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2023年の振り返り『よく遊び、よく学んだ一年』


前書き

 この一年は、これから先の人生をどう生きるか?を考えて準備をする、勉強のための1年となった。去年の夏前に仕事を辞めて、行政書士に転職すべく試験に合格するところから勉強してみたが、自己採点の時点で惨敗は目に見えていた。去年の失敗を踏まえて、引き続き勉強をすることがメインとする一年というのは年始の時点では決まっていた。結局、準備期間を兼ねつつ充電期間として自由気ままに趣味にも勤しみつついろいろやってみた一年となった。

2023年にやってきたこと

大きくは以下の通り。

  1. 行政書士になるための勉強

  2. 趣味のポケモンを楽しむ

  3. 株を始めたこと

  4. 猫のいる暮らし

  5. noteにいろいろと書き残す

1.行政書士になるための勉強

 行政書士試験受験勉強生活視点での振り返りは、試験後に書いた記事の通りである。

行政書士試験に挑んだ1年半の記録(R5.記述抜194/300点)_2023.12.22.26:36最終更新|テツノトリ (note.com)

 今年の試験は11月12日(日)13~16時に実施された。試験後に振り返りの記事を執筆しては公開し、読み返しては加筆修正。これをひたすら繰り返してしまった結果、28000字程度にまで膨れ上がった。今年のみならず昨年の後半からの振り返りの記録となるが、一つの記事でここまで文字数が膨れ上がったのは初めてである。
 自分で受験記録を執筆してみながら、他にもいくつか心に刺さった記事があったので、それらを紹介してみる形でも記事にまとめてみた。

受験記録という名の読み物紹介(行政書士試験)|テツノトリ (note.com)

 この試験は、スタート地点もその過程も人によってさまざまであり、一概にこれというやり方を絞るのは困難というか、そういうものではないのかなという結論に至ったわけだが、とはいえ共通してみえてくるものがあったりるするので、これから行政書士試験に挑む・改めて挑まれる方には是非受験記録を気分転換に読んでみて、自分に合った要素を取り入れていくのをお勧めしておくことにする。ただやみくもに過去問や一問一答を解くだけでは突破は非常に困難、これは改めて声を大にして言いたい。
 行政書士の資格をとったとしても、行政書士会に登録しないとその仕事ができないし、どういう分野を主に取り扱うことにしてどう立ち回るか?でも相当に変わってくる。資格としてできることは膨大であるが、実際に仕事としてやっていけるかはまったくの別物である。資格を取るための勉強と、それを業としてやっていくための勉強は別次元なようだ。当面の型を決めていく、というのが今のところの主な考え事である。

2.趣味のポケモンを楽しむ

 1月の東京対戦オフ遠征、1~3月・7~8月はシングルランクバトルを、8月の横浜WCS関連イベント観光、その他youtube視聴等いろいろと勉強の合間に楽しんだ。楽しいことばかりでもなかったりもしたが、いろいろとポケモンを通していろいろと学ぶことができたと思う。

 ポケモンの対戦は基本的には1か月を1シーズンとして、何シーズンか毎に使えるポケモンや技が異なったり、いわばナマモノである。今回のシーズンでは満足のいく結果が出せたとしても、次のシーズンもうまくいく保証はない。とはいえ熱心に戦い続ける人は概ね日々新たな情報を仕入れて環境を考察し、環境に適合させる形で頑張っておられる。
 人によっては人生の都合で毎シーズン本腰を入れて戦えるわけではなく、一旦休止したりすることもしばしばあり、途中参加も途中撤退も自由。そもそもどこに目標を置くかも自由なので、気軽にやってみるとよいかもしれない。

 前作のいわゆる剣盾からランクバトルに参戦するようになり、ランクバトル最終3桁を数回とったことがある程度であるものの、数年やっているとある程度感じるところがあったりするわけで、一旦の引退前に行きついた考え等を書き残す記事も書いてみた。こういった形で、その時点での自分の成績や考え方等をまとめておき、またしばらくしてから見返してみると、新たな発見や成長に気づくことができるかもしれない。

ポケモンランクバトルの際に意識していたこと|テツノトリ (note.com)

 一旦の引退シーズンと決めていた8月は、ひとまず自己ベストを更新できる形で締めくくれたので、その後のメインイベントである試験においても追い風となった。

エンジョイする受けループ S9シングル最終810位R1922&最終870位R1919|テツノトリ (note.com)

