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銃器:やさしい銃器入門/№01【現代の小火器 TOP10/第1回】

【はじめに】

よく来ましたね。自称note界の銃器クラスタ、slaughtercultです。
創作物に欠かせない物騒な小道具、それは鉄砲(a.k.a 銃、小火器……etc)。
でも種類が多すぎて良く分からないよ~! なんてこと、ありませんか?

意を決してその手のサイトを開いても、膨大過ぎる情報に目が回る!
結局、何を知りたいのかすら良く分からない! そんな貴方のタメに!
実射経験0! 知識は本とネットだけ! そんな俄かオタクが語ります!

ネットを開けば、鉄砲の情報だって有象無象が収集できるこの情報化社会。
突っ込んだ情報は要らない! 自分が知りたいのは基本的なことなのだ!
そんな貴方に一筋の道標を提示する、俄か鉄砲オタクの銃器コラム!

題して……『初心者のための銃器入門』!(なんとおこがましい題名だ!)
第1回から数回に分けて、有名どころの鉄砲をランキング形式でご紹介!
現実や創作の世界で頻出する、基本的な小火器をおさらいしましょう!


【第1位:AR-15(M16、M4……etc)】

銃種・アサルトライフル/発射方式・フルオート or 3バースト、セミオート
作動方式・DI(ダイレクトインピンジメント)式ロータリーロックボルト*
製造元・Armalite⇒Colt's Manufacturing LLC*/原産国・アメリカ*
口径・5.56mm×45*/装弾数・20、30+1発*/連射速度・分間 700-950発*

*共通のプラットフォームを用いて、口径・銃身長・作動方式も多種多様なクローンが、世界各国・大小様々のメーカーで無数に製造されている。

まさかのトップダウンランキング。最も重要な課題を最初に紹介します。
ランキングTOPは『AR-15』。簡単なようでとても奥の深い沼めいた世界。
特定の銃というより、共通のプラットフォームと言う方が正確な表現です。

共通のプラットフォームとはどういう意味か? 順を追って説明します。
AR-15は混沌の類義語……一種の生態系のような、説明の難しい存在です。
現代型AR-15の先祖で、より原型に近いM16A1ライフルを見てみましょう。

*画像は https://www.colt.com/ から転載されています。
画像の転載は、転載元の転載規約に従って行ってください。

細身の20inバレル、3角型ハンドガード、固定式のキャリングハンドル。
固定式のストック、そして20連マガジン……は、本題とは関係ありません
マガジン・グリップ上部、ハンドル下部を貫く円筒形の線をご覧ください。

ハンドガード根元のリングから、ストックまでを貫く直線が見えますよね?
この全体から見れば容積の小さい円筒部分が、この銃の心臓部です。
この中をピストン状のボルトが往復し、銃から弾を撃ち出しているのです。

*上記の画像は https://fnamerica.com/ から転載されています。
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さぁ、バレルを14.5inまで縮めて、キャリングハンドルも外してみました。
このスタイルは、現在最も人気のあるM4”カービン”と呼ばれる物です。
バレル・ハンドガード・円筒部分・ストックの位置に注目してください。

何も変わりませんよね? この銃を理解する要点は、円筒部分にあります。
円筒部分の正体は『レシーバー』、正確には『アッパーレシーバー』です。
銃口に続くアッパー、ストックに続くローワ2分割レシーバーなのです。

*上記の画像は https://www.olyarms.com/ から転載されています。
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さあ、今度は更にバレルを縮め、11.5inのM4”コマンド”と呼ばれるタイプ。
皆様、「何だよ、どれも同じじゃないか」とお思いになるかも知れません。
全くその通りです。そう思わせる核心が、銃の中央のレシーバーなのです。

トリガーの上に、スイッチめいた物体がついているのが分かりますよね?
これはボルトキャッチと言って、弾が切れた時にボルトを止める部品です。
ボルトキャッチの下で、レシーバーに水平線が走っているのが見えますか?

