「シリウス」

秋の始まり更け待ちの月
初めて息をした
空から届けられた旋律は　
覚えてなくても
きっと自分の手で　探しに行くんだろう
誰も知ることない　一つだけの懐かしさ　

風の唄が聞こえる日は　星にも手が届く
シリウスがこぼした光　両手に広がった
風の唄が聞こえたなら　きっと会いに行くよ
銀河のステーションで　待ち合わせの約束　

秋の始まり更け待ちの月
初めて泣いた夜
たくさんの色と星達が
あたしを包んでた
どんな物語作っていくんだろう
これからの続きは　また探しに行くよ　

風の唄が聞こえない日は　星空見つめた
届きそうで届かない　あの遠い星には
風の唄が聞こえない日は　あなたに会いたくて
誰にも話せないこと　涙を星に変えて　

怖いものなんてない　そう思える時が
未来にはあるのかな　信じていたい　

風の唄よ消えないで　耳を澄ましてる
どんなに小さくても　必ず見つけるから
風の唄を口ずさむ　空に手を振って
シリウスがこぼした涙を抱きしめる