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人生が充足する。自分の「好き」と「得意」で小さく始める『ひとりビジネス』のススメ

今までの人生で積み立ててきた好きと得意の種を土に埋めて、水をやって、綺麗な花を咲かせようと育成系ゲームのように仕事を自分で作る「ひとりビジネス」っていいと思いませんか?

「スピードと戦略が勝負を決める」「月収を10倍に上げる」ひとりビジネスにはそういう謳い文句も連想されがちですが、私がやりたいのはそういうことではないのです。

一生忘れない500円を「ひとりビジネス」で作る

ビジネスを始めるというと、新たなスキルを身につけるとか、マネタイズできそうな領域に繰り出すイメージがある。私が言いたい「ひとりビジネス」とはそういう方法ではなく、今まで生きてきた生き様の中に、必ず何かビジネスになる種があるのでそれを活用して小さなひとりで始めるビジネスをやろうよ!というもの。

好きなことなのか、得意なことなのか、興味があることなのか。いまはまだはっきりしなくても、空き時間の全てをここに突っ込んでもいいと思えるような、自分が楽しいと思うことがいいと思う。

「なんかこれが好き。これならずっとやっていたいと思う」その気持ちに焦点を当てて、あの手この手を使って、ビジネスにちょっとづつ育てていく。最初は500円にしかならないかもしれない、1000円にしかならないかもしれない。でもその500円は、給与口座に25日に振り込まれる25万円よりきっと心に響く。一生忘れない500円になる。

そして私は、この「ひとりビジネス」を多くの人に勧めたい。それは、何者かになりたくて苦しんでいた頃の自分に誇れるような、多くの人の役に立つことなんじゃないかと思っている。

なぜそういう考えに至ったかといえば、それは、お店屋さんごっこに夢中だった、私自身の体験に紐付いている。

年商1億の経営者よりも、自分のお店に憧れる

子どもの頃は、お店屋さんごっこが好きだった。ダンボールにりんごやみかんの絵を切り抜いて、「100円」と書いてバーコードっぽい線を書く。大量に作って、「ひとり果物屋さんごっこ」をやっていた。リモコンをバーコードを読み取る白っぽいハンディーに見立てて、本の裏のバーコードをよんで、「ひとり本屋さんごっこ」をやっていた。

幼い頃から、〇〇屋さんになりたかった私は、社会人になっても〇〇屋さんになりたかった。

新卒で入社したリクルートでは、求人広告を作る為にたくさんの社長に会って、創業時の秘話や製品への愛情を聞いて回っていた。そうしているうちに、やっぱり私も〇〇屋さんになりたくなって、衝動が抑えきれずに「自分のジュエリーブランドを作ります!」と会社を辞めた。

でも、ジュエリーブランドを作るなんて簡単ではなくて、うまくいかずその意欲は低下した。でもジュエリー制作は好きだったから、工具や机は全て持ったまま、作業場所は残したままに、しばらく開かずの間になった。熱意を持って座っていた作業机は、少しだけ負の遺産のようになったけど、捨てられずに持っていた。

それから小売業で働いたり、出産したり、コーチングを学んだり色々あったけど、いつかやっぱり〇〇屋さんになりたいという思いは続いていた。

小さい頃から私はずっと〇〇屋さんになりたかった。年商1億の経営者になりたかったわけではなくて、自分で商売をするという〇〇屋さんになりたかった。

15年前は無理でも今ならできる。好きや得意を仕事にすること

今の会社は嫌いじゃない。でもこのまま10年この会社に勤め続ける自分もちょっと違うと思う。今の仕事もできなくはないけど、心が燃え上がる情熱はそれほどない。

自分がやりたいと思うこと、好きなことを仕事にできたら最高だけど、そんなことは私には無理なんだろうな…でもできたらそれは幸せだろうな。

ここしかない。ここを辞めたら、もうどこも雇ってもらえないかもしれない。

今の働き方しかない未来なんて、つまんないし、しんどい。私も、いつか結婚したいし、子どもだって欲しい。こんな働き方をずっとできないよ。

社会人3年目、私がリクルートを辞めようかと思い悩んでいた、25歳のとき、そんなふうに思っていた。たくさんたくさん悩んで、気持ちの半分は、仕事からの逃げもあったけど、好きなことで自分の仕事を作りたいと思って、辞めた。結局、うまくいかなかったけど、こんな気持ちがあった。