*上記の画像は www.oberlandarms.com/ から転載されています。
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バレルを更に縮めて8in。もはや拳銃のロングバレルと同レベルです。
2つのピンで結合された上下分割型のレシーバー。そして後方のストック。
基本的な構造は同一で、これがAR-15というプラットフォームなのです。

円筒レシーバーの中で、ボルトが火薬のガス圧に押されて前後運動します。
ストック基部が、円筒部分の後端に直接、接続されているのが見えますか?
バレル、レシーバー、ストックの一直線。この構造を直銃床と呼びます。

ストックの中には、バッファーチューブという重りバネが入っています。
このバッファー構造体が、ガス圧で後退するボルトの反動を受け止めます
基本的なAR-15クローン銃は、これらの共通構造を忠実に踏襲しています。

*画像は www.coltcanada.com/ から転載されています。
画像の転載は、転載元の転載規約に従って行ってください。

上記はLSWといって、M16をオープンボルトに改良した軽機関銃タイプ。
やや見辛いですが、円筒形の上下2分割レシーバー構造は変わりません。
バレルやハンドガードは本題とは無関係、という意味が分かると思います。

*画像は www.gilboa-rifle.silver-shadow.com/ から転載されています。
画像の転載は、転載元の転載規約に従って行ってください。

11.5inバレル、DBR。これは世にも珍しい、水平2連のAR-15クローン。
排莢口から見える窪んだ部品がボルト。後方にはケースデフレクター
ボルトキャッチに注意。マガジンからの弾の動きを想像してください。

――――――――――

というわけで、現代銃の基礎教養……鉄板中の鉄板……AR-15のご紹介です。
突撃銃(アサルトライフル)と言えばこれ! というほど定番の銃ですね。
現代の鉄砲を考える『基準』として、この構造を最初に覚えてください。

この部品に何の意味があるのか? どうしてこの位置に部品があるのか?
弾はどこから入ってどこから出るのか? 銃は弾を撃ったらどうなるのか?
設計は緻密で合理的。部品の配置には機械・人間工学的な意味があります。

正直、基本設計の緻密さに比べれば、作動方式の違いは些細な事です。
DIでもピストンでも、どうだっていいんです。問題はそこじゃないんです。
指の届く場所に、使いたい部品がある。それが最も重要なポイントです!

POLENAR TACTICAL。良い動画ですが、BGMがウルサイのが難点だな(汗)
装填、発射(移動射撃)、マガジン交換と、逐一見せてくれる丁寧な構成。
これはM4コマンド(11.5inchバレル)ですかね? 短くて使い易そうだ。

お分かりになりましたでしょうか? 部品の配置に少しクセがありますね。
車のミッションで例えると、セミAT? ピストルみたいに撃てるライフル。
部品の配置を一度覚えてしまえば、装填と発射がシームレスに行えます。

私はエアガンを持っていないので、具体的な使用感が言及できません(汗)
が……実射動画はそこそこ見てますので、ある程度想像して発言できます。
ともかく使い易い人間に優しい構造が、普及している理由なのでしょう。

5.56mm弾は威力が弱い? 7.62mmAK弾ガー、.308弾ガー、成る程宜しい。
200m以遠では威力が落ち、軽量弾頭は風に煽られ、命中精度も落ちます。
では200mまでの近距離、もっと言えば数10mの市街戦ではどうなるのか?

英文Wikiより抜粋・銃口エネルギーを算出して追記
5.56mm×45『SS109/M855弾薬』62gr弾頭の、バレル長と銃口初速の対比
―――――
508mm(20.0 in)……922 m/s(3,025 ft/s):ME 1,260 ft-lbs
360mm(14.2 in)……866 m/s(2,841 ft/s):ME 1,111 ft-lbs
300mm(11.8 in)……825 m/s(2,707 ft/s):ME 1,009 ft-lbs
(補足:一般的な軍用拳銃のMEは300~400 ft-lbs前後)

大雑把に言って、5.56mmは.44マグナムと同程度の銃口エネルギーです。
銃弾の直接的な破壊力は劣るものの、貫通力と射程距離がそれを補います。
弾の落下量が少ないので、距離によって照準を修正する手間が省けます。

一般論ですが、100mでサイトを合わせ、200mまでサイト修正は不要です。
この特性は、動画中のAR-15にも装着された光学照準器で強化されます。
ドットサイト(光点照準器)を用いれば、アホでも精密に弾が飛ばせます。

