人間の五つの欲求

超久々の更新&新シリーズの画策です。


人間は常に何かを求めて生きて活動しています。

フランスの哲学者・数学者として有名なパスカルは

人間の悪事はすべて、部屋の中でじっとしていられないことに由来する。

と言っています。

悪事に限らず、人間は生まれてから死ぬまでずーーーっとじっとしていることはできません。

何か食べたい、飲みたい、友達がほしい、モテたい、上手になりたい、誰かを助けたい、成長したい、、、などなど、常に何らかの欲求に従って行動しています。


マズローの五段階欲求というのがあります。

自己実現理論 - Wikipedia

これはアメリカの心理学者ブラハム・マズローが唱えた、人間の欲求が大きく5つ(のちに6つにしていますが)に分けられるという心理学の有名な理論です。その5つは

・生理的欲求
・安全欲求
・所属と愛の欲求
・承認欲求
・自己実現欲求

です。 簡単に説明すると、

生理的欲求とは、食料や水、排泄、性欲など生きていくまたは子孫を残していくために必要な、最も原始的な欲求です。

安全欲求は、安全で清潔で安定した暮らしを求める欲求です。

所属(と愛の)欲求は、会社や家族など何らかの集団に所属したいという欲求です。

承認欲求とは、他人に自分の能力や存在を認められたいという欲求です。

自己実現欲求とは、自分の能力や可能性を最大限に活かしたいという欲求です。


マズローはより低位がある程度満たされなければ、上位の欲求は起こりにくいと述べています。例えば、生理的欲求が満たされなければ(食料や水が十分に手に入らない環境だと)、安全欲求や所属欲求は起こりにくい(それよりもまず食料や水を求める)ということです。

また逆に、より上位の欲求を満たすことで、下位の欲求も満たせる可能性が上がります。例えば、安全要求が満たされれば(安全で安定した食料供給が見込める環境では)、生理的欲求は満たされやすくなります(食べ物には困らなくなる)。(これはマズローが述べてるかは確認してないです。自分の考えです。)

この上下の階層関係(下位が満たされないと上位は現れない、 上位が満たされると下位も見される)というのは結構重要かもしれません。

このマズローの五段階欲求はよくできてきて、人間の欲求の分類や階層構造をよく表しています。 分類の仕方など、突っ込みどころは色々ありますが、人間の欲求について整理して考えていくための土台としては十分役に立ちますね。

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