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メギドざくざくアクターズ72

ここのところメギド72が面白すぎて毎日のようにプレイしている。
ある日、メギド72をプレイしているときに感じるワクワクがざくざくアクターズと同じであることに気づいた。

このノートはざくざくアクターズを知る人にはメギド72を、メギド72を知る人にはざくざくアクターズをプレイしてほしくて書いている。

まずは互いのゲームの軽い紹介から。
(ネタバレはチュートリアルやホームページ上から知れる程度のものにしてあるのでご安心ください)

メギド72

メギド72は基本無料のスマホゲーム。(無課金でも相当遊べる)

メギドという悪魔だけの世界(メギドラル)と、ヴィータという人間だけの世界(ヴァイガルド)と、ハルマという天使だけの世界(ハルマニア)があり、この3つの世界は容易には往来ができないようになっている。

ある日メギドラルで食糧難(実際にはちょっと違う)が起きた為、武闘派傾向にあるメギドラルは、種族が弱く(人間がこの中で最弱)食糧も豊富なヴァイガルドへ侵略戦争をしかけようとする。しかし、過去の歴史でもヴァイガルドはメギドとハルマの戦争の舞台として無茶苦茶にされた経験(ハルマゲドン)から、ヴァイガルドの先人がハルマと手を組み、メギドを容易にはヴァイガルドへは侵入できないように防衛機構を作り上げた為、あの手この手を使って穴をつきメギドたちはハルマゲドンを再発させようとしている。

主人公はヴィータ(人間)でありながら過去にメギドを使役していたソロモン王の血統に連なる者。ひょんなことからメギドラルを追放された、追放メギド達と知り合うことから物語は始まる。

というのがメギド72のお話。

メギド72をただのスマホゲームと思うなかれ、メギド72のシナリオには納得が満ちている。
伏線に対する納得、シナリオに対する納得、キャラクター感情への納得、意思決定への納得、些細な点への強引さが少なく納得してストーリーを読み進めることができる。

そしてなんと言っても高難易度な戦闘、この2つがメギドの最大の特徴だ。


ざくざくアクターズ

ざくざくアクターズはWindowsPC用RPGツクール製のフリーゲーム。

ざくざくアクターズでは"召喚"という行為が当たり前になった世界において、召喚士が何も考えず別世界の住人を召喚しまくったせいで、本来棲む世界に戻れず今いる世界で生活せざるを得なくなった「ハグレ」と呼ばれる異世界難民とも言える多種多様な種族を仲間にして、拠点や会議を開いて、自分たちの王国を作り賑やかにしていくゲーム。

「RPGツクール製だァ~?」なんて侮ることなかれ、知っている人は知っている「らんだむダンジョン」(通称らんジョン)の製作者はむすた氏が立ち絵からドットまで全部作った、らんジョンの次の作品だ。

絵に関しては完全に素人である製作者が作った絵なので、"味がある"のはご愛嬌であるが、面白さは折り紙付き。

どれぐらい味があるのかは以下のレビュー記事を見て参考にして欲しい。
(ちなみに、制作完了後に大規模アップデートにより追加イベントが入ったりしているので、はむすた氏が描いている時期によって成長しているのがゲーム内でわかるという特殊なゲームである。水着グラカワイイヤッター!)

もし「ゲームの面白さが絵に反映されているのでは?」という愚かな不安がある人は、まずらんだむダンジョンをプレイしてみると良い。

らんジョンは絵がプリセット(?よく知らない)なので、見た目の問題は回避でき、RPGツクール製ゲームを軽く見ている訓練されていない諸君がはむすた氏が作り出すゲームの面白さを掴むにはちょうど良い。

レビューを見たければこれを見ると良い。
(仕事に支障が出るほどプレイした人のレビュー)

ちなみに、らんジョンの戦闘難易度は、ざくざくアクターズやメギドと同じ程度だと思って良い。

正直に言うと、僕はらんジョンを最初にプレイしたとき、「なにか一つ重大なシステムを知らないまま進めているのではないか?」と思ったものである。
これはメギドをプレイしたときにも同じことを思った。