口径5.56mm×45、装弾数30発、200m先まで照準を無修正で撃てる性能。
フルオートはもちろん、セミオート限定であっても圧倒的な殺傷力です。
こんな物があったら、拳銃などではとてもじゃないが歯が立ちません。

余談ですが、この銃のご先祖はベトナム戦争の最中に産声を上げました。
問題を抱えつつも、その優秀な性能は戦争を勝利に……導きませんでした。
もはやライフルの性能で、戦況が覆るような時代ではありませんでした。

そして現代。特にM4カービンは、手頃なサイズで一般に普及しています。
当然、犯罪者にも。乱射魔のAR-15が、皮肉にも自国民に牙を剥きます。
使い勝手のいい銃が欲しいのは犯罪者も同じ。銃に罪は無いんですけどね。


【第2位:AK(AK47、AKM、AK74……etc)】

銃種・アサルトライフル/発射方式・フルオート、セミオート
作動方式:ロングストロークピストン&ロータリーロッキングボルト
製造元・Izhmash⇒Kalashnikov*/原産国・ロシア*
口径・7.62mm×39 ほか/装弾数・30+1発/連射速度・分間 600発

*共通のプラットフォームを用いて、口径・銃身長の違う、独自改良されたクローンが、世界各国・大小様々のメーカーで無数に製造されている。

はい。1位にAR-15が来たからには、もう2位はお分かりですね?(笑)
通称AK、Автомат Калашникова(Kalashnikov Assault Rifle)です。
AR-15と並び……いやそれ以上に普及している、アサルトライフルの象徴

AR-15と異なるのは、作動方式まで踏み込んだ改良が殆ど存在しない点。
生産性・機械的剛性を重視して、人間工学的には割り切った構造です。
クローン銃も、言い方を悪くすれば外面をとっかえひっかえした物ばかり。

*上記の画像は https://www.zastava-arms.rs/ から転載されています。
画像の転載は、転載元の転載規約に従って行ってください。

このスタイルはAKMといって、先祖のAK47にかなり近い改良モデルです。
口径7.62mm×39、415mm(16.3inch)バレルが一つの基本的なスタイル。
銃に関心が無い人でも、この形を一度は目にしたことがあるのでは?

銃の中央にある台形の穴と、段差のある銀色の部品に注目してください。
穴は排莢口、銀色の部品はボルトです。ボルトはハンドル一体型です。
バレルの軸線と、ボルトの位置が上下でズレるのが見えますでしょうか?

*上記の画像はhttps://ak.kalashnikovgroup.ru/から転載されています。
画像の転載は、転載元の転載規約に従って行ってください。

翻って、ロシア軍の現用・改良型、AK74M。外観は殆ど同じですね。
バレル長も同一ですが、固定式に見えるストックは側面に折り畳めます。
小口径化でパワーダウンしたので、銃としては撃ちやすくなっています。

排莢口の後ろについている、板状の部品は一体何だ? と思われますか。
これは安全装置を兼ねて、セミオート・フルオートを切り替える部品。
名前はセレクターAR-15の場合は、グリップ直上の小さなスイッチです。

*上記の画像は fabrykabroni.pl/ から転載されています。
画像の転載は、転載元の転載規約に従って行ってください。

AKSU74の近代化版クローン。口径5.56mm×45、235mm(9.25in)バレル。
この銃は、厳密には民間向けのセミオート銃なのですが……(本当かよ?)
構造的にはフルオートが無いだけで、機能的には軍用版と相違ありません。

上記の銃に特筆すべき改良点は、ストックが直銃床に限りなく近いこと。
ハンドガード周囲や上部に、アクセサリーレールも増設されていますね。
ストック根元、レシーバー後端から突き出す爪のような部品が見えますか?

