無闇矢鱈に誰かの背中を押さなくなっという変化をしたとあるコーチの体験談
昨夜、ふと本を読みながら、「そういや大学生の頃、『あなた雑ですね!』と言われたり、『みんながみんな、ぐっちみたいに行動できるわけじゃないんだよ!』ってキレられたりしたことあったな〜」ということを思い出しました。
子供の頃から、ずっとアイデアが勝手気ままに出てきちゃうタイプで、それをやらないと気持ち悪くて寝れなくなるタイプでして、夜遅くまでやり切るまでは、形にするまでは寝れない!と夜更かしして何かを作っている人でした。
そんな気質だから「とりあえずやってみなはれ!行動してから考えなはれ!」がデフォルトの考え方。サントリー創業者の鳥井信治郎さんの「やってみなはれ精神」を知った時は、「やっぱり!そうだよね!やってみないとわかんないよね!」ととても感銘を受けました。
自分の当たり前をみんなにも押し付けているかもしれない恐れが生じる
「とりあえずやってみて、行動したから考えるスタイル」が良いと思っているために、誰にでもそれを無責任に言ってしまうことがあって、すごくぴったりすれば感謝されるけど、すごく嫌がられて嫌われたことも過去たくさんたくさんありました。
こんなことはたくさん言われた今までです。
その度に、
だって楽しそうじゃん!まず小さなことからやってみたらいいのに
やってみないとわからないし、試してみたくならないのかな?
そんなふうにすぐ「やればいいじゃん!」と思ってしまう私がいます。
このかんじが、面白いね!とはまれば仲良くなりますが、無神経だね、とすごく怒られたこともあります。
無自覚に、この軽い感じが誰かを傷つけたり、とても恨まれたりしたりして、知らない間に踏みつけてしまった屍があるんだろうな…と、大人になっても思っていました。
その結果、「これやってみたら!?」と気軽に言えない、これは私の解釈でいっちゃダメなんじゃない?と、ぐるぐるしていました。
だんだん、勝手に思ったことを言うことをやめていました。怒られるのも、嫌われるのももう嫌だったからです。仲良く楽しく、私が我慢すればこの場がやり過ごせられるならわざわざ荒立てない。そういうふうに、無難にすごしていた8年があったことに気づきました。
コーチングという手法で相手のどこを見るかがわかったことで、背中を押すことができるようになった
そんなふうに、ずっと誰かの背中を押すことに躊躇していたのですが、ふと昨夜思うことがありました。
今まで気の向くままに、好き勝手に「いいじゃん!やりなよ!」と無責任に言って、怒られたり不仲になった経験から、誰かの背中を押すことは避けていたのですが、コーチング手法という大人支援のさまざまな理論をしったことで、適切に背中を押せるように変わってきた気がします。
相手をよく見ることを知り、どこに焦点を当てて聴くのかを知り、ちゃんと聴いて提案できるようになってすごく私自身が楽になった感覚があります。
などなど無闇矢鱈にはっぱをかけることから、適切なタイミングで応援することができるようになりました。
今まで無責任だったことが、ちゃんと相手をみて伝えられるようになったんだと思います。
それがコーチングスキルを学んで良かったことかもしれません。
元々の気質が、誰でも彼でも無責任にいいじゃん!と言ってしまいがちだったので、「傾聴する」ことの難しさと大切さを、しみじみ思います。
そして気を抜くと暴走して相手を強引に引っ張り出そうとしてしまうために、理論を学び、失敗を反省し、知らないことを知って、自分自身の研鑽が必要なんだよなと、身に染みて思います。
もう昔みたいに、「あなた雑ですね!」とか「強引だよね!」と人を傷つけて、傷つけられたくないって思っているからかもしれません。
コーチングの学びによって得られた、コーチング手法以外の副産物は、色んな人と関係性を紡ぐスキルが上がったことかもしれません。
数字で見える応援が、日々の励みとなります。一瞬でも、あなたの人生に何かハッピーをお届けできたらこれほど嬉しいことはありません。