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【Baguio, Philippines】果てしなき広さを作り上げる! パブリックマーケット

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バギオの街、中心部に「Baguio City Public Market(パブリックマーケット)」が存在するーー。


地図上だけで見れば、パブリックマーケットのワンポイントだけを指し示しているが、よくよく辺りに目を凝らしていくと「Market Meat & Fish Section」「Flower Shop」「Grocery」に加えて、「家具屋」「質屋」「宝石店」「土産物屋」なんていう言葉がそこら中で踊っているのを発見できる。


そうしたマーケットの雰囲気が大好きなぼくも何度かパブリックマーケット周辺に足を運んだのだが、果たして全て見回ることができたのかどうか定かではない・・・。そう思わざるを得ないほど、この辺りは混み入っていたし、入り組んでもいた。

まるで迷路の中にいるかのようだった。

外から布きれで屋根が造られた通りを入っていったかと思うと、気付いた時にはどこかしらの建物の中を歩いており、何度か階段を上り下りすると不意に屋外に出ているのである。

歩き続けていると、「Market Meat & Fish Section」の看板が掲げてある通りに出る。肉と魚の販売場所として建物丸々一つ使用しており、マーケットが出来上がっている。

その八百屋・青果店バージョンがあったかと思うと、家具や宝飾品、お土産物が集まっている各専門セクションがそれぞれ隣り合って存在しているのだ。まさに、ヒーローアニメに出てくるロボットのように「ガシャーン! ガシャーン!」と接ぎ合っているようなエリア形成の仕方をしている。

それぞれがつながり合っているため、探検しているとパブリックマーケット一帯がとてつもなく広大だという印象を抱かせる(実際に、とても大きいエリアを作り上げているのだが・・・)。

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広大なエリアの中に、多くの人たちが各々の求めるモノを探しに集まっている。人だかりを掻き分けていかないと前に進むことができないような場所もあるほどだ。

肉や魚はむき出しでテーブルの上に“ドンッ!”と乗っており、その周りをハエが飛び交っている様子を見るのは完璧に慣れてしまった。
衝撃を受けたのは最初だけで、全てのお店がそうした陳列をしているので、「『無数のハエが肉にとまっているのを異として見ている自分』が変なのではないか?」と思うようになった。
「そういうものなんだろう」と、自分の中で腹落ちさせてしまってからは気にならなくなった。

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肉や魚は、建物内か道沿いの簡易店舗にある印象だった。

変わって、土産屋や八百屋・青果店は、布で屋根がされた敷地に位置していたように感じた。

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生地やファッション関連品、家具などは、地下のような場所で作業所と併設して、それぞれが陣取っているようだった。

その地下エリアでは、ミシンを商売道具として、衣類の修理屋さんが軒並み看板を構えていた。


ある時、カメラを首から下げ、地下エリアの周囲を歩いていると真ん中にいる女性に「写真を撮って欲しい」とお願いされた。ナイスタイミングで、居合わせたもう一人の女性と一緒にツーショットの写真を撮った。

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数週間後、撮らせてもらった写真を現像し持っていった時に、撮らせてもらった一枚だ。写真を手渡すと、とても喜んでくれたのが印象的で、こちらも幸せをおすそ分けしてもらえた心地だった。

衣類の修理屋さんとして、一家族で経営しているのだそう。写真の中に、三世代がそろっている。とても忙しそうで、繁盛しているようだった。同時に、とても楽しそうであり幸せそうに見えた。

バギオのパブリックマーケットは言わば、「人びとにとっての台所」なのだろう。行けば大体のモノがそろってしまう。そう思ってしまうほど、多種多様のモノ・サービスが至る所に広がっていた。

観光客が行っても楽しめる場所だと個人的には思っている。バギオTシャツ(「Baguio」の文字が入ったTシャツ)が買えるお店がいくつもあったり、フィリピンのお菓子や乾物、フルーツを購入することも可能だ。

見回していると、興味深いモノが多くあった。

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たくさんのおもしろいモノ・コトに出合えることを保証したいと思う。

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