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社会保険労務士試験勉強⑦

こんにちは。きいろいきいろです。

もうすぐ大河ドラマ「いだてん」が終わりますね。
私は毎回楽しみにしていますが、あれは大河ドラマっぽくないというか、もはや大河ドラマじゃないんしょうけど、かなり視聴率が低いみたいですね。
個人的にはNHKは視聴率なんか気にせず経営できるんだから、全然いいと思います。もっとニッチなところを見つけ出して色々チャレンジして放送してほしいですね。

さてこのシリーズももうすぐ終わります。
今回なんとか終わらせたかったのですが次回が最後になりそうです。
大河ドラマ「いだてん」の様に視聴率は低いですが、ニッチなところを攻めてると言い聞かせながら仕上げていきます。


3回目の試験勉強を開始した私はほぼ毎日専門学校に通うようになります。
2回目の時は休みの日は毎回通学してましたが、今回は毎日通ってました。専門学校が開いている時間に間に合うなら残業の時でも通ってた。
例えるなら、皆さんご存じかも知れませんが私が学生時代に彼女の家に毎日遊びに行ってた時くらい足しげく通ってた。
「もう自習室が家なんじゃねーの?」ってくらい通ってた。

そして中2日で講義を受けていって、去年の講師が言っていた問題集を7回転させるというのを続けていきます。
ただ次の講義まで7回は無理なので1週間かけてクリアしていきました。

可視化するとこんな感じで勉強してました。
■が講義を受けた日&問題集1周目、〇が2~7周目
 
 月火水木金土日月火水木金土日月火 
 ■〇〇〇〇〇〇
    ■〇〇〇〇〇〇
       ■〇〇〇〇〇〇
          ■〇〇〇〇〇〇

講義を受けた日は講義3回分の範囲を解く事になりかなりハードでした。
また今年からノートを用意して問題の正誤判定を〇✖で示し、その理由を出来るだけ1行で書いていくというのをやっていたのですが、これがすごい時間がかかります。何回かくじけそうになりました。

そしてこれを1月から文字通り何かに憑りつかれた様にひたすらこなしていきます。(多分ゾーンに入ってた)

すると5月のGW中に一般通学の10月からやっているコースに追い付いてしまい、今度は映像がUPされるのを待つ感じになっていてすごい待ち遠しく思っていたのを覚えています。

でも待ちに待ってUPされる講義はアウトプットメインの講義になっていた上に1週間に2回の講義なので、これまでインプットを中2日で回していた私は何か物足りなく感じてしまう様になっていました。

「もっとたくさんインプットしたい」
「もっと問題を解きたい」
「もっと勉強時間欲しい」
「もっとオラにチカラを!」
って本気で思ってました。

これがゾーンってやつなんでしょうね。
信じられないくらい勉強大好きになってた。
多分この時なら黒子のバスケに出てくるキセキの世代と互角以上の戦いを繰り広げれたと思う。
目からきいろいラインがぴゅーって出てたね。まちがいない。
きいろいきいろですがキセキの世代の中では緑間真太郎が一番好きです。

「人事を尽くして天命を待つ」

緑間真太郎がよく言うセリフです。
才能溢れる天才プレーヤーなのに練習量も半端ないのも好きな所です。

緑間大好きな私は練習量を増やすことを決意します。
私は再度問題集を7周する事にしました。

これをすると問題集合計14周になります。

なぜ新しい問題集を買わなかったかというと
映像講義とテキストと問題集とミニテスト、模擬試験、直前対策がパックになったコースを取っていた私は新しい問題集が必要ならパックに組み込まれているはず。
と思ったから、ただそれだけです。

そして再度取り組んだ問題集ですが7周もやった問題集なので、さすがに問題をサラッと見るだけで〇✖も理由も分かる問題が出てきます。

そんな中で緑間風に
「完全に覚えたのだよ」
「忘れるはずがないのだよ」
「知ってて当たり前なのだよ」
という状態になった問題はボールペンでに2重線を引いて消していきます。

