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湯舟につかって考えた

お風呂で湯舟に浸かりながら考えた。
世界で湯舟に浸かる人はどれくらいいるのだろうか。

ヨーロッパ旅行したとき、泊まったのはシャワーのみのホテルばかりだった。「湯舟に浸かりたい」と思ったけど、叶わず。

フランスのホームステイ先もシャワーだった。

冬にロンドンを旅した時は、安宿で追い立てられるようにシャワーを浴びて、ひじょうに寒い思いをしたため、友達と「最終日くらいはバスタブのついたホテルに泊まろう」と奮発したのを思い出す。ねこ足のバスタブにときめいたものだ。

また、中国に行った時も、シャワーだった。帰りの飛行機で、短期留学を終えた大学生が「ああ、今夜はやっと湯舟に浸かれる」と呟いていた。

韓国はアカスリの前に湯舟に浸かる風習があるが、家のお風呂はシャワーのみ、という家庭も少なくないようだ。ホームステイ先の家庭では、バスタブは何やら物置きとして使われていた。

お湯に浸かって
アヒルを浮かべたり
ビバノンノンと歌ったりするのは
世界の中で見ると、ほんのひと握りのひとの楽しみなのかもしれない。

いい湯だな。

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