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カバー音源を作った  Loveはじめました Mr.Children

頭の中で"Loveはじめました"がずっと流れている時期があって、せっかくだから音源作ってみようかな〜と思ったのが11月上旬ごろ。
その後Twitter(X!)で"JPOPカバー祭2023秋"というイベントを見つけたのが11月中頃。

ということで、せっかくなのでいつかぶりにボカロ音源を作ってみるか、ということにしてアップロードしました。



選曲理由

先に頭の中に"Loveはじめました"が流れていたこと。
ボカロ音源にして面白みが出るかなと思ったのは、人間味あふれる愛(Love)を機械であるボーカロイドに歌ってもらう点です。
生きている中で日常に不安・憤り・無関心などなどいろいろもあり、感情は薄れていくけれども、それでもそこにあるLoveを信じてあなたにLoveを歌うという(個人の解釈)この曲を、機械であるVocaloidがLoveとはなんたるやと思って歌うのは面白いかと思って・・・

使用ボーカロイドの選定

 実は古の人間なので、ずっっっっっと前に買ったVY1(Vocaloid2)は持っていたのですが、今の環境ではインストールすらできず・・・PCをwin→Macに環境移行し、時代も進んだので新しい何かを買ってみるかと思ったところ、そういえば声が良いなと思っていた曲を思い出しました。
 4o (ただのCo)さんの「SentO」です。

 この曲がすごく好きだったのでこの声で考えようかと調べたら、基本無料で使えるとのことでVoisona 知声さんを使用することに決定しました。
 実際使ってみて、インストールから特に引っ掛かることなく使用できました。

制作において色々なポイント

オタクなので、早口で捲し立てています。

アレンジについて

 原曲まんまではないアレンジにしたいな〜と思って、軽くコピーした後にCubaseのリズムループをごそごそしていたところ、めっちゃうるさいドラムループを見つけて、それをイントロに投げたら「これだ!」となってしまったので、そこから膨らませてめっちゃうるさいアレンジになりました。
 1番Aメロは原曲を再現しようと思い、編成も近くしています。
 1番Aメロ後半からちょっと様子がおかしくなり、サビも原曲よりうるさくしていき、うるさくなりすぎたなと思ったので↓
 2番Aメロをジャズトリオっぽいアレンジに変えました。
 ジャズピアノとしてはかなりインチキなのですが、ピアノ弾けないなりにはそれっぽくできた気がしています。
 3番Aメロは一度ガッツリテンションを落としました。
 ここで後ろでなっているドクンドクンは、人間の存在をどこかに表現したいと思って、心音を録音していれてみました。
 全然ちゃんと音でないからすごい増幅させてノイズマシマシな音をZ-noiseとEQで処理してそれっぽくしました。
 3番Aメロ後半はまたビートが帰ってきてうるさくなります。ポリリズム入れ込もうかとちょっと悩んだんですが、複雑化しすぎても聞きにくくなるなと思ったので中止、名残でライドシンバルだけ3拍子になっています。
 ラスサビはせっかくなのでコード進行を変更して明るく開放感をだしてみました。
 イントロから引き継がれるリフを少し変更して入れ込んでいるところが気に入っています。埋もれていますが。

歌詞の微調整について

 今回、Voisonaを初めて使用しました。
 歌詞を微変更した部分については、2種類の理由があります。
 1.ボーカルが知声(女性キャラクターと認識している)ということで、 昔付き合ってた"女"を"あいつ"に変更しました。
 2.上記以外の変更箇所は、打ち込みの都合で省略させていただきました。
ずっと前にVY1V2を使ったときは細かい歌詞を使わなかったのですが、今回は結構捲し立てる歌を打ち込むことにしてしまったので、そのまま打ち込んでも全然発音してくれませんでしたので、一部歌詞の本質からずれないだろうと思う範囲で文字を抜き、発音してくれるように調整しました。
 自分の知らない打ち込みのコツなどがきっとあるのだろうと思います、捲し立てるような曲を聞いた記憶たくさんあるし・・・
 ちなみに今回調べて学んだのは全角アポストロフィ。うちのキーボードだとCtrl+Alt+:でした。母音を発音させないで無声音にするために使用します。アポストロフィを真剣に探したの初めてだった。

アコギの音

 1番Aメロと2番Aメロ後半で裏打ちしているアコギ。
 このアコギはラインのエレアコっぽく聞こえる(ててほしい)と思いますが、エレキのライン録音にCubaseのREVerence(IRリバーブ)をかけています。
 REVerenceはImpulse Response(部屋の特性を表現する音源データ)をベースにリバーブを作るため、理論上はキャビネットのIRを入れればキャビネットシミュレータになるし、アコギのIRを入れればアコースティックシミュになるはずと思ったんですよね。
 実際入れてみたところ、オケの中では十分アコギっぽく聞こえるかと思います。
 レイテンシーとかを考えるとIRシミュの何か別のものを入れるか、アコギを自分で弾いたほうが良いです。

ミックス

 今回のミックスは混沌感を出したかったとは自分でも思っていますが、その中でももう少しスッキリさせられたかなとも思っています。
 ボーカルはかなり前に出せたので、そこは良い感じです。
 次はもっとスッキリした編成で良い感じの音源を作ろうかと思っています。

Voisonaの打ち込みについて

 想像はしていたけれど、思ったより負荷がかかりました。
 音声を再合成して再生しているのでそりゃあ結構負荷はかかると思うんですが、歌詞の入れ込み後の再生で毎回プツッとしてしまう。
 4分ちょいの音源で結構大変に感じたのですが、これは何か設定でもっと軽くできるのでしょうか・・・?
 結構アレだったので、仮音源ができた段階で一度Voisonaと2mixだけのプロジェクトを作り、そちらでボーカル部分を仮完成させてからwavで元のプロジェクトに戻してミックスすると言う工程を踏みました。
 つよつよPCならこの処理抜けとかリアルタイムで反映できるのかな・・・?しかし、自分で歌わなくても歌ができていくのは本当にすごい。しかも良い声。
 しかも今度は歌詞を文字で打ち込まなくても、自分の歌唱を取り込んでデータにしてくれるやつも出るらしいですね・・・あれ、って言うことは自分で歌わないといけないのか・・・?あれ・・・?

歌詞動画について

取りまとめはdavinci resolve。
歌詞はKeynoteで入力して透過png画像にしてスライドショー。
背景画像はbing image creatorにそれっぽワードを入力して生成。
気に入っているのは背景画像にカメラシェイクをかけてなんかずっと動いているふうにしたところ。
動画というかグラフィック系のセンスがないからうまいことできるようになりたい。

だれも興味がないだろう機材など

 スペックの話を出したので、
 PC: m1 macbook air 2020
 DAW: Cubase 11
 I/O: UR28M
 ギター: テレキャス系、エフェクトはプラグインのみ
 ほかの楽器は打ち込み

まとめ

 久しぶりにボーカロイド(Voisonaです)を触って、前よりかなりやりやすくなったなぁ、無料!だしなぁと感じました。
 やりたかったことは詰め込めたと思っています。
 また思いついたら何か曲をあげます。
 コメントとかされると嬉しいです!

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