【FX】出来高とトレンドの話
こんにちは、さくです!
出来高の使い方に関する参考書的なnoteをずっと書こうと思って半年が経過してしまい、このままでは永遠にお蔵入りになってしまう恐れがあるので小分けにして出すことにしました。
前回のおさらい↓
こちらもぜひ↓
前回のnoteで出来高はFXでも使える指標だよ!
ということが分かったところで、次はどのように使えるかを考えていきます。
よくある教科書的な説明は話がややこしくなるだけなのでここでは省略します。
初心者向けの超簡単な要点だけをざっくり説明すると
まずはこの2つだけ押さえておけばOKです。
補足的な説明を加えるとするなら
・出来高がある値動きにだけついていく
→出来高を伴った値動きの方向にエントリーする
出来高のある値動きの方が長く続きやすい
・出来高がない値動きは信用しない
→ローソク足が強くても否定されることが多い・長く続く値動きにはなりにくい
出来高とは、成立した売買の数量のことでした。
買っている人が少なければ上がり続けることはできないし、売られていないのに下がっているのはおかしいって話です。
出来高とトレンド
次に出来高とトレンドの話をしていきます。
トレンドの話になると推進波・修正波という言葉が必ずと言っていいほど出てきます。
出来高はこの2つを見分けるとき、つまりトレンドの判断をするときに重宝します。
これは相場がどのような状況下にあるのかを判断することと同じなので、いわゆる環境認識にもなってきます。
XAU/USD
ゴールドのチャートを例に説明していきます。
さっきの話に戻ると要点は
出来高がある値動きにだけついていくでした。
だとすると、FXではこのように出来高が増加しながら大きく値動きがあるタイミングでポジションを取ることが1番効率的だということが分かります。
そうすると今度は
「それが分かったところでそんな都合いいタイミングでポジション取れねーから苦労してんだろ」
という声が聞こえてきました。
そんな方に朗報です!
なんと為替や指数では1日のうちで出来高が増加するタイミングがほぼ決まっているというとても親切な仕様になっています。
そんなことがあるとすればELEさんのこのツイートの内容にも納得がいくと思います。
では早速いくつか例を挙げながら見ていきます。
USD/JPY
チャートを見ると1日のうち、ほぼ決まった時間に出来高が増減していることが確認できます。
ドル円の場合だと1日で3つの山を作るような出来高のつけ方をしています。
勘のいい方は気がついたと思いますが、ちょうど東京市場・欧州市場・ニューヨーク市場が始まるタイミングとともに出来高が増加し始めていることが分かります。
そして出来高の大きさも
東京市場<欧州市場<ニューヨーク市場
とだんだん大きくなっていることが確認できます。
ドル円のチャートを見るとおおよそ
東京時間 9:00〜
欧州時間 16:00〜
ニューヨーク時間 21:00〜
あたりの時間から出来高が増加し始める
→ピークを過ぎてまた出来高が減少し始める
を繰り返しています。
これを私は勝手に出来高のトレンドと呼んでいます。
この出来高のトレンドを意識することは、効率的に値幅を取れるポジションを取ることを考えるときにかなり手助けになります。
例えば、今日の日足が陰線で確定するというイメージがあるとして東京市場の上昇で反発しそうな水平線まで到達したが出来高が増加し始める欧州時間オープンまでなるべく引きつけてローソク足の確定方向へエントリーしてみようとか、ニューヨークの深夜帯にここから出来高が増加することもなく大きく動くような値動きはなさそうなので目標価格に到達したとしてもノーポジでいようなどといった戦略の1つにもなります。
次にゴールドのチャートを見てみます。
XAU/USD
トレンドが転換する際にはかなりのエネルギーが必要になります。
よって出来高が多い時間帯の方がトレンド転換の節目となっているということがしばしば起こります。
ゴールドのチャートを例に見てみると1日のうちで最も出来高があるニューヨーク市場のいずれかのタイミングで価格が反転していることが分かります。
これらに加えて、水平線やローソク足を駆使することでかなり優位性のあるトレードができるようになるはずです。
まとめ
次回は出来高との親和性が高い水平線の引き方やローソク足について書いてみたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます😊
それではまた!
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