 1体ずつポケモンを出して戦わせるシングルルールにおいては、大きくいくつかの基本構築がある。汎用性が高いポケモンを構築に組み込み1:1で相手を処理していく対面構築、搦手で起点を作成して後続のポケモンで積み技を駆使して能力を倍増させて圧倒的なパワーで全抜きしていく展開構築、相手に対して有利なポケモンで戦う交代多めのサイクル構築、そしてサイクル構築をより防御と継戦能力に特化してじわじわと相手を消耗させていく受けループ等がある。

 『受けループ』という戦術はまさに私がこう在りたい戦い方そのものであった。相手の攻撃を受けつつ、回復しながら少しずつ相手を消耗させ、時に一撃必殺技の機会を増やして一体もっていき、耐えて耐えて相手の心をへし折っていくスタイルを非常に気に入っている。そうはいっても火力がおかしいポケモンも多数いるため構築を運用するにしても繊細な扱いが求められるが、そこがまた楽しかったりする。

 時に集中してがっつりとやる日もあったが、原則はあくまで合間にやる程度としており、ランクバトルを最重要に置く生活というわけではなかった。そんな中で一戦一戦時間のかかるやり方で戦うのは非効率に思えるかもしれない。しかし、やるからには一戦一戦丁寧にしゃぶりつくすように戦いたいと考えるタイプで、準備運動から対戦後の振り返りと一戦一戦を極力大切にするようにした結果、ある程度伸びるようになったと思う。熱心にやっていたときの目標が最終3桁以内という目標であったが、そのあたりでいけば月に100戦かからずに達成することは一応可能であるから特に問題なかった。

 その後10月~12月のS11~S13では使用可能なポケモンがさらに増え、2024年正月明けからスタートするS14ではさらに使用可能なポケモンが増えるだろうということで、もしまたやるならさらなる見直しが必要である。とはいえ本業とすべき『自分自身』の構築組みとそのための勉強に神経の大半を消費してしまっているため、こちらのほうはやれても戯れにといった形になりそうである。ただし戯れといってもここにも何かしらのヒントがあるやもしれないので、気が向いたら少しずつやっていきたいところではある。

 ポケモンワールドチャンピオンシップ(WCS)の開催も今年を振り返るにあたり欠かせない。ポケモンの世界大会であり、実は今まで日本で開催されたことがないという。本編のゲーム部門はダブルバトルルールのみしかなく、試合には予選も含めて一切参加しなかったわけだが、関連イベントだけでも多岐に渡り全国からフォロワーさんが集結するのも相まってこれだけで行く価値が十二分にあった。
 途中予選で重大なトラブルが複数散見され、観に行くべきか相当に悩んだが、関連イベントのラインナップがあまりにも素晴らしすぎたため全てを投げ打って観光を敢行した。

ポケモンWCS関連のイベントに行ってきた話|テツノトリ (note.com)

3.株を始めてみたこと

 株は前々からやってみたいと考えていた。ちょうど会社法も勉強中だったし、平日も自由に動けたため株主総会へも行けるのではないかということでやってみることにした。任天堂の株主総会で強烈な体験をして、記事にしてみたら過去一番のビュー数となった。なお、あくまで受験勉強のついでだったためか張り付いて本格的に頑張るとまではいかず、結果マイナスにはならなかったが運用実績はあまり振るわなかった。

『聞く力』と『伝える力』 株主総会に参加して得た学び|テツノトリ (note.com)
 株主総会の雰囲気は会社毎に全然違うため、それを見比べてみるのもおもしろい。また質問の内容やその受け答えもまた勉強になるところがある。株をされていて、まだ行かれたことのない方は是非お時間があれば株主総会へいってみてほしいところである。

4.猫のいる暮らし

 特に外出する用事がないときは家で勉強する一年であったため、今までで最も猫と触れ合えた一年でもあった。来年は猫のご飯代も稼げるように頑張らねばならない。

猫は素晴らしい!

