さきぽん

Osaka,Jp//人生津々浦々備忘録//楽しいことがいい//無益なテキストばかりです

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最近の記事

この非日常におもうこと

前回の記事から年も月も日も経ってしまった。 その間に世の中には目に見えない物が蔓延り始め、世界中の人間が狂わされている。 かくゆうわたしもその1人だ。 日常からエンタメが消えた。 最初のうちは、自分だけなんでこんな思いをしなければならん?と思いながら、よしもと漫才劇場の多数の公演のチケットを泣く泣く払い戻しをした。(手元のチケット枚数に驚いた。コンビニ店員さんも引いてた。) その分のお金で酒を煽り、たまにパチンコに行ってみては勝った負けたで一喜一憂するクズ生活に見事成り下

    • 流動体について〜日常

      昨年4月、小沢健二氏の大阪城ホール公演を観に行った。 あれは小学生の頃、 音楽番組も結果盛んで、何かあればミリオンヒットなどという言葉が飛んでいた時代。 クラスメイトはやれKinki KidsだのやれV6だの 下敷きや非公式のシールを貼ってやいのやいのと色めき立っていた。 その中で、「小沢健二が好き」と言いきったひとりの女子。 それが今の悪友であり、親友でもあり、前の記事に書いた、幼馴染である。 私のオザケンデビューは遅かった。 スチャダラパーを聞き出し、渋谷系をかじり

      • 板の上の魔物

        今年になって、大阪よしもとの若手芸人さんを観に行くことが増えた。 オードリーのオールナイトニッポンin武道館というモンスター級のイベントを見たせいで、心にぽかーんと穴が空いた。 そんな折り合い、ひょんなことから幼馴染が「見取り図が見たいんやけど」と言い出した。 2018年のM-1ファイナリストの見取り図。 前職でたまに若手芸人さんとお仕事することはあったが「エレベーターで一緒になるお兄ちゃん」程度にしか失礼ながら思っていなかった。 彼らに関しても、とうの昔に少しだけ

        • 炎天下で、音に溺れる魚のように

          2019/9/7 泉大津フェニックスで開催されたOTODAMA18-19音泉魂へ。 ほぼ毎年行ってるフェスなので異常な愛が強いのですがそこは割愛して、フィッシュマンズの事を綴りたいと思います。 フィッシュマンズとわたし。 フィッシュマンズはスカパラの茂木欣一氏がドラムとボーカルを務めている。本来のボーカルだった佐藤伸治氏は、もう私が知った頃にはとっくに鬼籍に入られていた。ただ友達が誕生日にくれたサブカル楽曲の詰め合わせのようなCDに、好きそう、といかれたBabyを入れて

        この非日常におもうこと

          この症状に、なまえをください。

          「あの、この状態に名前が欲しいんですけど」 「鬱状態、ですね」 今しがた、初めて行ったお医者で言われたこと。 心療内科は何も聞いてくれんだの薬をやたら処方してくるだの当たりハズレ多いだの、ヤバイ場所だと度々聞いてきたので足を運ばなかった。何ではよ行かんかった。 自分に躁鬱の気があると自覚したのは大学を辞める時の面談で名のある学科長から「さきぽんさんは躁鬱だね」と言われた時だった。この人の本を読むといいよ、とご丁寧に餞別をいただいたが、そう…うつ?なに?と単語がぐるぐる

          この症状に、なまえをください。

          あの日の、よふかしのこと。

          とある年、仕事を辞めた。 デザイナーになりたかった。 高校も大学も芸術へ進んだ。 しかし大学側にはデザインもさせてあげる、と言われたにも関わらずそんな時間は与えられず、親に一生分のごめんなさいをして中退した。これが挫折でこれが転機にもなった。 フリーターになり、友達のバンドや自主イベントで創作をしながら知識を蓄えさせてもらい、武器にした。 そしてもうひとつの夢だった、服屋、という商いごとに絡めて夢を一気に叶え、しがないながらWEBデザイナーという肩書きの職業になる。

          あの日の、よふかしのこと。