04- ハイデラバード(観光編)
このホテルにして良かった!
と感じる2度目の瞬間がやってきた。
朝食ビュッフェである。
ラインナップはそのへんの食堂やけど、
いかんせん時間のない旅。
できる限り沢山の種類の、ある程度の美味しいレベルの料理を食したい私にとって、
ビュッフェスタイルはうってつけだった。
今までアシュラムや食堂、レストランや屋台でしか食べてこなかったので、インドでビュッフェは新鮮な体験。w
残念ながら、昨夜のマンモスビリヤニで全くお腹はすいてなかったけど、味見のためにひと口ずつ皿に盛る。
ビュッフェだと料理名が書いてあるのも嬉しいなー♪と思いきや、ほんの一部しか書いてなかった。そこはインド。笑
メインはイドリー&ライス。
イドリーは蒸しウォーマーで提供されていて、掴むとポロポロにほぐれる柔らかさ。
ほのかにウラドダルの味がする、
でも無味に近くて、酸味は少ない。
ここでは、いろいろなポディが試せたのもよかった。グラデが濃くなるほどに辛くなる。
けどごめん、
ポディはウチのが美味いな!笑
自信がもらえたり、勉強不足を感じたり、
今回は食べてるだけで得るものが沢山ある。
味から大体の材料を予測することも可能になってる。この3年、南インド料理を作りまくってきたことはムダじゃなかった。
このサンバルは、めっちゃ甘かった。
これはこれで美味しい。スキ。
酸っぱくないし、全体的にかぼちゃ風味。
エリッセリーかと思った。
かぼちゃ(おそらくバターナッツ)を使うとグッと甘くなるね、たまにやってみよう。
パルップダルとチャナマサラは、全く辛くないタイプだった。塩気も薄くて優しい。朝なのでそれが美味しい。やっぱりフレッシュカレーリーフの風味はすごいな。いいな〜。
逆にトマトチャトニは少し辛い。もはやスパイスが前に出まくって、トマトの味はしない。カレーリーフ&マスタードの辛味。
マスタードもでかいの使ってるな〜。
キャビアみたいにぶりぶりしてる!
屋台の定番、ボンダまで試せてよかった。
特に朝食メニューは、レストランでも提供時間帯が限られるので、まとめて食べられたのは本当によかった。時間がない旅行者にビュッフェ付きのホテルは最強やわ。
確かに外国人が京都とかきたら、和食を少しずつ食べられるビュッフェって嬉しいやろうな。
私は胃袋小さめやから、尚更かも。
てか、毎回きのうのビリヤニみたいなサイズが出てきたら(←出てくるw)、食べ物でオーバードーズするわ。
しかし、やっぱりこのホテルでドレッド女子はやたら目立つのか、ビジネス系インド人たちの視線が痛い。
食メモも残したかったので、コーヒーは部屋で飲むことにして、早めに退散。w
持参したオーガニックコーヒーを入れ、
部屋のバルコニーで一服しながらメモメモ。
改めてBig cityを眺める。東京やん。
長袖でも少し肌寒い。(昼間は暑い)
チェンナイよりだいぶ北やからね。
さぁ、出かけよ。
まずはATMで現金get、
そこからリキシャ探しだ。
都会やしどうかなと思ったけど、バルコニーから見下ろす限り、普通にたくさん走ってる。
ホテルを出ると、パタンさんがゲートにいて、
笑顔で手を振ってくれた。朝から気持ちがいい。
ハイデラバードで初めて道路を歩く。と、ちゃんと屋台もゴミも落ちていて安心した。w 僅かに野良犬やホームレスもいる。でも全体的にかなり少ない。
学生やサラリーマンが沢山いて、通勤ラッシュで賑わっている。おかげで、道路を渡るのに一苦労。。
大阪の信号無視なんて可愛いぐらい。
まぁまぁ命懸けの横断。
ちょうどローカルインド女子(めっちゃ可愛い)が渡ろうとしていたので、彼女に付いて渡ろうとするけど、普通に怖い。
御堂筋並みのデカイ道路(片側4車線)を、
何百もの車やバイクが爆速で信号無視してくる。
「ほんとは信号があるんだけど、5分も待たないといけないから皆んな無視するの!(ニコ)」
