ノートPCのハードディスクをSSDに付け替えるまえに調べておくこと。

自宅にあるノートPCがあまりにも遅いので、SSDへの付け替えをしました。付け替えることを、「換装」とも言います。

PCを使っていて遅いというのは、いくつか理由があるのですが、HDDへのアクセスが足を引っ張っていることが多いです。
タスクマネージャを開いて、どのリソースが使われすぎていて遅くなっているのか原因を確かめる必要があります。
結果として、CPU使い過ぎとか、メモリが足らないとかもあります。そこは自分で確認してみてくださいね。

ここでは、SSDへの換装のために事前に調べたことなど、必要なことを書いていきたいと思います。

大切なこと

HDDからSSDへの換装は、自己責任で行う必要があります。
すべてがこのやり方でできないかもしれませんが、基本的なことは抑えてあるとおもいますので、参考にしてください。
どんな作業でも、想定外のことがでてきます。交換しているPCでは途中でインターネットでの検索ができなくなるので、いざというときの検索用にスマホなどを用意しておくことをお勧めします。

換装するPC

私のPCは以下の機種です。
TOSHIBA Dynabook T75/DW
型番 PT75DWP-BJA2
OS Windows10 64bit HOME

NEC LaVie LL750/L
型番 PC-LL750LS3EW
OS Wondows10 64bit HOME

この機種のHDDには、キャッシュ用としてSSDがついているもの用ですが、実際その有効性はあまり感じられず、常にHDDのアクセスが100%に張り付く状況となっていました。HDDが遅くなっていたのが明確だったので、今回換装を頑張ってみようと思った次第です。

1.事前に調査すること。

1-1.HDDの大きさ

容量ではなくて、HDDそのもののサイズのことです。
最近のノートPCではHDDは2.5インチサイズのものがほとんど。(それ以外はかなり珍しい)
デスクトップでは、ほかのサイズのことがあります。5.25インチとか3.5インチとか。かならず自分のHDDのサイズを確認してください。
知らべるのは、PCの販売元に確認するのが一番確実です。

私のPCは2.5インチサイズでした。

1-2.HDDの厚さ

HDDにはいくつか厚さがあります。
2.5インチのHDDだと、7mmと9.5mmがあります。
HDDとSSDの大きさや厚さが違う場合、アダプタが必要になります。

私のPCのHDDは9.5mmでした。

1-3.ディスクの容量

HDDのディスク容量よりSSDのほうが小さい場合は、コピーする際に注意があるので、できれば同じサイズかSSDのほうを大きくしておくことをお勧めします。
パンフレットや、エクスプローラ、ディスクの管理などで確認できます。

私のPCはカタログスペックで1.0TBです。

1-4.HDDの接続方式

SATA(シリアルATA)などは、接続のバージョンもあるので確認しておきましょう。SATAの場合、バージョンがあっていないと低速側にあってしまって性能が十分に出せない可能性があります。

私のPCは、SATA3.0での接続でした。

1-5.ディスクのフォーマット形式

ディスクのフォーマット時にブート形式を指定する必要があるのですが、今のHDDがどの形式でフォーマットされているのかを確認する必要があります。Windows10では、「ディスクの管理」で調べることができます。
・Windowsボタンをクリック
→ディスクの管理 をクリック

ディスクの管理
→下半分のうち、交換するディスクをクリックして、プロパティを選択
→ ボリューム タブ からパーティションのスタイル を確認

ディスクは、MBR(マルチ ブート レコード)か、GPT(GUID パーティション テーブル)のどちらかになっているはずです。

私のPCは、GPT形式でした。

2.移行用に購入するもの

2-1.SSD

SSDはどこでも購入できますが、Amazonでもいいと思います。
注意するのは、事前に調べた容量と接続方式です。
接続方式が合わないとケーブルが合わなかったり、容量が足らなかったりします。
容量は、HDDと同じか、SSHのほうが大きいほうが移行が楽です。

わたしが購入したのはこちらです。
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選ぶときに気を付けたのは以下の2点です。速度とかいろいろ調べたのですが、

・新品であること。
 ⇒SSDはIOの回数が直接寿命なので、メルカリやヤフオクなどでの中古はやめました。
・速度やペンチマークは気にしない
 ⇒HDDに比べればそれなりに早いはず、と思い気にしませんでした。
  速いほうが高いのも事実ですが、HDDに比べれば体感が十分速く感じるはずです。

2-2.データ移行用のケーブル

こちらもAmazonで購入できます。
しっかりしたケース付でもいいのですが、データ移行にしか使わないので、ほぼむき出しのものでも構いません。

ineo USB3.0 2.5" SATA HDD/SSD ハードドライブアダプターケーブル 工具不要 Type-C アダプター付き[T2501V+] Amazonへのリンク

2-3.アダプタ

HDDとSSDの厚さが異なるときに、その差を埋めるものが必要です。
HDD9.5mm、SSDが7mmなので、その分の厚さを埋める必要があります。
この暑さも規格なので、安く売っています!

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2-4.データ移行用ソフト

Youtubeをみても、EaseUS Todo Backup が主流ですね。使い方も簡単です。最新版をダウンロードして使いましょう。

無料版は有償版に比べると、機能が限定されていたり、データ転送速度が遅いようなのですが、何度も使うものではないので、割り切っても大丈夫だと思います。

2-5.その他

なにかあれば、追記します。

3.移行方法

ここから先は、ほかのサイトを見てもらったほうが分かりやすいので、そのサイトをご紹介します。ここではポイントのみです。
【最新版】EaseUS Todo BackupによるクローンSSDの作成方法

3-1.SSDフォーマット

ここで気を付けるのは、フォーマット形式です。MBRかGUIかを最初に調べていますが、ここで使われます。

3-2.データ移行用ソフトインストール

これは、それほど迷うことはなさそうです。

3-3.データ移行

こちらで気を付けるのは、SSD形式に最適化するチェックを入れること。
わすれても大丈夫だとはおもいますが。

3-4.実際につけかえる

ねじをなくさないようにすることですね。
外した場所が分かるように、ねじとその位置が分かるようにしていくといいと思います。

3-5.PC起動で完了!

さぁ、早くなったPCに感動しましょう!
すぐに慣れてしまうかもしれませが、しばらくはその感動が味わえるはずです。

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