AKという銃は、AR-15とは異なり分割型のレシーバー構造ではありません。
代わりにセレクターや排莢口上部に巨大な蓋を被せ、爪で固定しています。
蓋を外せば、機関部が露出します。因みに外した状態で射撃もできます(笑)

*上記の画像は romarm.ro/ から転載されています。
画像の転載は、転載元の転載規約に従って行ってください。

RPK。口径7.62mm、590mm(23.23in)バレルと二脚(バイポッド)装備。
AR-15に対するLSWと同じ、軽機関銃タイプ。但しクローズドボルト仕様。
ドラムマガジンは装弾数75発。通常の30連AKマガジンも使用できます。

AR-15を見ていただいた時と同様ですが、派生型の構造の差異は僅かです。
レシーバーだけを見れば、銃種を見間違えてもおかしくありません。
共通のプラットフォームという概念は、こういう意味であるわけです。

*上記の画像は https://iwi.net/ から転載されています。
画像の転載は、転載元の転載規約に従って行ってください。

GALIL SNIPER。口径7.62mm×51、584mm(22.99in)バレルの狙撃銃
PSLと同じく、この銃はAKアクションかつボルトキャッチもありません。
但しGALIL系共通の特徴として、グリップ上にセレクターを備えています。

GALILでも、近代化版のACEは左側にコッキングハンドルがあるんですが。
この銃では、見ての通り左側面はツライチ。AKは基本的に全部これです。
トリガー上部の横目状の板金は、折り畳みストックの固定器具でしょう。

*上記の画像は www.swissarms.ch/ から転載されています。
画像の転載は、転載元の転載規約に従って行ってください。

異 物 混 入。山の民の魔改造の行きつく果て。どうしてこうなった。
前回も見たからもういいよって、そう言わないで付き合ってくださいよ。
SG550。口径5.56mm×45、540mm(21.26in)バレルの、AK最終進化系

ストック位置の変更、2分割レシーバー化、ガスポート位置の大幅な前進。
セレクター位置の最適化、排莢口の最小化と枚挙に暇が無い改造ぶり。
プレス鉄板レシーバーロングストロークピストン構造は、AKの血筋です。

無理筋の主張でしょうか? レシーバーの位置関係を改めてご覧ください。
ボルトハンドルと排莢口の位置、明らかに銃身軸線から上振れていますね。
よってこれはAK。ボルトキャッチもついてるけどAK。いいですね?

―――――

はい、以上AKでした。見ればわかるでしょ? 説明しなきゃダメ?(笑)
特徴は、製造公差を意図的に広く取り、動作性に余裕を持たせた構造。
巨大なセレクターが銃の右側に生えてて……設計思想の違いが窺えますね。

銃なんて動けばいいんだよ! という具合で、人間工学とは正反対の構造。
改良しているモデルもありますが、基本的にボルトキャッチもありません。
命中精度はそこそこ。とにかく数を揃えること先行の安価な設計です。

旧共産圏ではポーランド、ブルガリア、ルーマニア辺りのクローンが有名。
セルビア、中国、フィンランドは、かつてアメリカにも輸出していました。
正規品、コピー品含めとにかく数が多い! 本当にやりたい放題だよ!

POLENAR TACTICAL。なぜ、最初に装填する部分を見せないのか(憤怒)
このAKはカスタム品ですね……疑似ホールドオープン機能も組み込んでる?
AKのマガジン交換⇒初弾コッキングは、いつ見てもやり辛そうですねぇ。

AR-15と比べると、覚える操作手順が少ない……利点と言えば利点です。
車で例えれば、トルコンの3速AT? スムーズに扱うには限界があります。
お助け機能は限定的なので、使い手の習熟とある程度の妥協が必要かと。

AK(と同時代の銃たち)は、マガジン装填のクセを覚えねばなりません。
上掲の動画の通り、前側から「引っかけて」、後ろ側を「はめ込む」。
AR-15はマガジンを下から「押し込む」だけなので、やり易いですね。

他にも、フロント/リアサイトの距離が近い(改善している銃もあり)。
反動が強い(7.62mm弾の場合)。重い(レシーバーも鉄製なので)。
命中精度が悪い(弾、銃による)。拡張性が悪い(部品を後づけで改善)。

AR派とAK派の言い争いで頻出する意見。対立煽りではないですよ?(笑)
半面、AK派が胸を張って主張する事実が……7.62mm×39は威力が高い!
本当でしょうか? 興味深い実験がありますので、確かめてみましょう。

