児童養護施設の入所が決まる

８月末頃、児童相談所の職員さんと面談があった。
その時、子供たちは児童養護施設に一時保護されている状態であったが、施設に正式に入所させたほうがいいのではないかと言われた。それは、一時保護だと子供たちは施設から出ることができないため幼稚園・保育園や小学校に通うことができず、面会等もできないないなど行動が制限されてしまうからという理由だった。

私は退院したら子供たちの一時保護を解除してもらって、また一緒に暮らすつもりでいた。だから、その気持ちを伝えた。
どういう話をしたのかは正直あまり覚えていないのだが、私が何を話しても児相の職員さんの意志が変わることはなかった。話している途中で、この人は話し合いに来たわけじゃない、私を納得させるために来たんだと気づいた。
つらいけど受け入れるしかない。そういう状況だった。

子供たちを施設に入所させるために、書類にサインをした。そうするしかなかった。
でも、私には子供を育てる力はない、母親として失格なんだと言われた気がしてすごくショックだった。

主治医からは離れて暮らしていても心が離れるわけではない、子供との関りは量よりも質が大事だから、仕事柄施設にいる子供たちをたくさん見てきたけど幸せそうな子供もいっぱいいるから大丈夫。
そんな風に言われたけれど、やっぱりすぐには受け入れられなかった。

児相の職員さんとの面会後から体調が急激に悪化した。
しばらくは毎日泣いていた。１日に何度も泣いてしまう日もあった。

その後も体調が悪化するような出来事は続いた。