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【葬儀屋さんの雑談】返答に困る言葉No.1は「私のときもよろしくね」


今まで、お葬式関連のマナーなどを書いてきましたが、
今回の【葬儀屋さんの雑談】では、葬儀屋さんあるあるや経験談など
葬儀屋さんエピソードを書こうと思います!

この【葬儀屋さんの雑談】企画は今後も書いて行こうと思うので
何かと嫌煙されがちなエンディング業界に親しみを感じていただけたら嬉しいなと思います。


「返答に困る言葉」


第1回目の今回は、このテーマで書こうと思います!

いろいろとマナーが多い冠婚葬祭業ではタブーな言動も多いものですが、
特に弔事となると、悲しみのセレモニーなので返答に困る事が多いのです。

返答に困る言葉No.1と言っても過言ではないのが、
故人様のご家族様から言われる「私のときも(次も)お願いね!」

そう言っていただけるという事は、
今回のご葬儀に満足していただけたという事。
正直に言えば、ありがとうございます!ご満足いただけて嬉しいです!
とは思うのですが、ただ決して死期を望んでいる訳ではありません

こんな時のリアクションがとても難しいのだと言います。

ご家族様の中には、打ち合わせややり取りを重ねていくうちに担当者と仲良くなり、いろいろと話をしてくださる方も多くいらっしゃいます。
そうやって打ち解けて信頼してくださった結果として、最後にそんな冗談を言っていただいたりするのですが…なんとも返答しにくい。

10年以上働くベテランスタッフたちも、いつも困っちゃうと言っています。


1番多い返答は…


スタッフたちに聞いたところ、1番多い返答としては
「それはまだまだ先の話なので」

言い回しは多少違いつつも、やっぱり次が当分来ないことを願っているという気持ちを表した返答をするスタッフが多かったです。
お気持ちはありがたくても、やっぱりすぐに次が来てほしくはない。
これはもう本心の言葉ですね。

ただ、この言葉を言っていただいた方の雰囲気でも返答は変わるそう。
悲しみの中やっとご葬儀が終わり、満足してほっとして、ぱっと冗談が言えるようになったそのお気持ちは大事にしたい!
ということで、「お約束ですよー!」なんて冗談を返したり、笑いが起こったりという事もあるそうです。

「その頃には腰が曲がっちゃって僕はもう働いてないと思います」
なんて秀逸な返しをしているスタッフも居ました。


そういって貰える会社でありたい


「次もお願いします」そういって貰える満足度の高い葬儀社。
それは、返答に困りつつも誇りに思うところです。

実際に数年経ってご依頼が来るというケースも多く、月に何度かはご依頼が2回目3回目というご家族様だったりします。

担当者たちは、再度ご依頼をいただくと前回より更にご満足いただこう!と燃えるそうで、よりモチベーションが上がるありがたいお話なのです。

返答には困るけど、ずっとそういって貰える葬儀社でありたいなと思う、
そんなお言葉なのでした。





ご葬儀のご依頼、事前相談はお任せください。


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