今日は「キラキラキャリアが最強最高なのか？」について書いてみたい。

私は新卒でリクルートという会社に入社した。その一瞬3年くらいを文字だけ切り取ると、スムーズなファーストキャリアだった様な気がしている。でも、その3年間はそれはもうボロボロで、企画書の作り方がわからず、いろんな人の資料をみて手探りで作ると気づくと夜中になるし、売り上げメイン先の企業の駐車場で社用車をぶつけ、警察に来てもらうことになったり。（ちなみに社内免停になって、移動が自転車に降格し、はちゃめちゃ広い熊本の街を炎天下の中で自転車を漕いで、熱中症になった…）連日寝不足のまま高速道路をハイスピードで移動していたので、高速道路上は「ぎゃーーーーーー！」と叫びながら寝ないように車を運転していて、何度か眠りの世界に誘われかけてヒヤッとしたことがあったり…と、それはもうドロドロの泥臭い営業をしていた。

ギリッギリのメンタルで毎晩何かしらを理由に泣いていて、その時の記憶はほぼない。（まあもう、15年以上前の話だから普通に覚えていないって話だけど）

もう無理だ！となって、辞めようと決めたら、何を思ったか彫金・ジュエリー制作を始めたりして、それはもうヒッチャカメッチャカ、なんの計画性もなければ積み上げてきたキャリアもなく、職務経歴書を提出しないといけない企業では間違いなく評価されない。

いろんな縁でコーチングを学び始めたときも、CTIジャパンというコーチングスクール二大巨頭の一つに、他を知らずCTI一択で進んだ。そしたらまあ皆さん、ハイキャリアのキラキラキャリアさんばかりな気がして、ここに私はいてもいいのか？と小さく小さくなっていた。日本を代表する銀行の人事さんや、誰でも知っている外資系企業の営業さん、MBAをとって今ITベンチャーで開発してますとか…もう、私のコンプレックスをつきまくる様なキラキラした方々がいっぱいいた。その当時の私は、「ベンチャーな小売店の管理職で今は育休を取っていますが4月から復職します」と言っていたけれど、実際は「創業6年くらいの小売店で食品のバイイングをしたり、店舗で副店長をしていたり、実際に売り場で接客もレジもしていて、育休中で4月から復帰します。1年半ほぼのんびり育児してました」というのが本当のところだった。

つまり何がいいたいかというと、ちっともキラキラハイキャリアじゃない自分がはずかしくて、こんな大したことない私がこんなすごい人の中でコーチングなんてやっていいのか？ここにいていいのか？、という自分から出す声に、すごく葛藤した。

結局、その頃から3年。いろんな諦めと失敗と挫折と、苦々しい感情を経て、キラキラなキャリアを辿っていないけれど、その瞬間瞬間を一生懸命自分なりに選択して、周りにたくさん大好きな人がいて、支えてもらって、自分なりにベストな選択をしてきたんだから、なんら過去を恥じる必要はないじゃないか！いくら過去を振り返ってキラキラを求めたところで、もうどうしようもないのだから、と開き直って、キラキラキャリアから「おもしろキャリア」にしていくことしかないじゃないか！と振り切ることができてきた。

そしてようやく、今まであまりはっきり書けなかったリアルな本当のところのキャリアストーリをかけたのが下のnoteだった。

私は、キラキラキャリアで一流企業でバリバリ働いた経験はない。そしてそうじゃない私がとても恥ずかしくて、ずっとコンプレックスだったりした。でも不思議とこう思ってました！と言えるようになって、こういうストーリーを語れる様になって、「ぐっちさんのコーチングを受けたい！」と言われることが増えた。おもしろキャリアを「面白い！私も一緒だよ！」と思ってくださる方と出会うことができ始めた。

よく考えたら、世界中でいわゆるキラキラキャリアの人はほんのほんの一握りだと思う。それよりも、うまくいかない、今すごく落ち込んでいる、どうしていいかわからない…ちっとも思い通りにならない、苦しい…という方の方が多い。さらにいうと、履歴書上はキラキラに見えるけど、その内情はとんでもなく血みどろで新卒まもない私の様にドロドロかもしれない。

人は、そのドロドロでベトベトでぬるぬるなところに、共感するのかもしれない。その経験をしているからこそ、伴走してほしいと思うのかもしれない。

もし、このnoteを読んでいるコーチングやキャリアカウンセリングなど
誰かと伴走する仕事をしている・しようとしている方で、私と同じように「輝かしいキャリア」「誰もがしっている企業での就労経験」「語れる様なチャレンジングな経験」がなくて、こんな私でいいのだろうか？と思っている方がいたら、そんなあなただからこそ、今までのオリジナルなキャリアストーリーに価値があると私は思いますよ！と伝えたい。あなたの七転八倒、悩みつまづき、立ち直り、それでも今を生きている「おもしろキャリア」にするしかない。

以前の私の様にキラキラっぽくメッキ加工しなくても、せっかく素晴らしいプラチナを持っているのに、あえて金メッキをかけなくてもいい。
プラチナはそのままどこを削り出しても永遠にプラチナなので、そのままを出せばそれが魅力になってきっと誰かがあなたと一緒に前に進みたい！と思う方が現れる。

ちっとも10分で終わらなかった。でも最近、そんなことを思う。人はありのままでプラチナだ。ということだ。おもしろキャリアを描こうよ！という話だった。

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そんなおもしろキャリアの一つの枝葉になるであろう、WSを以下の様にやります！東京・千葉・埼玉にお住まいの方、山手線で日暮里にお越しください！

気になる方はこちらまで
sakaguchi.kayo@sky-coaching.net

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