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「教育とは何か」を問い続けて

今回は、なぜ自分は教育に携わっているのかを、改めて自分の中で整理するためにも、お話ししたいと思います。

教育について考え始めたきっかけ

私が教育について真剣に考え始めたのは、アメリカの大学在学中の夏休み、南米大陸に2ヶ月間バックパッカーで旅した経験からでした。

南米大陸を旅先に選んだのは特に深い理由はなく、アメリカの大学で出会った南米出身の友達のところに遊びに行くため、そして映画「モーターサイクル ダイアリーズ」をたまたま見て、「南米大陸を旅したい!」という衝動に駆られたからです。

南米大陸の旅の話は、またいつか記事にします(記事の写真=ボリビアのウユニ塩湖も、その時撮った写真です)。

ボリビアを旅している最中、ある少女たちに出会いました。

ボリビアの首都 ラパスの街角にて

少女たちはおそらくストリート・チルドレンだと思われ、ほぼ1日、そしてまた次の日も同じ場所に座ったまま、物乞いらしき行動を取っていました。

ストリート・チルドレンの存在など話には聞いていたけど、実際に幼い子がこんな生活をしているなんて…私はシンプルに、その現実に衝撃を受けました。

その後の旅中で、何度もあの少女たちのことが頭をよぎりました。
「あの子たちは、なぜ座ったまま何も行動を起こさないのだろう?」
「彼女たちは物乞いをするよりも、あの状況から抜け出すことができる行動があるのではないか?」
「もし自分が同じ環境下に置かれていたら、どのようにあそこから抜け出すだろう?」

この時から教育についても考え始めました
「あの子たちは、平日も街角にずっといるけど、学校は行っているのか?何かしらの教育は受けているのか?」
「もしあの子たちが教育をしっかり受けていれば、ただ座って物乞いをする状況も変えられるのではないか?」
「自分がこうして南米大陸を旅行できているのも、そしてその後の人生をどのように生きるか考えることができるのも、日本で当然のように義務教育を受け、高校に進学し、アメリカにも留学させてもらえる環境があるからなのだ」

「よし、教育について学んでみよう」

少女たちとの出会いから、頭の中をグルグル巡り、モヤモヤしていたことが、スッと自分の腑に落ちました。
もしかしたら教育は、社会をより良くする可能性があるのかもしれない」と、次の街へ向かう夜行バスの中で思いが込み上げてきたのを、今でも覚えています。

そこから、私の「教育とは何か」を問い続ける旅も始まりました。
その後、アメリカの大学を卒業して、教育哲学を学ぶために日本の大学へ編入しました(なぜ進路を日本の大学にしたのかは、またいつか別の記事で書きたいと思います)。

皆さんにとって教育とは何でしょうか?
日々、私も学校という場所で問い続けています。

#教育 #教育哲学 #教育とは何か #南米大陸 #バック・パッカー



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