無意識に大切なお肌をこすり過ぎていませんか?

乾燥して皮膚が痒い。ボリボリ掻いてしまう。
顔の乾燥がひどくて、クリームを塗っても塗ってもつっぱる。
このように訴える方がたくさんいます。

健康な肌は本来、自ら潤いを保つ機能があります。何を塗っても乾燥するというのは、潤いを保持する機能が損なわれている可能性があります。
肌の健康が損なわれる大きな要因の一つが摩擦

洗う時こすっていませんか?と聞くと、「こすってはダメなんですか?」と言われてしまう事があります。
その通り、肌はこすってはダメなのです。

女性のお顔に関して同じ質問をした場合は、「こすっています」と答える方はほぼいません。
しかし、そのつもりはなくても実際にはこすり過ぎている事も多いのです。

温泉などで隣の方が顔や体を洗うのを見て驚く事があります。
「あの、もう少し優しく、、、」と全くの見ず知らずの方に声をかけたい衝動に駆られます。


皮膚は手を使って泡で撫でるように洗うものだと認識してください。
身体を洗う時にタオルを使ってゴシゴシする爽快感が大好きという人を除けば、多くの人はなんとなく習慣になっているだけかもしれません。

ぜひ今晩からタオルで洗う習慣をやめ、手で優しく洗ってみてください。
背中に手が届きづらい人も、エクササイズのつもりで手を伸ばしているうちに届くようになってきます。
どうしてもタオルを使わないと洗った気がしないという方は、化学繊維の硬いタオルでなく、綿など肌あたりの柔らかいものにしてください。

手にせよタオルにせよ、押したり叩いたりといった垂直の力に比べて、皮膚は並行に加わる摩擦の力にとても弱いのです

肌に関する話は、美肌・美容を気にする人に向けての話と捉えられがちですが、すべての人にとって皮膚は大切な臓器です。
大切な臓器の健康を損なう行為は避けるべきなのです

もちろん美肌の必須条件は、肌が健康である事。赤ちゃんの肌に対するような優しさで自分のお顔をお手入れしていると、潤いを保つ機能が徐々に回復して、カサカサ乾燥肌もツヤのある丈夫な肌に近づいていきます。

次の入浴時や洗顔時に少しだけ、皮膚にタオルや手による摩擦力がかかっていないか気にしてみてください。

皮膚の臓器としての役割は、外の刺激から身体を守る事。
身体のいちばん外側で頑張っている皮膚をどうか優しく扱ってあげてください。

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