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プロコーチが伝えるコーチングってそもそも何なの?

このnoteでは最近よく耳にする機会が増えたと言われる「コーチング」について、コーチの立場からコーチングを説明するものです。

来週コーチングを受けることになったんだ!という方、コーチングって最近聞くけど、詳しくわからない方に、ぜひ届いてほしいと思っています。

01:コーチングってそもそも何なのか

コーチ(聴く人)とクライアント(話す人)が、オンラインまたは会議室など雑音や他人の声が入らない静かな環境で、2人で対話すること。

クライアントが話したいテーマ(例:転職したい、今よりもっと良い夫婦関係を築きたいなど)について、守秘義務が守られた環境で思い切り話す/対話することをコーチングと言います。

ちなみに、国際コーチング連盟の定義は、以下です。

思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通して、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライアントのパートナー関係を築くことである。

ー国際コーチングICFの定義ー

対話によって、クライアント自身の気づきを促すプロセスなので、2人の関係性がとても大切です。「2人のチームワークがコーチングの価値」と言ってもいいかもしれません。

02:コーチングを実施する形式

  • 【時間】1回あたり30分〜60分程度

  • 【頻度】2週間〜1か月に1回

  • 【方法】電話やZoomなどオンライン式/または実際にお会いする対面式

  • 【期間】3ヶ月(6回程度)〜1年(24回程度)など様々

コーチングは”セッション”と呼ばれ、1回60分が一般的です。初回60分で、「必ず大きな変化が起きます」と断言できるものではありません。腫瘍を切ったら治った!という外科的手術ではなく、じわじわ効いてくる指圧整骨院のようなものなので、最低でも3回は継続することを強くお勧めします。

03:実施方法

◆オンライン(ZOOM /google meetが主流)
【メリット】
・コーチとクライアントが離れていても受けられる
・日本全国のコーチが選べる、海外在住のコーチも多い
・直前まで仕事や家事ができる
【デメリット】
・生身のコーチの空気感を感じることができない

◆対面(貸会議室/ホテルのラウンジなど)
【メリット】

・直接会ってセッションできるので、スペシャル感が増す
・よりお互いの存在を感じながら、セッションが受けられる
【デメリット】
・会いに行ける距離にいるコーチに限られる(福岡⇄東京は頻繁は難しい)
・コーチング料金がオンラインより値上がりする場合が多い
・移動時間がかかるので1日に割く時間が増える

ちなみに私は、クライアントさんによるリクエストや社内研修では対面もありますが、基本的にオンラインです。場合によっては、画面OFF音声のみの場合もあります。クライアントさんにとってコーチの顔が見えないことや、画面に映った自分の顔が見えないほうが、感情に素直になり、セッションに集中しやすいという声もよくあります。

04:料金

1時間3,000円〜30,000円ぐらいと、コーチによって様々です。エグゼクティブコーチングと呼ばれる経営者向けのセッションでは、60分10〜15万など、聞いたこともあります。それぐらい、コーチによって幅があります。一般的な相場は、60分15,000円ぐらいと言われることが多いです。(※ぐっち調べ)

05:おすすめな環境

オンラインでも対面でも、クライアントさんはご自分自身が集中できる静かな環境を整えてください。スタバなどのお隣との席が近いカフェは、周りの声が気になって、お互い集中できないので、控えたほうが良いです。

オンラインで、家の中で静かな場所が確保できない場合、車の中やお風呂場なども案外おすすめです。音に敏感になるので静かな場所の確保をぜひお願いします。

06:受けられる人

どんな人でも(経営者でも、マネージャーでも、新入社員でも、専業主婦でも学生でも…)自分のことをもっと知りたい、もっとよりよく生きたいと願う人なら誰でもOKです。

※ただし、以下に該当する場合は、事前にご確認・ご相談ください。
■精神的な治療を目的とする場合
コーチングは、カウンセリング、心理療法、心理分析、心の健康ケア、薬物依存の治療に代わるものではありません。心理的なトラウマについて対処したり、改善する様な働きかけはしません。

■セラピーや心理カウンセリング治療を受けている場合
診ていただいている専門の先生に、並行してコーチングを受けることを伝え、その専門家がコーチングを受けるというクライアントの決心について認識している状態であることを事前に確認ください。

07:コンサルティング/カウンセリング/コーチングの違い

  1. コンサルティング:特定の成果を達成することに焦点を当て、目標達成を目指します。コンサルは経験やトレーニング、専門知識を元に、分析・提案を行います。課題問題解決をするサポートと言えます。

  2. カウンセリング:クライアントの過去の問題に焦点を当てて、クライアントの気持ちを整理することを重視したアプローチを行います。ゼロをマイナスに戻すようなサポートと言えます。

  3. コーチング:クライアントの潜在的能力、アイデア、強みを見出し、クライアントが望む生き方やキャリアなど未来の可能性に向けてアプローチを行います。ゼロからプラスの方向に向かうサポートと言えます。課題解決するための専門知識や正解をコーチは一切持っていません。

08:コーチとクライアントの関係性

コーチとクライアントに上下関係・主従関係はなく、対等なパートナーです。ここを明確に宣言します。クライアントが目指す未来に向けて、力を合わせて共に進む伴走者のようなものです。また、コーチには守秘義務があり、許可なく、コーチングで伺ったの話を他人にすることはありません。

コーチングのざっくりまとめ

”心身ともに健康な状態”とされる私たちでも、生きる上で人間関係や仕事・恋愛・育児・介護など、様々な変化ぶつかります。その度に、悩み、立ち止まり、時には動けなくなることもあるでしょう。

例えば、仕事において上司との関係に悩みがあり、友達や同僚に相談したり、家族に相談したりすることもあるでしょう。でも、関係性が近すぎるあまり、余計なアドバイスをされて余計混乱したり、相談したつもりが逆に相談されてしまったり、”抱えている悩み”が解消されないという経験はきっとあると思います。

そういう時に、日常生活で直接関わることのない第三者で、余計なアドバイスや話を乗っ取ったりしないよう特殊な「聴き方」を訓練した人(コーチ)に、お金を払っているからこそじっくり自分に向き合う時間を手に入れて、じっくり自身に向き合って、心の整理をしたり、想像を超えたアイデアを生み出したりする時間が、コーチングセッションです。

最後までお読みいただきありがとうございます。もう少し知りたいという方は、次の「コーチングの効果的な受け方10選」をご覧ください。

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