だって。
・・・5分が待てなくて命を懸けるのかw
普通に怖すぎて、信号が変わるまで渡れなかったさ。
やっとの思いで横断したのに、
ひとつめのATMはキャッシュが入ってなくて(よくある)、2個目でようやく引き出せた。
すんなり拾えたリキシャ。ゴールコンダまで500INR(ルピー)と言われる、が350INRまで値下げしてgo。片道25分ぐらい。
(200円ぐらいやからめっちゃ安い。)
久々のリキシャ。風が気持ちいい。
長袖カーディガンでちょうどいい。
しかしSIM凄いな。
ハイデラバードは電波も4Gで快適。
普通にリキシャでテレビ電話できるレベル。
少し走ると、少しインドらしい街並みに変わってきた。道はガタガタ、小さな商店が並ぶ。
うんうん、これでこそインディア!
リキシャをおりるとき、ドライバーが次の目的地まで&帰りも送るから待ってるよ、と提案してきた。
確かに周遊するからチャーターも便利かな
と考えてたところだったけど、
ホテル→ゴールコンダ→チャーミナー→ホテルで1000INRという。高い気がする。
600で交渉したけどムリやった。
まぁリキシャはそこら中にいるので、相場を知ってからでいいかな、と思って断ったら、かなり不服そうな顔をしていた。
自分から提案してくるインド人は、大体がめついし安くない。と思う。まぁ、もっとvibesが心地いい人を探すから今回はNoで良いのだ。
▶︎ゴールコンダフォート
気を取りなおして中へ。
ツアーガイドは全部ことわる。
(流れで謎にマップを買ってしまい50払う。)
エントランスは外国人が300,インド人は25。
差がでかい。(固定価格なので仕方ない。)
中に入ると、写真のとおり。
石造りの建造が、10年前にハンピで過ごした魔法の時間を思い出させる。
たぶん、人生で一番ピュアだった時代。
インドの神様に愛されていた。
ゴールコンダは昔の要塞跡地。
20分ほどで大体を見て回れた。
チルしながらゆっくり回ったら数時間はいられるんだろうな〜って広さ。でも今日もタイトなので、体力温存のため、軽めで切り上げた。
あ、砲台跡なんかもあったよ。
ゴールコンダは、ハイデラバードに行くなら寄ったらいいと思う場所。でも、やっぱり自然の巨岩と寺院が並ぶハンピを知っていると、感動は劣る。
寺ではないので神聖さはあまりないし、
建築として、面白いって感じかな。
急にチャーミナーも行きたくなったので出口に向かうと、インド爺ちゃんにどこ行くの?と聞かれる。
答えると、チャーミナー行きのバスがあると教えてくれた。66番だよ!と周りのおっちゃん達も親切に教えてくれる。
バスが出てるのか。リキシャ断ってよかった。
バスターミナルまで歩き、66番バスを見つけて乗り込む。10分ほど待ったら出発した。
運賃は40INR。安!
ローカルは20っぽかったけど、それぐらい(約35円差)の文句は言わない主義。
ちなみに、100ルピー札しか持ってなかったのだけど、あとで60返すから今払えという。
ほんで他の乗客から運賃を回収して、返ってきたのが40。おい!笑
そこはしっかり文句を言って、60返してもらいました。全く、インド人のちゃっかりレベルは世界一やと思うw
↑インドっぽくて嫌いではないけど笑、ちゃっかりにうっかりしてると損はするので注意。(笑える額ならいいけどね。)
バスを教えてくれたおじさんが、金曜はムスリムの何ちゃらで、チャーミナー周辺?は休みだと言ってた。でもチャーミナーは開いてるらしいので行ってみる。
バスはエアコンがなかったので、
日が昇ると普通に暑くなってきた。
ムスリムの女性は暑くないのかな。
黒づくめもいるから、なんか親近感。w
隣に座ったインドガールが話しかけてくれて、
何か困ったら電話してと番号まで教えてくれた。
・・・ここまで来て、確信。
ハイデラバード、優しい人率が高い!