あの時から約15年。社会は変わり、働き方も大きく変わっている。今ならできる、ほんの小さな一歩から、好きなことで仕事を作る土壌がある気がする。

友達が増え、好きと得意が増幅する「ひとりビジネス」

色々あって、私は2021年から「コーチング」というスキルを使って、個人向けにコーチングを提供している。20代に頓挫した「彫金」というスキルを使って、『Botova!彫金ワークショップ』と名付けて、対話と制作をみんなで楽しむ場作りをしている。

個人事業主として確定申告もちゃんとしているので、一応ビジネスをしていると言っていい。年商1000万なんて夢のまた夢。というか夢にしているかどうかもわからないけど、遠い先。でも、毎日とても楽しい。

自分の好きと得意を使って、小さく小さく仕事を作り、関わるクライアントさんに「人生が少し楽しくなった」と感謝され、ワークショップに参加した方に「彫金楽しかった!ありがとう!」と言われている。そしてそのありがとうの対価をお金としていただき納税している。

そのお金を使って、娘に絵画教室に通わせて、その先生から紹介してもらった近所の企画展に参加して、また新しい知識を得て、コーチングと彫金ワークショップに還元している。

コーチングを学び始めた大人になってできた仲間が開催するイベントに参加して、また新しい友達ができた。40歳直近になって友達は100人以上増えたと思う。お金はたいして増えてないけど、友達が増えた。

こういう仕事の仕方、いわゆる「ひとりビジネス」は、とても良いものだとお勧めしたい。

「ひとりビジネス」をするとどんないいことがあるか

ここまで推しまくっているのだから、どんないいことがあるのかも触れておきたい。あくまでも、今この時点で私が考えるいいことだから、今後もっと増えると思うが、一旦出してみる。

・自分の好きに価値があることに気づき、満たされる
・やりたい意欲が湧いて、日々の生活に潤いができる
・新しい肩書きがある居場所ができる
・大人になって新しい友達ができる
・信頼できる仲間・パートナーが生まれる
・知りたい・学びたいが生まれて、大人になって学ぶ楽しさを味わえる
・収入が大なり小なり増える
・収入のルートが増えて、未来の万が一に備えたリスクヘッジになる

まだまだ出てきそうだが、こんないいことがある。

自分を活かして他と繋がる、未来の楽しみをつくる働き方

私はずっと何者かになりかたった。〇〇屋さんに憧れて、おままごとをしていた幼少期から、あなたは将来何になるの?と問われ続けた中学生・高校生時代。どの企業に就職すれば良いのだろかと悩み、将来はどうなるのだろう?ここでコケたら人生終わると必死だった就活。

希望する会社に入っても、ここにずっと働き続けることはできない不甲斐ない自分と、やりたいと思って勇気を持って舵を切ったのに、そこでも何者にもなれなかった自分。結婚したら一瞬、居場所ができたけど、すぐにそれだけじゃ足りなくなって、子どもが生まれてお母さんになったけど、それもすぐに足りなくなった。

ずっと何者かになりたくて足掻いてきた。年収数千万も良いなと思うけど、それよりも「私の肩書きは〇〇です」と胸を張って言える方に憧れた。

それは多分、自分の営みを通じて生まれるつながりや安心感を求め続けているからだと思う。

やっと、やっと、この感覚を彷徨い彷徨い、コーチとして彫金ワークショップを主催して、「私の肩書きはコーチでありファリシテーターです」と名乗れることを誇りに思えたこの感覚は「ひとりビジネス」ならではだと思う。

このnoteの内容にたどり着くまでに書き殴ったA3の紙には、そんな長年鬱積した私の思いが詰まっている

「ひとりビジネス」そういう言葉に出会えて嬉しい。

好きなことをリソースにして、自分の足で立つ人を応援する

こんなことをミッションに、これから「ひとりビジネス専門家」と自分で肩書きをつけて、仕事をしてきたい。

一緒にやろう。心がワクワクする「ひとりビジネス」を。自分を活かして他と繋がる、未来の楽しみを今から私と共に、作ってみませんか。

「私もひとりビジネス、始めてみたい!」「ひとりビジネスって何?もっと聞きたい」という方は私と対話しましょう。

どうぞお問い合わせください。


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