5.noteにいろいろと書き残す

 もともとは構築記事がメインであったが、今年はそれ以外にもいろいろな経験をnoteで記事にしてみた一年であった。

 そういえば、note公式から自動で年末レポート作成をする機能が紹介されていた。noteで記事を書かれている方は一度やってみるとおもしろいかもしれない。

年末レポートで、2023年の自分の創作活動を振り返ろう! #noteまとめ |note公式

そんなわけで、実際にやってみたのがこちら
2023年の記録|note(ノート)
※集計期間: 2023.1.1 〜 2023.12.16


今年得た教訓等

 何事においても『振り返り』はとても大切である。何かに本気で取り組んだ後は、振り返り反省や教訓を得ることで今後またその経験を再利用することができる。思えばこの一年は職を捨てて修行と趣味に没頭した一年であった。その代わりにそれなりの『経験』は得られたのだと思う。

『推しは社会のインフラである。』

 この一言が空から降ってきたことがMoney for Good賞受賞に大きく貢献したことのは間違いなさそうである。
 『推し』を定義づけるとすると、自分の心の支えになっている存在であり、かつ、関連するイベントや商品に惜しみなくリソースを投入することで満足を得ることができる存在、といったところか。何年か前からか『推し』という言葉と共にその概念が一般に普及し始めた。最早インフラといってもよい。

推したい会社『任天堂』|テツノトリ (note.com)


『忘れることは仕方がない』

 伊藤塾の講義で最初のほうに教わった教訓である。勉強していると必ずぶち当たる問題である。まったく初見のところから記憶するよりも、一度やったことのあるところを勉強し直すほうが、理解するまでの時間はより短くて済みやすくなるということである。
 では、どうすれば記憶できるのか?その答えが自分の中での思い出し方を構築しておくことである。何か別の記憶と結び付けておくと、連想して思い出されることがわりとよくあると思う。いわゆるゴロ合わせもその一種である。また体系的な知識を記憶しにかかる場合は、図に落とし込んで記憶してみたり、パソコンのフォルダのように分類分けして記憶を保管してみるのも手である。
 勉強するときは、忘れること自体はしょうがないこと。これを踏まえたうえでどうすれば思い出しやすくなるか?これは是非考えておくべきである。

『わからない問題に遭遇したときは、わからない自分を認めてあげることがとても大切』

 これもまた伊藤塾の講義にて教わった、わからない問題に遭遇した時の心構えである。わからないものであると一旦降参はするものの、その上でなんとか他の解決方法を模索するという考えである。『わかるはずであるのにわからない』『わかっていそうでなぜかわからない』だとたしかに精神的にあせるが、わからないものであると認めることによって、一旦おちつくことができる。これはわからない、ということが明確になり、わからないことものはしょうがないということで無駄にあせらなくなる。もっとも、残り時間あと1分とかだと結局焦ることにはなるだろうが…
 転じて、どうしても自分にできないことがある場合は、できない自分を一旦認めたうえで、代替案を考えることとした。物事によっては正攻法で乗り越えずともなんとかなることもあるわけで、あきらめずに別の方法を準備する、あるいは探してみるということもとても大切である。

『なんとなくの反省からは、なんとなくの結果しか生まれない。適当な反省からは、適当な結果しか生まれない。』

 これは私が一年間お世話になっていた伊藤塾の今年のR5行政書士本試験分析会2回目の動画の締めの言葉である。あの本試験を経験した者にしかわからない感覚なのだが、終わった後数日は何らかの影響が出る。特に敗北濃厚の場合はメンタルへのダメージは相当なものとなる。実際私も去年敗北濃厚だったときは11月いっぱいぐらいまで影響が出たのを記憶している。そんな中でのこの一言だったわけだが、挫折の経験が一つでも多くの今後の糧に変わることを願ってやまない。
 今回の試験に関わらず、これは万人が肝に銘じておくべき金言だと思うし、この一言は一生忘れずに生きようと思う。

【参考動画】
2023年度 行政書士本試験分析会2~基礎法学・憲法、行政法、多肢選択式・記述式、商法~ (youtube.com)

最後に

 うちの家族は趣味嗜好が皆ばらばらであり、意見が一致することが基本的に少ない。冷暖房の温度でも毎日のように揉めるし、物の配置をとってみてもそうである。それでも数少なく意見が一致していることとして、年末のクリスマス頃にイタリア料理を食べることである。ワインを飲み、ピザとパスタを食べ、一年間無事に過ごせたことを感謝するのである。

 今年までは毎年恒例のディナーをなんとか開催できていたが、来年も開催できる保証はどこにもない。特に来年は未知の領域での戦いになるのは間違いなく、本当に開催できるのか今まで以上に恐怖しているというのが本音である。
 今年得た経験や振り返りを活かして、来年も年末にまたおいしいワインが呑めるようになんとか頑張っていきたい。




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