しかしメギド72をプレイしているソロモン王ならわかる。
手を尽くせば勝てるのだ。

僕がプレイしていた当時、身内向けに配信しながらプレイしていたが、戦闘以外では本当に腹が痛くなるぐらい笑いながらプレイしていたので、戦闘以外の面白さも保証できる。
戦闘難易度が絶妙でストーリー・フレーバーテキストも面白い。
らんジョンもプレイして損はしない。

さて、話を戻してメギド72とざくざくアクターズの話をしなければならない。


ざくざくアクターズとメギド72の共通点

既に概要説明からして近いものを感じていると思うが、僕が感じたメギドとざくざくアクターズの共通点を説明していく。

共通点

・「追放メギド」と「ハグレ
・特徴的な仲間が多い
・(割と)ざくざく仲間になる
・戦略的に挑まなければ勝てない程度の難易度の戦闘
・仲間の特性が戦闘にめちゃくちゃ影響することがある
・新しい仲間が入ったときのワクワク感
・音楽が良い

実際にはほぼ全て特徴的な"仲間”とその特性を活かした戦闘につきる。

一個ずつ説明していく。

「追放メギド」と「ハグレ

追放メギド」も「ハグレ」もどちらも異世界出身で自分の知らない土地に来ており、主人公と共に活動するようになる。

追放メギドは、追放は実質が人間(ヴィータ)への転生であり、それが故に追放前のような本来のメギドの力は発揮できず、せいぜい強い人間程度でしかない。しかし異形の力を全く発揮出来ないというわけでもなく、それが原因で迫害の対象となることがある。

ハグレは、大概が異世界(今いる世界)の人間よりも強力な力を有しているが、見た目の違い、異形の力や過去の暴動が故に迫害の対象になりやすい。強さの感覚的には追放メギドよりちょっと強いぐらいかと思っている。


特徴的な仲間が多い

特徴的、というのは外見・性格・戦闘スキル・特性などすべてを含んだ話である。
外見や性格は比較するものではないので置いておいて、戦闘面では、一見して「どこで使うんだ」みたいな戦闘スキルはざくざくアクターズでもメギドでも同じようにある。
しかし、どちらのゲームでもどこかしらで活躍できるのだ。

ただ、仲間が多いと言っても流石に商用のメギドと比べると、ざくざくアクターズは少ないが、それでも普通のRPGと比べるとかなり多く、40人近くいる。

仲間に関連して、少しだけメギドとざくアクの戦闘システムに触れるが、ざくざくアクターズではこの中から8人でパーティを組んで、前列4人、控え4人で戦闘中も控えと交代しながら戦うことができる。
8人も仲間がいて交代しながら戦えるなんて、なんかヌルそうだな…なんて思うかもしれないが安心して欲しい。普通に死ぬ。

メギドはリーダー1人+4人計5人でパーティを組むが、メギドの戦闘スタイルによって前列・後列(控えではない)が決定する。
リーダーにはマスエフェクトという特殊効果を持っており、配置されている仲間の戦闘スタイル・クラス等が一致しているとその仲間へバフを追加することができる。
戦闘は、場に排出される 5個x2 あるフォトンと呼ばれる敵・味方の行動を決める珠を1ターンに1つずつ取り合って行動を決める
場に出るフォトンの種類はアタック(通常攻撃)・スキル(特殊攻撃)・チャージ(覚醒ゲージ貯め)がランダムに排出される為、フォトン運が絡む場合もある。

こう見てみると、メギドのほうが運が絡まない分難しそうに見えるが、僕から見るとどっちもどっちの難しさだと思う。


(割と)ざくざく仲間になる

ざくざくアクターズは普通のRPGゲームなので、普通にストーリーを進めていれば普通に仲間が増えていく。

メギド72も普通にストーリーを進めていけば一応仲間が増えていくが、やはりそこは商売なのでガシャを引かなければ新しい仲間はザクザクやってこない。

しかしメギド72では、月末月初によく開催されるガシャのキャラクター召喚率が2倍になるというサバト召喚キャンペーンというものがあり、大体このときに10連を引けば大体1~2名は新キャラが来てくれる。
(最初は課金しなくてもチュートリアルミッションをこなしながらストーリーを進めてるだけでガシャのための石は手に入る)