もちろん意地悪もいるけど、
観光客に自然体に優しい。
街並みに魅力は少ないけど、人の魅力が凄いあるわ、ハイデラバード。
▶︎チャーミナーに到着。
各駅停車のローカルバスなので、車なら30分で着くところを(渋滞もあって)70分かかった。。
けど、値段1/10は安い!
時間さえあれば、ぜんぶこーゆうローカルな安旅がしたいねんけど。
たぶん今回、1〜2ヶ月ぐらいかかる内容を2週間に詰め込む魔法を使ったので笑、ローカルバスはこれで最後かな。
観光客ゼロのローカルタウンばかり通ってきたのもよかった。
さすがに時間がないので、帰りはリキシャにしないとな。
↑のあたりから、急にムスリム建築やショップが増えてきた。
終点まで乗ると周り道でさらに時間がかかりそうだったので、手前の歩行者天国らしきところでバスを降りる。
チャーミナーは、、、
正直よくわからなすぎた。
途中のムスリム建築のほうが
まだ見応えありそうだったような。。
金曜はホリデーで、店も閉まってるし、
あまりアッラーには呼ばれてなかったみたい。
でもバス旅が楽しめたからいっか。
ホリデー(金曜)だった代わりに?
広場には沢山の出店でマーケットのようになっていた。ふだんもやってるかは知らない。
歩行者天国に戻ると、シヴァtempleがあった。手を合わせる。やっぱり私はヒンドゥだった。
帰りに、デーツとナッツの専門店があったので入ってみる。
ローカル市場のようなワクワクさはない、
けど、全てに英語の品種名が書いていてわかりやすい。
ちなみに、帰りのリキシャは600ルピーと言われた。たぶんもっと下げれたけど、行きが安かったので了承してしまった。
Are you sure?
って聞かれたので、
ほんまに乗るん?っていうより、
ちゃんと払えるんか?
ってニュアンスだったかも。
ドレッドやし。笑
この辺の人は、リキシャで1時間の移動とかはあまりしないんかな。バスもあるしな。
確かに、大阪から和歌山までタクシーで行くようなもんか。マジ?ってなるよな。
なかなかセレブな動きをしてしまった気分だけど、ビリヤニ修行の時間が迫っているので仕方がない。
よく考えたら、結局往復でINR1000近く払ったから、最初のドライバーは普通やったことになる。なんかごめん笑。
チャーミナーからのリキシャドライバーは、道に自信がなかった(&帰るのもダルい)らしく、途中で他のリキシャにバトンタッチされる。
250支払って降りて、残りは次のドライバーへ。自分の担当エリアしかよくわからんよね。
次のドライバーのリキシャに、ハヌマンのお守りが飾ってあり、勝手にホッとする。
昔ハンピで出会った、ハヌマンという名のドライバーがいた。彼がくれた時間は、10年経ったいまでも人生最高に美しい想い出だし、一生忘れない。
そういえば、インドの配車用に、UberとOlaを入れないとだな。Goaなんちゃらってのも最近あるみたい。
私は、風が気持ちいいからタクシーよりリキシャが好き。タバコも、聞いたら大体いいよって言ってくれる。
あと、インドのお店のネーミングセンスに何度も吹き出しそうになる。家具屋でミステリールームとか、アーモンドハウスとかw
あーもう、スキです!
INDIA!!
▶︎to be continued...
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?