そもそも出来高は使える指標なの?


こんにちは、さくです!
前回のローソク足の話では思っていたよりたくさんの方に見ていただけて嬉しかったです。

いいねやRT、コメントいただいた方ありがとうございました😊
まだ読んでないって方はぜひ読んでみてください!


現在、私は出来高に関するnoteを執筆中なのですがそもそもFXにおける出来高は使える指標なのか?ということについて本noteでは考えてみたいと思います。


というのも、出来高について色々と言及するにあたり、あまり使えないという一般的に浸透しているイメージのままでは説得力に欠けると考えたからです。


私の自己満足的な内容になってしまう可能性があるので本当に暇な方だけお付き合いください🤲

では行きます!



株式市場における出来高



一般的に出来高が重視されるのは、株式市場においてです。株式市場では市場に参加しているトレーダー全員が取引所に注文を出すことによって取引が成立する「取引所取引」が行われています。つまり、1つの銘柄に関して全体の出来高を把握することができます。

・株式市場における出来高とは、その銘柄が一定期間に何株の取引が成立したかを表す指標となっている
・出来高が多い場合は、その銘柄に注目が集まりやすく株価が上昇することがある


FX市場における出来高


これに対してFX市場では、中央集権的な取引所がないため、一般的には出来高という概念がありません。
株式市場の「取引所取引」に対して、FX市場では「相対取引」が行われています。相対取引とは、銀行と銀行や取引所とトレーダーといった2者間で完結する取引のことをいいます。

・FX市場における「出来高」とは、ある通貨ペアの取引量のことを指している
・取引量が多い通貨ペアの出来高は、市場の流動性に直結しているため注目されやすい



実際にネットで「FX 出来高」と調べると、FXの出来高はティックボリュームだから実際の取引量とは違うんやで という説明の記事が大量に出てきます。

※ティックボリュームとは?
価格の更新回数を擬似的に出来高として現したもの

ではこのティックボリュームは全く使い物にならないのか?という話になりますが、これに対する私の考えはNOです。

なぜなら1ティックあたりの出来高の差異はあれど、ティックの挙動が激しいほど出来高がある部分(売買の攻防が激しく行われた場所)には変わりないからです。


バイナリーオプションの取引画面です。
画像が同じ通貨ペアのある期間の値動きをそれぞれ表していると仮定して考えてみます。


上の値動きでは更新回数が少なく、値動きが軽い印象を受けます。

下の値動きでは更新回数が多く、レンジから下落トレンドが発生している場面だということが画像から見てとれます。


バイナリーオプション取引をされたことがある方は分かると思いますがこの2つの場面を比較すると右側に表示される価格スケールのボラティリティにかなり差が出ることがあります。



違う場面のドル円でその違いを比較してみると…

スケールの目盛りが0.5pips刻み


スケールの目盛りが1pips刻み

後者の方が同じ期間の値動きであってもボラティリティ(値幅)がある場面になります。

このとき、ボラティリティがある値動きのほうが、より細かな値動きの攻防を観察することができます。


ボラティリティがあるとき
=ティックの挙動が激しいときなので

ティックボリュームも後者の値動きのほうが大きくなることが考えられます。


このことから全体の出来高の総量は分からなくても、意識される価格帯は出来高(ティックボリューム)を見れば分かるということがいえます。

と、かなり私の都合の良い解釈で結論付けたいと思います…笑

今回はこの辺りで🤲

それではまた!


出来高note
→ここにリンクを貼る



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