DEFENCIVE POPULANCEより抜粋・銃口エネルギーを算出して追記
7.62mm×39『旧ユーゴ払下弾薬』124gr弾頭の、バレル長と銃口初速の対比
―――――
414mm(16.3 in)……724 m/s(2,380 ft/s):ME 1,560 ft-lbs
318mm(12.5 in)……684 m/s(2,251 ft/s):ME 1,395 ft-lbs
292mm(11.5 in)……662 m/s(2,177 ft/s):ME 1,305 ft-lbs
―――――
(補足:近似値のバレル長にて、5.56mm×45弾のMEと比較検討)
420mm(16.5 in)……892 m/s(2,927 ft/s):ME 1,180 ft-lbs
330mm(13.0 in)……843 m/s(2,766 ft/s):ME 1,054 ft-lbs
300mm(11.8 in)……825 m/s(2,707 ft/s):ME 1,009 ft-lbs

ご覧の結果に。5.56mm 62gr弾と比べ、拳銃弾1発分ほどMEが強いですね。
大雑把に言って、デザートイーグルで有名な.50A.E.と同程度のMEです。
とはいえ弾のサイズが全く異なるので、例えを鵜呑みにしないでください。

7.62mm×39弾の最大の難点は、遠射が効かないションベン弾という事実。
100yd(91m)にゼロ点を合わせた実験がありますので、見てみましょう。
弾道落差、飛距離による残存速度を併記し、MEを追記してみました。

☆5.56mm×45 Hornady 62gr FMJ Black(バレル長不明。20in?)
0yd(0m):±0:3,050 fp/s:ME 1,281 ft-lbs
100yd(91m):±0:2,700 fp/s:ME 1,004 ft-lbs
200yd(183m):-2.5in(64mm):2,400 fp/s:ME 793 ft-lbs
300yd(274m):-11.5in(292mm):2,100 fp/s:ME 607 ft-lbs
―――――
★7.62mm×39 TulAmmo 122gr FMJ(バレル長不明。16.3in?)
0yd(0m):±0:2,350 fp/s:ME 1,496 ft-lbs
100yd(91m):±0:2,100 fp/s:ME 1,195 ft-lbs
200yd(183m):-7in(178mm):1,750 fp/s:ME 830 ft-lbs
300yd(274m):-25in(635mm):1,500 fp/s:ME 610 ft-lbs

これは酷い。300yd先のMEが同等にも関わらず、弾道落差は倍以上です。
私も驚きました。まさか、残存MEがこれほど拮抗するとは思ってなかった。
しかし300yd飛んだ先でも、.357マグナム程度の威力……ライフル恐るべし。

これで、AKは近距離専門という説が、また一つ証明されてしまいました。
とはいえ、旧共産圏・アフリカ諸国を筆頭に、普及度は名実ともに世界一。
民生品の普及するアメリカでも、AR-15と並び犯罪に多用されてきました。

AKとAR-15。冷戦時代は幾度となく、敵味方で向き合ってきた稀代の銘銃。
冷戦終結後、貧困国の軍需企業の外貨稼ぎで、盛んに売り捌かれています。
銃口の先に居る者を考えると、祈らずにはいられません……平和が一番だ。


【閑話休題】

さて。「やさしい銃器入門」ランキングの第1回はこれでおしまいです。
何と……TOP10のうち、1位と2位しか紹介していないではないか!?
ああ、石を投げないで! AR-15とAKはそれだけ重要度MAXだったの!

長文、数字、飛び交う専門用語の雨霰でしたが、皆様は大丈夫でしたか?
具体的な数字の根拠を示しつつ、なるだけ分かり易く書いてみた次第です。
情報密度の濃いので、後からまたいつでも読み返してみてくださいね☆

最後に、ランキングを飾った2種類の銃たちの対決動画を置いていきます。
少し長い動画ですが、2つの特徴の違いが分かり易いのでオススメですよ。
1つ目はフルオート、2つ目は訓練形式です。時間のある方はどうぞ~☆



【皆様、長文乱文をここまでお読みいただき、本当にお疲れ様でした】
【皆様の銃器に対する理解が深まり、創作の糧となることを期待して】
【やさしい銃器入門/№01 現代の小火器 TOP10/第1回 終わり】

From: slaughtercult
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SEE YOU NEXT TIME!

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