すると次の周にはその問題を飛ばすことになります。
そしてそれを繰り返していくと開いたページ全部が2重線で引かれて解く問題のないページが出てくるのでそのページはホッチキスで閉じて封印していきました。

これが凄い楽しくて、早く問題を確実に解ける様になりたいって思う様になるんです。面白いですね。
そして知っている問題を解く時間のロスを減らす事でさらに勉強スピードが加速していくわけです。
ただ「徴収法」という科目だけは問題が解けても1問も2重線で消さずに置いておきました。(後で理由を述べます)

そんな勉強大好き、緑間大好き「やる気マックスオリックス!」状態の私は去年「D判定」の称号を戴いた別の予備校の模試を受けることにしました。

別の予備校の模試は6月に2回行われ、さらに通学している予備校の模試も受けようとしたのですが仕事の都合で1回分パスせざるを得ず、1回だけ受けて合計3回の模試を受けることになりました。

もうね。はっきり言って「A判定」だったらどうしよう。
勉強のやる気なくなるんじゃないかって不安でしたよ。
だって去年と比べても勉強に取り組む姿勢、質、量が圧倒的に違うんです。
ゾーンに入っている状態の私に勝てるのかね?ってくらい自信満々でした。3ポイントシュートを放った後、すぐ振り返る緑間くらい自信満々でした。

そんな自信満々で受けた模試試験。

さっそく結果いきます。


1回目の模試


「D判定」・・・


2回目の模試


「D判定」・・・


3回目の模試


「D判定」


ちょっと確認したいんですけど、ワンピースの最初の方にゾロがイーストブルーで王下七武海の1人、鷹の目ミホークと戦った時のセリフ覚えています?(多分6巻)

「こんな・・・バカな事があるか・・・!!!」
「そんなわけねェよ・・いくら何でもこんなに遠いわけねェ・・!!!」
「世界がこんなに遠いハズはねェ!!! ・・・・この距離はねェだろう!!」
「この遠さはねェだろう!!!」


マジ惨敗でした。
圧倒的敗北でした。
このゾロ対鷹の目ミホークの戦いを読んでから20年近く経ってから当時理解できなかったゾロのくやしさが分かりました。

もうね。はっきり言って「A判定」だったらどうしよう。
勉強のやる気なくなるんじゃないかって不安でしたよ。
だって去年と比べても勉強に取り組む姿勢、質、量が圧倒的に違うんです。
ゾーンに入っている状態の私に勝てるのかね?ってくらい自信満々でした。3ポイントシュートを放った後、すぐ振り返る緑間くらい自信満々でした。

こんな気持ちでいた自分をぶん殴ってやりたい。
本当に恥ずかしい。
ゾーンとか言ってた自分が恥ずかしい。
緑間には程遠い自分が恥ずかしい。ゴメン真ちゃん。
テメーはただのおっさんだ!
憑りつかれた様に勉強しているだけのただのおっさんだよ!って言いたい。
なにが「人事を尽くして天命を待つ」だよ!部屋に貼ってんじゃねーよ!

色々な恥ずかしい心情が交錯します。
そして自分の頑張りを否定されたようで凄い悔しかったです。
そしてこんな思いに駆られたのが6月末~7月頭くらいです。
試験まで2か月を切った状態なのでこっから対策を練らないといけません。

そこで私は7月と8月のカレンダーを作り、試験日から逆算してプランを立てました。

8月第4週 暗記のみ 問題は解かない
  第3週 実家にこもる
  第2週 法改正・白書
  第1週 直前対策 見直し
7月第4週 健康保険全般
  第3週 労働保険全般
  第2週 テキスト 読み返し
  第1週 模試試験 見直し 

