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別れない女帝

ブラックボックスを開けてみるか・・・

今まで触れたことのない題材に触れてみようと思う。
私には妻がいる、結婚してかれこれ今年で5年目になる。

この女帝と私は3年間まともに口を利いていない。


それぞれの夫婦にはそれぞれの事情があり
それぞれの歴史がある。

夫婦生活に亀裂が入るタイミングもそれぞれであろう。
そして、そのきっかけはほんの些細なことであることも少なくないのではないだろうか。

私は亀裂が入ってから、これまでに幾度も離婚願望を申し続けた。
どうやら女帝には耳がないらしく、聞き入れてはもらえずにいる。

女帝のご飯は3年食べていない。
女帝は私に食事を作ることはしない。
女帝と口を利くのは、離婚を願い出るときと、コロナの濃厚接触者と判定されたとき、それ以外はない。
女帝は掃除もまともにしない。
そんな女と寝ることなんて考えられない。
こんな女と家庭を作ろうなんて思えないから、子供がいないことは言うまでもないと思うが、念のため触れておく。

2度目の離婚を願い出たときこんなセリフを女帝が吐いた。
『あなたには離婚する利があっても、私には離婚する利がない』
まったくもって意味がわからない、いまだに意味がわからない。
周囲の人間に以前この話をしたとき、私のことが好きだから離婚しないのではないか、と言われた。

好きな人のために、好きな人が嫌がることを継続する・・・
どんな構造の神経ならできるのだろうか。
私と早く別れたほうが女帝も子供を産むことができるのに・・・
子供が産まれたら云云かんぬん、あの結婚前に笑顔で話していた話は偽りだったのだろうか。
この女帝に子育ては無理だ。

2LDKの狭い部屋のリビングが私の生活空間だ。
この文章もリビングから打っている。
他の2つの部屋は女帝の部屋だ。
正確に言うなら一つは女帝の猫の排出物置き場である。
そう、女帝は自分が飼っている猫の世話もままならない。
もちろん、猫の部屋のことについても何度も願い出ている。
こんな女に子供を育てることなどできないし、
寧ろして欲しくない。
女帝の寝室みたいな部屋はどうなっているのかって?
いつかゴミ屋敷の取材がきてもおかしくないのではないか、
私は勝手にそう思っている。
召使がいない女帝はこんな感じなのだろう。
ただひたすらに荒れている。
私の生活空間は、ピカピカと言う訳ではないが、
足の踏み場は大いにあるし整頓がされている。

いつまでこんな生活が続くのだろうか

足元を掬われたくない私は、不貞には走らない。
慰謝料も発生することはないのだが、
これでも私は何かを払う義務があるのだろうか。
女帝は女帝なのに働いている。
私と女帝の財布は別である。
家のほぼほぼのことは私が出費している。
食費??
女帝が女帝の分だけ作って食べているのだから、
私は払う義務はないと思う。
毎月に家賃の3割を女帝から寄付してもらっている。
ここについては賛否両論あると思うが、
今は苦情を受け止める気はない。

こんな女帝が、他のお城にもいるのだろうか。
この女帝の気持ちがわかる別の女帝がいるなら、
是非我が女帝の気持ちを教えていただきたい。

女としての華を失いつつある中で、
一緒にいたところでなんの利もない男と、
結婚生活を頑なに続ける、この女帝の気持ちを私は知りたくて仕方がない。

今日はこの辺で、この先の行方は私にもわからない・・・





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