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05-ハイデラバード(仕事編)

▶︎買い付けスタート

という訳で、午前中にサクッとハイデラバード観光を終わらせた私は、予め目をつけていた買い付けエリアへと向かう。

そのあとはハイデラバードのマスターシェフも受賞した先生と落ち合って、ビリヤニを学ぶ予定。

なので、お腹がすいてきたけど、サモサ1個で我慢しておく。(せっかく作ったビリヤニを食べられないのは辛いからね。)

ハイデラバードでの買い付けはおまけのつもりだったけど、調べていたショップがなかなか見つからず、時間が押してきて走り回るw

ようやく見つけたその店は、期待していたほど可愛いのがなくてがっくり。

・・・と、思ったら、
その店のすぐ隣が大当たりだった。

インドにしては値が張るけど、
デザイン、クオリティ、申し分なし。

品質の悪いものを仕入れても仕方ないし、
日本人は品質とデザインに対価を払うので、
そこはきちんと日本レベルで見定める。

雑貨類や小物も可愛いけど、大量仕入れができる大手には(値段的に)敵わないので手を出さない。

実はあまり話してないけども、私は大学でファッションマーケティングを専攻していた。バイヤービジネスやEC販売もそこで学んだ。

で、就職したのが関東大手のヨガスタジオ会社。の、MD(マーチャンダイジング)部門。

そこで私はヨガウェアやグッズの企画販売、展示会、Web運営などの仕事をしていた。

その際のライティングスキルを買われて、
ヨガイベントの立ち上げメンバーに誘われ、
後にヨガ雑誌への執筆、寄稿、Webライターなどもやっていた。

で、ヨガのほうに夢中になって先生になってインドに行くようになったのが11年前。

まぁそんな経歴はどうでもいいとして、
今さらながら、個人買い付けを行うことになるとは。

なぜか大学を卒業するときに、バイヤービジネスとテキスタイルbookと色彩、ビジネス理論の教科書だけは捨てないで実家に置いてあったんよね。

大学の教科書やから、普通に今でも役に立つ内容が載ってる。まぁインド服は一般的なジャンルではないにしても、なんやかんやファッションにも縁があるのかもしれないな。

そんなこんなで、インドの超!かわいい服を求めて買い付けをスタート。

最初からそこまで気に入るショップに出会える期待はしてなかったけど、 まさかの2軒目で大ヒットしたので、予定よりも早く荷物が増えてしまう。でも良かった。

ショップのビジネスオーナーとも直接話をして、卸や商談についても相談することができた。

実は、渡印前からハイデラバードではビジネスパートナーになりそうな人を既に見つけていて、この街で早速に仕入れ先を持てたのはラッキーだった。

彼らと継続した取引ができるよう、
まずは今回の仕入れの完売を目指して
じっくり土台準備を頑張らなくては!

そうこうしている間に、
料理人とのアポイント時間が近づいてきた。

ここからは、がっつりビリヤニ修行が始まるんだけど、内容については企業秘密ということで笑、すみませんが割愛します。

それでも興味がある人に、
有料記事を書くかどうかは後の気分次第。w


▶︎ビリヤニ修行を終えて。

インドのマスターシェフから直伝のビリヤニ・インストラクションは、思った以上の学びがあって、かなり充実した時間だった。

しかも先生は私と同じヨギーで、日本でコンタクトを取っている時から、妙にシンパシーを感じていた。

お互いの家族構成や生い立ちも似ていたり、離婚したときの年齢、というか実年齢もタメである。何かスピリチュアル的なご縁を感じた先生なのでした。

ハイデラバードと他州のビリヤニの違い、歴史、作り方、旨味のコツ、ポイントやテクニック、副菜やカレーも、しっかり学んでインプットした。

こんな機会もなかなか無いので質問責めw
小さなレストランでも実践できるよう、いろいろと丁寧に教えてもらえて有難かった。

良い先生に習ったり、ハイデラバードでビリヤニを食べまくった結果、私のビリヤニ(&作り方)にも、改めて自信を持てたのが嬉しかった。

私のビリヤニ、ハイデラバードに負けないぐらい美味しいやん♪へへ。

Sunset Caravanのビリヤニは、ハイデラバード式の作り方を基本にしてるんだけど、材料はもう少し自由で(ザクロとか乗せてるしw)、ケララのエッセンスも入った南インドstyleのビリヤニ。


完全な、伝統的なビリヤニとの違いも踏まえた上で、得たテクニックを取り入れながら、これからも美味しいビリヤニを届けていこう。と思ったのでした。

そうしてビリヤニ修行を終えた私は、ハイデラバード最後の夜に浸る暇もなく、パッキングに追われた。

予想外の買い付けで荷物が増えてしまった。
国際郵便を送るのはケララまで待ちたかったので、商品に傷がつかないように、できる限り丁寧にパッキングする。

無事にパッキングが終わり、
次にいつホットシャワーに出会えるかもわからないので、浴びておく。

夫が送ってくれた娘ちゃんのビデオを見ながら就寝(というか仮眠)。

もう二度と、インドでベッドバグを気にせず眠れることも、秒でホットシャワーが出ることもないだろう。

さらば竜宮城、束の間の幻。w

ほんと、私には不相応のホテルだったけど、本当に快適だったから、よけいなトラブルやストレスがない状態で仕事に集中できた。

数日間の短い滞在だったから尚更よかった。

ありがとう、セレブホテル。

▶︎to be continued...

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