手を握っていたい

『手を握っていたい』

夕陽の波が打ち寄せる

その窓際に肘を着いて

今日

失ったものへ

想いを馳せる


それは

失うべき時に

手から離れたのだから

心にピリオドを打つだけ


そんな日々を過ごしてきたよ


だけれど

時が来て離した

あなたの手は

心に終わりを描けなくて


明日も

あなたに

会いたい


明日から

ずっと

手を

握っていたい





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