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【Baguio, Philippines】食します!

ナイトマーケットの続き。


本題にいく前に、ナイトマーケットの準備段階から。

行く度におもしろくなっていくので、途中からはナイトマーケットが始まる夜9時前にハリソン・ロード辺りに行くこともあった。

見ていると、大体8時半ごろから9時前にかけて、腰くらいまでの高さのある布袋を持った人たちがゾロゾロと道の路肩にたまり出す。

この時間帯から車は全く通らなくなっていた。

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そして、9時になる直前あたりから一気に準備に取りかかる。各自の持ち場ブースのセッティングの早さに驚きを隠せない。


「えっ!? もうできたの?」

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「疾きこと何とかの如く」かのようだ。

見る見るうちにナイトマーケットの体を成していく。これまで体験してきた迷路を、何もなかった道路の状態から出来上がりを見ていくのもまた一つのおもしろさがある。

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衣類ブースの人たちは、せっせとハンガーラックに衣類やドレスなどを吊るしていく。Tシャツ売りは、見栄えが良くなるようキレイに畳んで配置している。電子機器関係は何やら怪しげな光をチカチカとブースから煌めかせ、テーブルの上には群を抜く安さの携帯電話などをズラリと並べる。フードコートはいつの間にか完成してる。

本題へ移ることにしよう。

この日は、自分の中での何かしらの覚悟というか・・・、気合いみたいなものを秘めさせていた。

なぜならば、「『バロット』を食べてやろう! と心の中で決めていた」からである。


さて、バロットとは、

バロットまたはバロッ(タガログ語: balut)とは、孵化直前のアヒルの卵を加熱したゆで卵である。 バロット - Wikipedia


このナイトマーケットのフードコート・ゾーンでも山積みにされた卵を幾度となく見てきた。そして、それが何であるかウワサで知っていたし、フィリピンでは一般的な食べ物であり、滋養強壮にも良いとされており、皆、おやつ感覚で食べているのも認識していた。

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これだ!


「いつかはチャレンジしておかなければ・・・」

と意味の分からない使命感なのか義務感みたいなものはあった。


そして!

ついに!

食べます!

バロットを!

自分を奮い立たせ、勇んで卵の山の前に立った。すると、お店のおばちゃんが「どうした?」という顔で、ぼくの様子を窺ってくる。


満を持して

「(この卵の中で)オススメの物をください!」

そう言った。


何かのウェブ記事で「お店の人にオススメを訊いて選んでもらった方がビギナーには良い」とあったので、その通りにした。

そして、おばちゃんが「ふぅーん」とうなづきながら選別し始め、そのうちの一つを手に取り卵の先端にだけヒビを入れて渡してくれた。

それを受け取った。

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食べ方も尋ねた。何しろ初めてなのだ。どうしたら良いか分からない。


とりあえず、殻を剥いていくと・・・。

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どこの部分かも分からない・・・。


まだまだ手は休めない。

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「ああああっぁぁあああああ!」
「なんじゃこりゃあーーー!!?」


もう何が何だか分からない。ちょっとだけ気が動転してる自分がいる。

そして、ヒナを取り出す。

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これだ!


ヒナも食べられるみたいだが、今回は遠慮しておいた。そして、食べられる箇所はというと「黄色の部分とスープ」である。中に白い部分もあるのだが、固くて食べられそうにもない。黄色はフカフカな食感で、少しの塩をつけていただきます。スープはそのまま飲み干す。

実のところ、このスープがうまいのだ! そう、うまいのです!

ビジュアルは少々キツかったですが、バロットそのものはとても美味だったのです。ですが、一個で十分かなと(笑)。


もしチャンスがあれば、ぜひ食べてみてください!

***

今回は、もう一品紹介したい。

「Sisig(シシグ)」だ!

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ごはんの上に豪快に乗せられた細かく刻まれた豚肉と野菜たち。そそられます。
おいしいので、ぜひ多くの人に食べてみて欲しいです。

ぼくが買った屋台では、豚肉か鳥肉か選ぶことができました。

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手前左から豚肉、真ん中に鳥肉、右奥に野菜が入っていました。

豚肉をオーダーすると、その銀のポケットから豚肉と野菜を取り出し、一気に炒め始める。

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最後には目玉焼きも付けてくれます。

おいしいフィリピン料理の一つです。

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ドンッ!!!


ナイトマーケット。

最高におもしろい場所なので、行ってみてください。

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