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人に会って話を聞くことの大切さ

 1月末に合格発表があったとはいうものの、開業に向けてぼちぼち準備しているのを最優先させているので、未だ無職と言えば無職である。
 最近は準備の一環で、いろいろな人と会う予定をいれるようにしている。試験突破していたら合格祝賀会は是非いっておきたいと兼ねてより考えていたのでそれは勿論なのだが、近場にお会いしてみたい方が来られる情報を聞きつけては、ちょっとご挨拶させていただけないかダメ元でご連絡をいれては話を聞きにいっていたりする。
 幸い何人かの先生にお会いしたり、合格同期の方に会う機会が少ないながらも得られたわけだが、これは是非やっておいたほうがよい。同業者や同業者候補は割と機会があるが、他の業界の方や昔のツテ等それ以外でもなんとか機会を設けておいたほうが良い。いろんなことが学べるし、今後のビジネスにもどこかしらでつながっていくものだと思われる。私の場合は昔からオフ会にでてまったく知らない世界の人の話を聞くのを楽しむタイプであったし、なんならそれのおかげで今の自分があるまである。そのあたりの話ももしかしたらどこかで記事にするかもしれない。
 可能な限りもう少し遠出しようか検討しだしているところであるが、事業計画を練りながら現状の資金とにらめっこしつつ、そこを考えていくことにする。

 現役の先生方からは特に、『マーケティングとビジネスについてもっと勉強しておいたほうがよい』というアドバイスをいただいた。たしかに、名刺作成や書類の準備等もすすめないといけないのは勿論ではある。しかしながら、士業といえども個人事業主であり、このあたりが明確でないということは、迷走しているに他ならないということになる。
 軌道に乗るまで2,3年かかると一般的にはいわれているが、そこを数か月~半年である程度軌道にのせて飛躍されている方は、ビジネス戦略が非常に明確である点は共通して見て取れる。大都市圏かそうでない地域でやるかによって変わってくる部分もあるが、分野を絞ったうえでさらにそこから分野を細分化して攻める、そうするとその分野はその人、という印象が付きやすいのも相まって仕事を取ってきやすくなるという。仮に専門外のものがきたとしても、他の人にまかせるでよいのである。
 私はといえば、合格発表が終わってなお、いくつかの方向性を絞ることができたものの、未だどこに主軸を置くのかは自分の中でとりあえずの結論が出ていない。

 また、合格報告会や祝賀会に参加して、その後二次会等深く同期の人と話す機会があったわけだが、本当にさまざまな人生背景があった上でこの試験を乗り越えてきたのだと骨の髄まで痛感した。合格してからの動きも人によって事情が違うため、すぐに独立開業に向かって進む人、一旦今の仕事等の環境を変えずに少しずつ準備する人、専門分野に関連した業界のバイトを始めて環境考察と開業資金稼ぎにとりかかる人、これからどうするかじっくり考える人等さまざまである。

 仮に独立開業しても、合格年度や開業時期の話が出ることは昔話の一環ですることはあっても、実際の業務上はそこまでないのかなと思うが、同期というのは人とつながる大きな動機にはなるので、今の時期ぐらいは割と意識してしまってもいいんじゃないかと思った。深く話せた人の中には、今後長いお付き合いができそうな方も現れてくるかもしれない。私の場合は、人生観やものの考え方が正反対だからこそ互いに興味を感じ、忌憚なく意見を言い合える、『塩を塗りたくれる間柄』の人達に会えた。これは非常に大きい。

キョジオーン。がんえんポケモン。必殺技は『しおづけ』

 傷を舐めあうのではなく、中傷するのではなく、塩を塗りたくって発破をかけられる、こういう人は意外といそうでいなかったりするものである。何かを志して新しい世界へ飛び込むにあたって一番必要なのは、こういう人の存在なのではないかと思う。

 『構築を組む』というポケモン対戦において非常に重要な作業も、マーケティングに通じるものがある。

消費者の求めている商品・サービスを調査し,供給する商品や販売活動の方法などを決定することで,生産者から消費者への流通を円滑化する活動。

大辞林

 実際の対戦中での立ち回りの部分の思考の読みあいの部分は一旦おいておくとして、自分がどういう戦術が好きなのか?それをどう現在の対戦環境に落とし込んで、どう戦っていくのか?もっとも全ての場合に対応することは非常に困難なので、再現性が低い事態についてはある程度わりきって考えることも必要である。そこを織り込みつつ、トータルでどれだけ勝てるのか?このあたりができる人は、マーケティングの本質の部分に知らず知らずに触れているのではないかと思う。そこに気が付けば、将来就活するときや仕事を始めることになったとき等、『現状をみたうえで、どうすれば解決できるのか?』という方向に意識が向くのではないかと思う。

 そういうわけで、いろんな人に会って、自分では気づけなかった視点での考え方に触れつつ、マーケティングやビジネスのみならず他の人から学べることをとことん学んで今後の自分の在り方を確立していきたい。それと同時に私もまたお会いできる方々に何かしらの化学反応を与えられるように日々意識して何か持って帰っていってもらいたいと思う。


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