認知バイアス

人間は種族全体として、特定の状況下で起こす反応に特定の傾向を持っています。例えば、吊り橋を渡るときのドキドキ(怖い)を恋愛のドキドキと勘違いして近くにいる人に恋愛感情を持ちやすくなるという、吊り橋効果もこの認知バイアスの一つですね。ありとあらゆる認知バイアスが報告されていて、ありとあらゆる場面に応用できます。

認知バイアスは人間の心理について様々なことを教えてくれます。人間が外の世界の情報を正確に認識していないこと(錯覚)、人間の記憶は当てにならない(記憶錯誤)、聞いたことより見たことの方が覚えやすいこと(画像優位性)、髪を切っても大抵の人には気づいてもらえないこと(変化盲)、公平な世界を信じているが(公正世界仮説)、自分の信じている情報をより集めてしまいがちなこと(確証バイアス)。。。一見、非合理的なものが多い認知バイアスですが、それぞれに個の生存に有利に働くような理由があります。そう、進化論です。ダーウィンは偉大という話です(違う)。認知バイアスを理解することが、人間の心理を理解することに繋がっていきます。

ちなみに、バイアスというのは「全体の平均を取るとそっち側に中心が来ますよ」というやつなので、個々人全員に当てはまるものではないです。また個人差が小さい強い認知バイアスも、個人差が大きい弱い認知バイアスもあります。悪しからず。


さて、この認知バイアスと前回までに書いた欲求の分類(五段階欲求快不快)を統合して考えていくと、ありとあらゆる人間の行動のメカニズムが理解できる…かもしれません。どうして頑張りたいのに頑張れないのか、どうやって人を説得すればいいのか、なぜ善良な民衆が集まると愚かな大衆になるのか、モテるにはどんな行動をすればいいのか、わかりやすい文章・プレゼンはどうやったら作れるのか、人類はどうしてここまで大きく発展できたのか、などなどなど。楽しみですね!

仕込み終わり!

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さる博士

技術派おちゃらけサルです
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