環境でバリバリの先行制圧するロンゴミ型の幻影を使ってて安定してる人は少ないだろうし、環境が全体的に中速化してるのは間違いない。デスフェニを手軽に採用できるのは中速型だからね。

なんで先行制圧が無理かっていうと、単純に誘発お祈りで安定性が落ちてるのと、抹殺あっても後手捲り＋ニビル等々に怯えなきゃいけないからね。単純にこっちの誘発ケア＋初動の枚数が割に合わないし、仮に5枚全部初動でも制圧できるかはマジで上振れでしかない。

なんだかんだ、環境は高速化というか先行制圧で生き残れるヤツがいないとあんま面白くならない気がしてきた。仮に今、規制前のドライトロンがいたとしても相当キツそうだし、環境が自分に合ってるかどうかって話でした。