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3/16の記録

7:30起きの予定で結局5:00を過ぎても眠れず。
気付いたら寝ていたけどすぐにアラームが鳴ったような気がする。眠いというよりも怠いという方がしっくりくるような状態で身支度をする。
昨日父の部屋から拝借した赤いストライプのベネトンのシャツを着る。
ホテルを出ていそいそと病院へ向かう。
「朝電話して」
と父が言っていたから電話を3回かけたけど出ず。病室へ着いたらちょっぴり不機嫌そうな父。どうやらしんどいらしい。
会話もちょっと噛み合わない。
「頭が痛い」
と言ってたから、脳に酸素があんまりまわっていなかったのかもしれない。カメラを向けると嫌がられてしまったけど、こっそりカメラで動画まわしておいた。お父さんとの記録をどうしても残しておきたくなってしまうな。
明らかに昨日より元気がなくて、ずっと苦しそうで、目にも力がなくて、直感的になんか長くないんじゃないかなって思ってしまって、今日は心がぐっと抉られた感じで病院を後にした。

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数日ちゃんと眠れてないから感情が不安定なところもあるんだろうけど、病院から駅までのタクシーも、駅で電車を待っている時も、電車に乗った時も、新幹線に乗った時も、ずっと苦しくて。言葉にならないこの気持ちをここに残そうとしても、何も出てこないな。

昨日眠れない中、父親が亡くなっている友人につらつらと心境をLINEをした返事が夕方にきて
「死は自然なことだから。ますみちゃんのお父さんだけが迎える運命じゃないんだからね。」
と言ってくれて、ほんの少しだけ心のざわざわが落ち着いた。そう、自然なことなんだよ。みんな必ず迎えるんだよ。でも、あまりにも心の準備ができていなさすぎて、なんか受け入れたくない気持ちが勝ってしまってここ数日本当に心がしんどい。物理的には父の方が絶対的にしんどいだろうし、きっと死を意識してる父の方がしんどいと思う。何もしてあげられなくて辛くて泣くしかできない自分と、その辛さから逃げたくて仕事を頑張ろうとする自分もなんだかなぁという感じで、部屋で泣きながらこれを書いています。
暗い。実に暗い。
でも今の自分はそんな状態だからしょうがない。

東京に戻ってきて仕事して、仕事してる間は、人といる間はちゃんと気を遣えるからいいんだけど、家に帰って1人の時間を迎えるとなんか色々と考えてしまいますね。
でも考えても仕方ないから、今日はちゃんと寝ようと思う。

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帰り道、歩いてたら桜が咲いてた。春だな。
文字にすると暗いことばかりみたいだけど、ちゃんと人と話せてるし笑えてるしご飯も食べれてるし、普通の生活を送っているからまだまだ大丈夫。
人も物も時間も、失っていくものばかりだけど、だからこそ得られる喜びがあって大事にしないといけないんだろうな〜なんてことを思う。
めそめそしながらも、学び、前に進んではいるつもり。今はとにかく、お父さんが苦しまないでいてほしい、ただそれだけです、

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