だから、(わりと)ざくざく仲間になる。


戦略的に挑まなければ勝てない程度の難易度の戦闘

そもそも僕がメギド72を始めたきっかけは、「『こんなのクリアできねえだろ』と思うような難易度だけど、ちゃんと戦略的に挑めばクリアができる歯応えのある戦闘」というのを耳にしたのがきっかけであり、そもそもそのクソむずい難易度の戦闘を好きになったきっかけが「ざくざくアクターズ」なのだ。

実際のところ、メギドざくアクも、メンバーが揃ってレベルが上ってくると汎用性の高いメンバーでゴリ押しできるかな?と試してみてできる時もある。

ただ、ゴリ押し出来ない時はもう諦めろってぐらい出来ない。
もっと編成を考えろ、行動順序を考えろ、タイミングを考えろ、装備を考えろと言外に叩き潰してくる。


・仲間の特性が戦闘にめちゃくちゃ影響することがある

このどうしようもない戦闘をどうにかするのが、どちらのゲームでも特徴的な個性を持った仲間である。

メギドにはレベル上限があって、レベルを上げて物理で殴ろうとしたって無駄だし、ざくアクでは多少レベルを上げても関係ないぐらいにぶっ飛ばされる。(そもそも僕はレベル上げというものを可能な限りしないので、もしかしたら違う意見もあるのかも知れない)


・新しい仲間が入ったときのワクワク感

実はこのノートを書き始めた理由はこれだ。

つい最近メギドでサバト召喚キャンペーン(メギドではキャラ排出率が2倍になるキャンペーンを毎月の月末か月初にやっている)をやっていたので無課金石でガシャ10連を引いて、2キャラ新しい仲間が増えたのだが、このときのワクワクがざくざくアクターズで新しい仲間が増えた時と全く一緒だったのだ。

持っていない新しいキャラを引いたらどんなゲームでも嬉しいものじゃないか?というのはわかる。

だが、「嬉しい」のと「ワクワクを感じる」のは違う。

新しいキャラを仲間にしてステータスを見た時、こいつはどうやったら活躍させられるのだろう?と考えられる"幅"がメギドとざくざくアクターズにはある。そう感じた。

実際に活躍させられるかどうかは手札と相手次第なので別問題だが、メギドに感じたのは、ざくざくアクターズで新しい仲間が入った時と同じ、そういうワクワクだった。(※ざくアクの場合は更に固有イベントが見れるという楽しみもあるのだ)

・音楽が良い

メギド72ざくざくアクターズも、見た目に反して(?)音楽がめちゃくちゃ良い。

メギド72に関しては、残念ながら僕の平凡な語彙ではこの良さを説明できないのだが、僕はメギド72を最初に見た時に感じた印象から予測していた音楽をものすごい高水準で裏切られたというのがメギドの音楽である。

ジャンルが言えれば良いんだけど…詳しくないから言えない。

ざくざくアクターズはツクール製ゲームなので、随所にフリーミュージックが使ってある。このため「この音楽他のゲームでも聞いたことある!良いよね~」というのもあるが、これまた知っている人は知っている、バンバードで有名なmozell氏がこのゲームの特定ボス戦の為だけに音楽を提供していたりするのだ。(曲名もそのボス戦の名前そのまま)

もうゲームミュージック好きならそのためだけにざくざくアクターズをプレイするまであるだろう。


ダウンロードはこちらから

GooglePlay - メギド72

AppSotre -メギド72


ざくざくアクターズ

らんだむダンジョン

記事内でも紹介したレビュー記事

ちなみにざくざくアクターズらんだむダンジョンの続編ではない。
世界観は若干共有されているのでらんジョンをプレイしていればクスっとくるフレーバーテキストがたまにある程度。なのでどちらから始めたら…なんて迷わなくて良い。

だがもしこのゲームに強く興味を引かれたなら…らんジョンからやったほうが良いかもしれない。(ざくアクを勧める記事を書いておきながらなんだが)
らんジョンのほうが制作が古い為、UI周りがざくアクより不便なのだ。
便利→不便よりも不便→便利のほうが良かろうというなんか不純な理由でそうお勧めする。

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