こんな感じでプランを立てたと思います。
問題集も引き続きやってたのですがどうしても苦手な問題があるのでそれをひたすら研究しました。

通勤中は音声ダウンロードのみだったのですが、音声の講師の声しゃがれるくらい聞いてました。その頃には2倍速でも聞き取れるくらい聞きこんでいました。
それでも「D判定」なのです。
7月の第2週のテキストの読み返しの頃から通勤中に音声を聞きながらテキストを読み返すことにしました。

そして全テキストを2周程読み返すことができたですが、かなり収穫がありました。
私は問題集に載っている問題周辺のことは知っているけどあまり問題に出ないところはほとんど分かっていないとに気付いたのです。
2年学校通ってソコかよ!ってなりますがすごい収穫でした。
今まで点と点だったのが繋がったってよく聞くやつを体験できたのです。

例えるなら黒子のバスケで蒼峰がゾーンにはもう1つ扉がある。
そしてそこには何者かが立っていてどうしても扉が開けられない。
ってシーンです。
で、青峰は別の者がそのゾーンの扉を開けるところを目撃します。
青峰は涙を流しながらいいました。
「なんだよ。扉のそばに立ってたのはオメェかよ・・・」
1人ではどうしても開けられない扉をその何者かと一緒に、仲間と一緒に扉を開きゾーンの先に向かうって感動のシーン!

私にとってそれはテキストでした。

仲間がテキストって寂しいですけど、扉の先に行けたのは間違いなくテキストのおかげでした。

そして私が去年の「D判定」の時にすでに言われていた。
「基礎ができていない」って部分はこれだったのです。

テキストを読むって基礎ですよね。
くどいようですが、私のゾーンの先にあったのは最初から貰っていたテキストだったのです。

問題集をほぼ完全にマスターし個々の戦いは強くなっている私はテキストという仲間を得て扉を開き、さらなるゾーンに入り、そのまま夏季休暇は実家に引きこもってインターハイ・・・じゃない本試験へと仕上げていきます。

この実家での精神と時の部屋は閃きばっかりでした。
今はもう覚えていないであろうことをたくさん知っていたと思います。

突然ですが、なぜ試験直前に追い上げずに2週間前から1週間追い上げるのかというと前回のnoteで挙げたと思うのですが、勉強期間と記憶の定着期間は比例するっいうのを個人的に信じてまして、1週間かけて覚えたことが丁度忘れるのが本試験の日になる様にしたかったからです。
記憶のピークをそこに持っていくというのと1週間の間にふと疑問が浮かんだら見直すことが出来ると思っているからです。
また、去年はそんなことを知らずにやっていたのですが結構いい追い上げができていたと感じたので今年もそうしたっていう部分もあります。

そして「徴収法」の問題集だけなぜ2重線で消さなかったかというのも作戦の1つで「徴収法」というのは雇用保険法と労災法の2つの科目に分かれて出題されるからです。

どういうことかというと本試験の択一式は70点満点で

・労基7点+安衛3点の10点満点
・雇用7点+徴収3点の10点満点
・労災7点+徴収3点の10点満点
・労一5点+社一5点の10点満点
・健保10点満点
・厚年10点満点
・国年10点満点

となります。

社会保険労務士の試験は点数が足りないと自動アウトになるので「徴収法」を極めると2科目の自動アウト率を低く出来るのと「徴収法」は問題パターンが少ないので高得点を狙いやすいというのが挙げられます。

そして私は雇用と労災の点数があまりよくありません。
なので本試験1か月前くらいから毎日しつこい位に見直して120%解ける様にした方がいいと考えていたので、「徴収法」の問題集だけ2重線で消さなかったのです。(1か月前からは消していきました)

そんな風にゾーンのさらに先のゾーンに辿り着いた私はひたすら作戦通りに勉強をし「D判定」のトリプルコンボのことを忘れたかの様に再び自信満々に仕上がってました。

そして私は8か月の戦いのラスト。本試験へと立ち向かうのでした。


つづく

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