人間の二つの欲求

前回、マズローの五段階欲求を紹介しました。別の欲求の分類方法もあります。それが、、、快か、不快か、の二分です。


もう少し丁寧に説明します。

人間の欲求には大きく分けて二つの方向性があります。「欲求」と書くと恐らく「追い求める」ような意味を強く感じるのですが、真逆の方向「避ける」欲求もあります。追い求める欲求は正の欲求(正の報酬、快)、避ける欲求は負の欲求(負の報酬、不快)といいます。

正の欲求の具体例を挙げると、食料だったり、水だったり、安全・安定だったり、お金だったり、恋人だったり、友人だったり、他人からの尊敬や称賛だったり、ご飯のお焦げだったり、それを手に入れようとする欲求です。

負の欲求の具体例を挙げると、死だったり、ケガだったり、病気だったり、不安や恐怖だったり、失業だったり、仲間外れだったり、侮辱だったり、面倒事だったり、足の小指の虫刺されだったり、それに遭遇することを避ける欲求です。

基本的に人間(を含めおおよその生物)は正の欲求をできるだけ多く得て、負の欲求をできるだけ避けられるように行動するように学習していきます。


認知科学や機械学習の理論では、この正の欲求と負の欲求は同軸に置くこと、別のそれぞれの軸として考えること、の2通りの考え方があります。つまり、

(1) 同軸に置く

快<------------>不快

(2) 別のそれぞれとして置く

快<------------>快じゃない

不快<------------>不快じゃない

の二通りです。

個人的には、それぞれの軸として考える方(2)がいいと思います。なぜなら、正の欲求と負の欲求はしばし同時に存在することがあります。例えば、テストでいい点を取って褒められたい(正の欲求)けど、勉強するのは面倒くさい(負の欲求)がそれです。ちなみに(1)のように考える方もとても大切です(物事を単純にして考える、という意味で)。

この二つの欲求が対立したときにその間でなにが起こるのか、一つ大切なことですね。(つづく、そのうち)

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さる博士

技術派おちゃらけサルです
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