現代人の欲求の根源

人間は常に何かを求めて生きて活動しています。
フランスの哲学者・数学者として有名なパスカルは

人間の悪事はすべて、部屋の中でじっとしていられないことに由来する。

と言っています。
悪事に限らず、人間は生まれてから死ぬまでずーーーっとじっとしていることはできません。
何か食べたい、飲みたい、友達がほしい、モテたい、上手になりたい、誰かを助けたい、成長したい、、、などなど、常に何らかの欲求に従って行動しています。


一言に欲求といっても、いくつかの種類に分類できます。

人間の五つの欲求(過去記事)

人間の二つの欲求(過去記事)

また人間の進化の過程で身に付いてきた"認知の歪み"が存在します。

認知バイアス(過去記事)

これらを利用して考えていくと、ありとあらゆる人間の行動のメカニズムを何となく説明できます。どうして頑張りたいのに頑張れないのか、どうやって人を説得すればいいのか、なぜ善良な民衆が集まると愚かな大衆になるのか、モテるにはどんな行動をすればいいのか、わかりやすい文章・プレゼンはどうやったら作れるのか、人類はどうしてここまで大きく発展できたのか、などなどなど。そしてそれら現代人の行動の根底にあるのはたった二つの欲求です。

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