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にがてな体操

朝、テレビを見る人はチャンネルを決めている方が多いのではないだろうか。

わたしは、ZIP!を見ることが多い。

この番組では、7時前、全国放送から、短時間、地方局放送に切り替わる時間帯がある。

昨年、うちの地方の時間帯に毎日流れるようになったのが「ばっちリズム体操」である。幼稚園児がこの歌に合わせて体操する微笑ましいコーナーである。

この体操自体はかなり前からあるが、放送時間帯が変わって、朝の時間帯に流れるようになった。

あさひをサンサンおはようさん
ママのてづくりバランスりょうり
ハミガキごはんあさウンチプー!
ぱっちりおめめでばっちリーズム!
あさのごはんはけんきがでるよ ステキな1日はじまるよ~
1・2・3・4
ぐつすり・ぱっちり・ぱくぱく・プー
からだも・あたまも・ばっちリーズム

中京テレビ ばっちリズム体操(1番)

キャッチーな歌とともに身体を動かし、いつのまにか好ましい生活習慣が身につく、よく考えられた体操だとおもう。

しかし、これが流れるたびに、どうにも次のフレーズにひっかかるのである。

ママのてづくりバランスりょうり

「ママがつくる家庭ばかりじゃないよね?」

「てづくりできない場合もあるよね?」

「かろうじててづくりしてもバランスまでは厳しい場合もあるだろう」

「そもそも、じぶんはできてない」

などと脳内でひとりツッコミをしてしまうのである。

子どもがイキイキ歌い踊ってるいる横で、
「わたし、バッチリじゃなくてすみません」とくちびるを噛むお母さんがいるのではないか?と要らぬ心配をしてしまう。

そんなこんなで
朝から脳が疲れるので、
その時間はチャンネルを変えるか、もうテレビを見るのをやめることにした。

先日久しぶりにその時間にZIP!を見たら、体操を放送しなくなっていた。

なぜそうなったのかは不明だが、
脳の平穏は戻ってきた。

ありがたい。

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