金融投資と自己投資
私はFIREに憧れていた時期がありまして、節約や資産運用に全力で取り組んでいました。
職場の同僚は、ケチな私に対して不気味さを感じていて、「若いのだからお金なんて使い切ってもっと遊べよ!」とアドバイスをくれました。
若い時にしかできないことがあり、それを捨ててお金を貯めるのは愚かだと言うのです。
「家庭を持ったら自由なお金もないし、遊べなくなるよ。」
これはその頃に、自分の考えを整理・検証するためにノートに書いたことです。
半年前か一年くらい前に、私が考えてたことです。
FIREムーブメント
独立志向の高い人間が、若いときからお金を貯め、運用して、経済的自立を確立し、好きに生きていこうという流行。株高を受けて欧米から日本へ波及した。
FIREへの反論、考えられる欠点
「仕事=嫌なこと」が前提となっている。
仕事を辞めたとして、暇で退屈だろう。
若い時にしかできない遊びもあり、それらを制限してしまう。
人的資本の価値が落ちる。(自己投資を疎かにして株を買うから)
人的資本の価値が落ちるとあるが、そもそも人的資本とはなにか?
人的資本とは
金融投資は自己投資の先送り
貯金しようが株を買おうが、最終的には自己投資される。だから、金融投資は自己投資の先送りであると定義できる。
人的資本を大きくするために自己投資をするのであれば、技能・器用さ・判断力が向上しなければならない。
よって、クラブに行くこと、友達と飲みに行くこと、沢山の女と触れ合うこと、いい服や時計を買うことは、楽しいかもしれないが、将来の収入を上げることに繋がらないので自己投資とは呼べない。
このような経験は金にならない。
自己投資も金融投資もリスクがある
しかし、人的資本の大きさが収入を上げるだろうか?
現実問題、技能、器用さ、判断力に対して、誰がどう評価し、正しく値段をつけるのだろう。そこが非常に不確実であり、リスクが大きい。
結論
目的意識の強い人と一緒になること。
いつまで金融投資をして、いつまで自己投資するのか決める。
自己投資であるものとないものを正しく分ける。
若い時に遊んでしかいなかった人は、若い時にしか遊べなくなる。
人生を自分で選択して自力で生きているという実感が足りないから、FIREに憧れる。
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